【映画】『キャッチアウェーブ』三浦春馬初主演映画に感動！【ネタバレ・感想】

映画『キャッチアウェーブ』。

夏休みに湘南を訪れた高校生男子３人が、サーフィンと出会い、少しだけ大人なる姿が描かれる青春映画。

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初々しくてひたむきで真っ直ぐな男の子の役は、まさにはまり役です。
なんて素敵な青春の１ページなのだろう。

でも、そのあまりの眩しさに観ているのがつらくなり、途中何度か止めながらやっと観ました。

この映画のこんなところが好き、ここが残念、またこの作品での三浦春馬について書いていきます。

キャッチアウェーブ

キャッチアウェーブ

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作品情報

製作年度	2006年
上映時間	116分
監督	高橋伸之
キャスト	佐々木大洋（三浦春馬）小林誠人（木村了）田口浩輔（濱田岳）ジュリア（加藤ローサ）デューク川原（竹中直人）マーク（坂口憲二）ジュリアの母（とよた真帆）ニック（三船力也）貴子（高樹沙耶）

予告

www.youtube.com

引用元）https://www.youtube.com/watch?v=mEgdXxv4DmQ&t=46s

好きなところ・かわいい少年たち・それを見守るおとなたち

大洋（三浦春馬）、小林（木村了）、田口（濱田岳）の３人は夏休みを利用して、田口の実家の別荘がある湘南を訪れます。

すごい別荘で大喜びするものの、鍵をなくして中に入れないことに気づき愕然。
浜辺で鍵を探しますが見つからず呆然としている３人は、怪しい雰囲気だけど実はサーフショップのオーナーのデューク川原（竹中直人）と出会います。

そしてサーフィンに憧れる３人は、デュークのショップで住み込みで働きながらサーフィンを教えてもらうことに。

やがて手伝いにも慣れてきて、体が動くようになった彼らをデュークは海に連れて行きます。

海を愛し、自然を愛する。
その気持ちを胸にルールを学び、３人は少しずつ海に慣れていく。
大洋は、デュークの店の客で、サーファーのジュリア（加藤ローサ）と親しくなります。

デートのてほどき

そして恋心を寄せるジュリアから映画に誘われる大洋。
初めてのデートです。

だけどその日、デュークは大洋をよびつけて「おつかい」に行かせようとします。
大洋はこれから、ジュリアとの約束があるのに。

「今から、ぼく……」と、もじもじしながら、約束があることを切り出す大洋。

デュークは大洋の会話をぶった斬り「やかましい！　これから映画に行きなさい！」

その「おつかい」は、ジュリアンと映画を観に行く「おつかい」で、大洋とジュリアの約束を見ていたデュークの粋な計らいでした。

一万円札を渡して「女の子に払わせちゃダメだ」と言うことろもよかった。

今は割り勘が当たり前なのかもしれないし、ジェンダーギャップとか言われてしまうのかもしれないけど、でも、こういうことを教える大人の存在って大切だと私は思う。

２人で食事をしにファストフードで会計をするとき、一緒に僕が払うといって嬉しそうなジュリアの表情もかわいかった。

デュークの過去

デュークは見ず知らずの少年を店に住み込みで働かせえサーフィンを教えます。
一見して変なおじさんのデュークですが、実は伝説のサーファー。

バーのマネージャーのマーク（坂口憲二）は、サーファーのやさしいお兄さん。
そんなマークから、デュークが息子を亡くしたショックでサーフィンを引退したことを聞かされます。

