キレイなトイレ調査研究所

外出先で使えるキレイで安心トイレの調査をやってるブログ。おすすめ商品や心の保ち方、映画レビューなどを書いてます。

【映画】上野樹里・三浦春馬『奈緒子』一度は見て欲しい【ネタバレ・感想】

こんにちは。

映画『奈緒子』は2008年に上映された、上野樹里三浦春馬が共演した作品です
ネタバレ・感想、好きなシーンや、イマイチだと感じたところについて、書いていこうと思います。

 

奈緒

 

f:id:noji_rei:20200803210953j:plain

作品情報

 

公開年度

2008年

上映時間

120分

監督

古厩智之

キャスト

・篠宮奈緒子(上野樹里
壱岐雄介(三浦春馬
・西浦天宣(笑福亭鶴瓶
・古澤結希(佐津川愛美
・奥田公康(柄本時生
・黒田晋(綾野剛

 

予告

 

www.youtube.com

 

よかったところ・原作のイメージを裏切らない


長崎県 波切島を観光で訪れた12歳の篠宮奈緒子は、あやまって海に転落し、壱岐(いき)雄介の父、健介に救出されますが、それが原因で健介は亡くなってしまう。
10歳だった壱岐雄介(いき・ゆうすけ)は、父の死を奈緒子のせいだと責め、奈緒子は責任を感じます。

 

成長して高校生になった雄介と奈緒子は、陸上の記録会で再会します。雄介はもう忘れたと言いながらも奈緒子に対してギクシャクしてしまう。
2人のことを知った雄介のチーム監督の西浦は、奈緒子を波切島に呼び寄せます。

雄介は日本海の疾風(かぜ)と呼ばれる天才ランナーに成長して、駅伝の優勝候補として注目されている。
けれど
駅伝は雄介1人で走るものじゃない、タスキを繋ぐ競技だからチームワークが求められる。波切島陸上部が駅伝で走り抜くことでの成長と、西浦監督の雄介たちへの想い。そして奈緒子への複雑な思いを雄介はどのように乗り越えていくか。
その辺りが見所です。

 

 

 


奈緒子』の原作は漫画です。

壱岐雄介は自然の中で暮らす、マイペースで無愛想だけど凛々しい少年。そんな雄介を三浦春馬は雄介をとても上手に演じている。
18歳の三浦春馬は、あどけなさを残していてキラキラと眩しい。

奈緒子の真面目な女子高生の姿も原作どおりです。本当いい感じに似せていて、流石だなと感心です。自分のせいで人が亡くなっている、心の闇も感じさせていました。

上野樹里三浦春馬という演技に定評のある2人だからこそ、安心して物語の世界に浸ることができます。

波切島高校陸上部の西浦監督を演じるのは笑福亭鶴瓶。これはイメージと違う(笑)

雄介のライバル、黒田を演じるのは綾野剛ですがランナーという雰囲気は出ていませんでしたね。雄介の仲間ですぐに転倒してしまう奥田は、柄本時生が演じています。

 

印象に残った場面・給水シーン


雄介を見るために大会を訪れた奈緒子は、部員が少ないのを理由に、先頭を走る雄介の給水係を頼まれます。
やがて現れる雄介は奈緒子の姿に驚き、食い入るように見つめるだけで、水を受け取ろうとしない。
奈緒子は一生懸命に雄介を追いますが、雄介は水を取らずに走り去ってしまう。


雄介の目はしっかり奈緒子を捉えていて、そこに恨みのような厳しい感情は窺えない。むしろどう扱っていいのかわからない、戸惑いと切なさが感じられました。
あんな表情ができる俳優は、きっとそんなにいないと思います。

奈緒子もまるで失恋したかのように、放心状態で雄介を見送り、
ペットボトルが手から滑り落ち、アスファルトの上に水が流れていく。

台詞のない2人の視線だけが絡む短い場面ですが、雄介と奈緒子の関係や考えていることすべてが凝縮されているようでした。
演技を超えた演技、絶対おすすめの場面です。

ネタバレ感想・連ドラで見たかった


波切島という架空の島を舞台にした(壱岐島がモデル)ランナーの話。
走る場面が多くて派手さはないのですが、子供から大人になるまでの成長物語にもなっています。


原作の「奈緒子」は、全33巻・新連載全6巻と長い。
タイトルになっていますが、そのわりに奈緒子自身はあまり登場しません。
映画では全く登場しませんが、原作では雄介の家族が大きい存在になっています。

雄介の父、壱岐健介はやはり伝説のランナーでした。雄介は父を尊敬してることもあって、父が亡くなったのは奈緒子のせいと、奈緒子に強い怒りを抱いています。
でも雄介の母は、雄介のためにも恨みの感情を捨てることを願っていて、それは母親が看護婦長の職に就いていることも影響しているかもしれない。

雄介の兄の大介はとても優秀なのですが、大介は奈緒子に一目惚れ。奈緒子は雄介に心惹かれている。雄介も……と青春の複雑な展開もあります。

この話を2時間の映画で表現するのは無理なので、西浦監督と駅伝のエピソードを中心にまとめていますが、いい台詞やシーンを削ることになってしまい、あまりにコンパクトで、かつ尻切れなラストは残念に思えました。

また私は、原作を読んでいるので概要がつかめますが、漫画を読んでいない人には説明が足りないところが多いようにも感じました。
なので『奈緒子』を見るとしたら、全巻でなくてもいいので、漫画を読んでから映画を見てほしいなと思います。

 



このキャストで連続ドラマとして放送していたら、きっといい話になったに違いない。
そう考えましたが、時の流れはには抗えません。あらゆる意味でこの作品の出演者たちは今はもう映画の中にしか存在しない。そのことを考えると切なくなりました。

 

さいごに

 
人が変わっていくのは生きている証です。
奈緒子』を見ていると高校生役を演じた役者たちが、若手から大人の俳優へと成長しているのを実感できました。

きっと三浦春馬のことがなかったら、私はこの映画を見なかったと思います。見てよかった。壱岐雄介としての彼は本当に美しいまま、物語の中に存在していました。

役者を辞めたいと思いながら、それでもぎりぎりまで続けてきた。
喜びもあったのか、つらい気持ちだけで続けてきたのか、本当のことはわからない。
ただ命がけで残したかもしれない爪跡を、せめて見つめ続けることが、唯一残された者の使命なように思えました。

今すぐではなくても、いつか一度は見て欲しい映画です。

 ▼まとめもあります。

noji-rei.hatenablog.com

 

 

 

noji-rei.hatenablog.com

  

上野樹里のコメントも心に響きました。

www.excite.co.jp


それではまた。
のじれいか でした。