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【映画】『ネガティブハッピー・チェンソーエッヂ』三浦春馬よ、青春は一直線だ!【ネタバレ・感想】

映画『ネガティブハッピー・チェンソーエッヂ』は、
謎のチェーンソー男と闘う女子高生と、彼女を応援する男子高校生の話です。

冷めているようで、実はめちゃくちゃ葛藤している青春が描かれます。 
個人的にはかなり感動した映画。
これは本当に観てよかった。

 

 

 

ネガティブハッピー・チェンソーエッヂ

 

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作品情報

 

製作年度

2007年

上映時間

119分

監督

青山真治

キャスト

・山本陽介(市原隼人)

・雪崎絵理(関めぐみ)

・渡辺(浅利陽介)

・能登(三浦春馬)

・加藤先生(板尾創路)

・下宿のお姉さん(野波麻帆)

 

三浦春馬はそれほど出てくるわけではないけれど、とても大切な役。劇中歌もうたっています

予告

 

www.youtube.com

 

好きなところ・美しい青春


だらだらと目的もなく過ごしている高校生の陽介(市原隼人)は、ある夜、チェーンソーと振り回す謎の大男と闘う美しい女子高生、絵理(関めぐみ)と出会います。 

絵理は、物凄い身体能力が突然身に付き、ロボットみたいなチェーンソー男(ターミネーターもしくはエルム街の悪魔のような)と互角に闘っています 

陽介は最初、絵理を心配しますが、決して闘いをやめない絵理を、やがて手伝う(近くでオロオロ見守るだけで正直邪魔でしかない。) ようになります。

絵理の闘いは現実であって、誰も信じない非現実でもある。誰も信じないことは、実際にはなかったことと同じ。闘いは自分の中の問題だからです。

 

絵理は最初、陽介をウザがっていた絵理ですが、だんだん二人の距離は近づいていきます。

陽介は頭がからっぽな高校生に見えるけれど、何も考えてないわけじゃない。現実逃避を認めながら、どうしようもないことを絶えず考えているのです。

それは陽介の友人で、バイクの事故で夭折した能登(三浦春馬)のことでした。
 

陽介の友達


陽介には同じ高校に2人の友人がいます。

(浅利陽介)は、創作活動に興味があって何にでも手を出しながら、すぐに飽きて何一つもモノにならない残念なやつ。

能登(三浦春馬)は、普段は冷めているのに変なところにこだわりがある性格。
曖昧なことが嫌いで突然キレる。口ぐせは「この根性なしが!」

能登はバイク事故で亡くなっていますが、陽介の頭の中では、能登が存在しているかのように、しばしば能登の言葉が繰り返されます。

陽介は若さゆえに死について漠然とした憧れがある。だから一層、能登への思いが増してしまう。

陽介の中で生きてる能登は、中途半端に生きている陽介を蔑んでいるようでもあり、見守っているようでもある。

陽介は能登に語りかけますが、答えは陽介自身が導き出すしかありません。

たとえば『今日から俺は』などのように、外に向かって反抗心を発散させる80年代青春ストーリーとは違い、この時代の高校生は頭がよくて、内に篭って諦めているように見せている。

陽介も能登や絵理に憧れながら、担任の加藤先生にも正面切ってぶつかることを避けようとする性格。思ったことを言葉にせず、受け身で生きているから、自分の考えを伝えることに慣れていない。

時代だけじゃない、もちろん陽介の性格もあると思います。だけど時代だって影響しているのだと担任の加藤先生(板尾創路)は語り、陽介を案じています。

絵理がチェーンソー男と闘う理由は、誰のためでもない自分のため。
自分自身の悲しみや絶望との闘いなのです。

そのことを絵理自身が強く理解しているので、陽介が闘いの場にいるのを最初は拒みます。だけどそれでも絵理を案じてそばにいようとする陽介を、悲しみを共有してくれる存在と認識して、陽介に対して心を許すようになってゆく。


10代でつらいことがあると、外に逃げ道を求めがちだし、それが当然だといえるのに、人に頼らず自分と闘い続ける絵理の青春は、悲しく、そして美しい。
 

絵理を演じる関めぐみは、貫禄のある女子高生。背も高くて凛々しいので闘う美女子という役柄には向いている。ワイヤーアクションも頑張っています。

 

イマイチなところ・陽介の受け身ぶり


あるとき突然、陽介の転校が決まります。
親の仕事が成功して呼び寄せるためで、おそらく陽介が残りたいと言えば留まれそうなのに、陽介は受け身なまま気持ちを表に出そうとはしません。

夜な夜なチェーンソー男と闘う絵理は孤独な女の子で、最初は陽介を足手まといに感じていましたが、だんだん好意を抱くようになる。

陽介は絵理の気持ちに薄々気づきながら、自分で運命を変えようとはしません。


ネタバレ・だらだら生きるのも悪くない


転校が決まって引越しの当日、「さようなら」を言うために絵理の学校を訪れた陽介は、絵理が学校を休み、チェーンソー男との最後の闘いに向かったことを知ります。

絵理は家族を不慮の事故で亡くし、ぶつけようのない悲しみと怒りから、毎夜チェーンソー男と闘っていました。闘いが終わった先に何かがあると信じて。

 

陽介は命がけで絵里を探す。
途中、能登の幻に誘われながら、陽介は自分の死に方はこれだと確信します。

そして傷ついた絵理をようやく探しだすと、勇気を振り絞ってチェーンソー男に立ち向かいます。湯介は、闘いが終わったら、たとえ能登に笑われても、自分は絵理とだらだらした青春を過ごそうと決める。

でもそのときの陽介は嬉しそうではありません。

今になって能登がいない悲しみ、それにこれから続くであろう憂うつな人生を想像したのかもしれない。

でも、だらだら生きることを後ろめたく感じるのも若さといえるし、そんな時間だって素敵なんだよと、素直に二人の幸せを喜んであげることができました。


そうさ、いいんだよ。だらだらだって、ね。

  

さいごに・劇中バンド「俺さまーズ」歌詞が響く


若さゆえの向こう見ずで刹那的な感情は、どの時代でも感じているし共感できる想いだと思います。

陽介、能登、渡辺の3人は「俺さまーズ」というバンドを組んでいて、劇中で能登が作詞した曲が流れます。「根性なし」三浦春馬がうたっている。

ヤツがくる。

ネガチェンコンピ ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ オフィシャル コンピ

 

三浦春馬の演じる能登は、いつだって陽介の前を走っていたけれど、ふいにその姿が見えなくなってしまった。陽介はあまり口にはしないものの、それが強い悲しみと同時に目に見えない世界への憧れにもなっている。

陽介が絵理の葛藤を理解して、絵理を守ろうと誓うのにはもちろん愛があるからですが、絵理を能登のように自分の手の届かないところに行かせたくないから。

この映画は2007年に公開されていて、三浦春馬は当時まだ高校生でしたが、「根性なし」の曲(歌詞)はまるで三浦春馬本人に宛てたようにも思え、聴いているとなんとも言えなず切ない気持ちになります。

「ひとり闇と闘う」金髪の三浦春馬は天使のように美しい。

 

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それではまた。
のじれいか でした。