普段は変なことばかりやっているデュークでしたが、生きていたら同じ年齢になっていた息子の面影を、大洋たちに見ていたのでした。

大人が子供に向ける愛情と、彼らが大人の気持ちを窺い知ることで、絆が深まる場面です。

闘うことで大人になれる、のかもしれない？

デュークの指導で、海でのルールやサーフィンについて学ぶ、大洋、小林、田口の３人。
波にのまれつつ、だんだん海の男らしくなっていきます。

兼ねてから横須賀のキャンプのマナーを守らない少年サーファーたちが、ジュリアと一緒にいる大洋を妬み、色々と妨害していました。

ジュリアは彼らを嫌い、関わらないでと語気を強めますが、彼らはしつこくてちょくちょく現れます。

あるとき、大洋とジュリアが一緒にいるところで、連中が大洋に襲いかかります。
さらに彼らは、田口のサーフィンを妨害して怪我を追わせてしまう。

怒った大洋は彼らに立ち向かい、言うのです。

「台風の海でサーフィンをして、自分が波に乗ることができたら、鵠沼とジュリアンに今後は近づくな」（カッコいい！！）

危険だからとジュリアは怒りますが、大洋は闘う気満々。
ジュリアが止めるように無意味な闘いなのに。

そのことで一度は喧嘩したジュリアと大洋ですが、ジュリアは宝物のネックレスを大洋にかけます。

それには理由がありました。

残念なところ・急展開しすぎ

台風の海はとても危険。
だけど人を平気で傷つける連中が許せないと言う大洋。
ジュリアは大洋の勝負を強く止めます。
気まずくなる二人。

けれどジュリアは、宝物のネックレスを渡して涙ぐみます。
その理由は、父親の仕事の関係で２日後にハワイ引っ越すことが急に決まったから。

急すぎます。

いくらなんでも急。

そして闘いの日。
秋が近づく海は荒れている。
不良サーファーのニックと大洋は波に向かう。

ジュリアは必死に止めますが、デュークとマークは陰で男の闘いを見守っています。

……それは違うと思う。

全力で止めた方がいい。

結局、波にのまれたニックと大洋を、デュークとマークが無事に救出するのですが……。

後半は色々無理がある展開ですけど、爽やかだからそれでいいか。

ネタバレ・キラキラのキスシーン

結果的にはどちらも無事でしたが、大洋は自然を甘くみていたこと、自然へのリスペクトが欠けていたと叱られてしまいます。

小林くんが、デュークに言います。

「大人のなかにも信用できる人がいるってわかった」

そんな言葉にデュークは

「それはたぶん、夏のせいでお前たちが少し大人になっただけ」

と答えます。

なかなか粋な会話です。

ハワイへと旅立つジュリア。
大洋とジュリアの別れのキスシーンは爽やか。
まるで中学生みたいでかわいい。

再会を誓う大洋。
さて、どうなるのでしょう。

三浦春馬について

高校生のひと夏の経験を描いていますが、生々しさはなく終始爽やかです。

仲間との友情、理解ある大人との出会い、かわいい女の子との恋。
そして何より、サーフィンと自然との付き合い方を学ぶ。

映画が始まってすぐ、江ノ電に揺られる三浦春馬は、あまりにあどけなくて、まだ声がわりもしていない頼りなげな少年でした。
この子、この先大丈夫なのかなと心配になってしまうほど。

それがストーリーが進むうちに、カッコいい男の子になっていく。

せかほしで、ノースショアのビッグウェーブが人生の財産と語っていた三浦春馬さん🏄‍♂️ハワイのノースショア美しいです✨#三浦春馬　 #キャッチアウェーブ　 #Catchawave #佐々木大洋　 #15歳 #ハワイ　 #ノースショア　 #ビッグウェーブ　 #せかほし　 #世界はほしいモノにあふれてる #映画の撮影 pic.twitter.com/J6IjpWjqiZ
— りぃ (@Beautiful_ama) August 18, 2020

三浦春馬、記念すべき初主演映画『キャッチ　ア　ウェーブ』(2006)湘南の海、サーフィンを軸に高校生3人組のひと夏の経験。まだあどけない三浦春馬がかわいい。時折り見えるキラキラ感すでに。濱田岳、木村了、加藤ローサ、竹中直人、坂口憲二他。 pic.twitter.com/Yzjt2qKsL4
— ROTA (@rotarozarinda) September 7, 2020

眩しい成長ぶりを見せてゆくのですが、これも役者として計算済み（と言ってしまうと言葉が悪いけど）な演技であることに気づかされ、一本取られた気持ちになります。

清々しいヤラれた感です。

映画を観ていて、こんなに素敵な男の子がもういないなんてと、現実に戻ってはつらくなり、また竹中直人との会話に泣けてしまうことがあって、２時間の映画を見終えるのにすごく時間がかかってしまいました。

この映画がきっかけでサーフィンを始めて、ずっと続けてきたんですよね。

www.cinemacafe.net

あと鍵を失くして結局中には入れない田口の豪華別荘は「開運！なんでも鑑定団」に鑑定士として出演している、ブリキのおもちゃ博物館の館長、北原照久さんのご自宅。

japanese-embroidery.com

まだ観ていない方は、ぜひ。
あと、エンドロールで止めないでね。最後まで観て。

Def Techのエンディングもカッコいい。

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