【映画】絶望したときに観たい映画・30選【洋画・邦画】
絶望したとき「何もしたくない、何も考えたくない」とういう気持ちになるものですが、 映画を観ることで救われることがあるかも。
絶望した、すごく落ちた、そんなときにおすすめしたい映画30選をご紹介します。
- 【映画】絶望したときに観たい映画・30選【洋画・邦画】
- 1 ショーシャンクの空に(1994)
- 2 桜桃の味(1997)
- 3 太陽の帝国(1987)
- 4 マダム・イン・ニューヨーク(2012)
- 5 AWAKE(2020)
- 6 俺たちフィギュアスケーター(2007)
- 7 メランコリア(2011)
- 8 ディープ・インパクト(1998)
- 9 ラスト・クリスマス(2019)
- 10 マダムのおかしな晩餐会(2016)
- 11 父の秘密(2012)
- 13 シェルタリング・スカイ(1990)
- 14 マッチ工場の少女(1990)
- 15 私の中のあなた(2009)
- 16 ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000)
- 17 タクシードライバー(1976)
- 18 火垂るの墓(1998)
- 19 生きる(1952)
- 20 湯を沸かすほどの熱い愛(2016)
- 21 レスラー(2008)
- 22 ミリオンダラー・ベイビー(2004)
- 23 ガタカ(1997)
- 24 人生はシネマティック!(2016)
- 25 マシニスト(2004)
- 26 ジョニーは戦場へ行った(1971)
- 27 ミッション8:ミニッツ(2011)
- 28 モーターサイクル・ダイアリーズ(2003)
- 29 ジョーズ(1975)
- 30 ブレードランナー(1982)
1 ショーシャンクの空に(1994)
アメリカ 143分
監督:フランク・ダラボン
キャスト:ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン、ウィリアム・サドラー、ジェームス・ホイットモア
ストーリー
妻とその愛人を殺めた疑いをかけられ、冤罪ながらショーシャンク刑務所に送られた銀行家のアンディ。知性と勘の良さを活かして居場所を築き、仲間との絆を築くうち20年の歳月が流れるのだが……。
みどころ
ティム・ロビンス演じる主人公は知性的な成功者だったのに、妻の浮気に加えて妻と愛人を殺めた犯人として自分が逮捕されてしまう。何もかも失い、どん族まで落ちたアンディが決して諦めず前進する姿は、心に訴えかけられるものがあります。
2 桜桃の味(1997)
イラン 98分
監督:フランク・ダラボン
キャスト:ホマユン・エルシャディ、アブドルホセイン・バゲリ、アフシン・バクタリ
ストーリー
人生に絶望して死を考えている男が、自死の手助けをしてくれる相手を探して彷徨う。車を流しながら、誘っては断られ続けるが、やがてトルコ人の老人と出会い……。
みどころ
死にたいほど絶望している主人公が、実は迷っていること、誰かから生きるためのエネルギーを得ようとしているのがわかる。老人と出会った男が、生と立ち向かおうとするところがいい。映像がとても美しい。意外なラストに驚き。
3 太陽の帝国(1987)
アメリカ 151分
監督:スティーブン・スピルバーグ
キャスト:クリスチャン・ベイル、ジョン・マルコヴィッチ、ミランダ・リチャードソン
ストーリー
日中戦争中の最中。上海に暮らす裕福なイギリス人商人のひとり息子が、日本軍上陸の混乱で両親とはぐれてしまう。捕虜収容所に送られながらも、子供ながらの順応性の高さを発揮して逞しく成長していく。
見どころ
原作はSF作家のJ・G・バラードの自伝。何不自由なく育てられてきた少年が両親と離れたことで生活が一転するも、力強く生きて行く様がいい。また戦闘場面は登場せず、全編とおしてファンタジーな雰囲気で誰でも楽しめる。
4 マダム・イン・ニューヨーク(2012)
監督:ガウリ・シンデー
キャスト:シュリデヴィ、アディル・フセイン、メーディ・ネブー、ブリヤ・アーナンド
ストーリー
ビジネスマンの夫と二人の子供とインドで暮らすシャシは、お菓子づくりが得意で一見幸せそうな主婦なのだが、英語がまるで話せない。そんなシャシがニューヨークに住む親戚の結婚式の準備のため、単身で一足早く渡米することに。なんとかニューヨークにたどり着いたものの、はじめて一人で入ったカフェで大恥をかかされ、涙ぐむシャシは、バスの車体に描かれた「4週間で英語が話せるようになる」という広告に目を留める。
みどころ
聡明で美しいインド人女性が、コンプレックスを克服して成長する姿が描かれる。英語が公用語として用いられるインドでは、英語が話せないとシャシは家族から馬鹿にされているのだが、妻と母という立場への押し付けと、向上する機会のない背景も影響している。ラストは感動!
5 AWAKE(2020)
日本 119分
監督:山田篤宏
キャスト:吉沢亮、若葉竜也、落合モトキ、寛一郎
ストーリー
プロ技士を目指して小学校から養成機関の奨励会に通っていた主人公が、ライバルに敗れて将棋をやめて大学に入学する。だが打ち込めるものが見つからず、毎日をやり過ごしてきたときプログラミングに出会い、将棋ソフトの開発に目覚めていく。
見どころ
幼い頃から技士を目指した主人公の挫折と、そこから立ち上がり、新しい目標に向かっていく姿が丁寧に描かれている。
6 俺たちフィギュアスケーター(2007)
アメリカ 93分
監督:ウィル・スペック、ジョシュ・ゴードン
キャスト:ウィル・フェレル、ジョン・ヘダー
ストーリー
マッチョが売りのスケーターと、ナルシストなスケーターの二人の選手は、ライバルでいがみ合っている。大会の表彰式で、殴り合いの喧嘩をしてしまった二人は、選手を永久追放され、せっかく築き上げた栄光と名声を失った。だが「男子のペア」であれば出場が可能だと知った二人は、返り咲きを賭けてペアを組むことになる。
見どころ
ウィル・フェレル、ジョン・ヘダーの見た目もスケーティングも水と油のように異なる二人が、同じ目標のために仕方なく手を組む。最初はまったく噛み合わなかったが、やがて互いの生い立ちに共感して友情が芽生えていくところは面白くも感動。終始コメディなのに、主人公の二人が強い絆で結ばれるところが素晴らしい。
7 メランコリア(2011)
デンマーク、スウェーデン、フランス、ドイツ 135分
監督:ラース・ファン・トリアー
キャスト:キルステン・ダンスト、シャルロット・ゲンズプール、アレキサンダー・スカルスガルド、シャーロット・ランプリング、キーファー・サザーランド
ストーリー
ある夜、古城で豪華な結婚披露宴が開かれる。めでたい宴なのに誰もが浮かない顔をしているのは、巨大惑星が接近して、実は誰もが心配でたまらないから。
見どころ
本当に言いたいことは言葉にできないもので、不安を隠そうとする心理が見事に描かれる。特にキルステン・ダンストとシャルロット・ゲンズプールの性格も価値観も異なる姉妹が本根を隠しながらも寄り添う姿に、人間の理性と意識が感じられる。
8 ディープ・インパクト(1998)
アメリカ 121分
監督:ミミ・レダー
キャスト:ロバート・デュヴァル、ティア・レオーニ、イライジャ・ウッド、ヴァネッサ・レッドグレープ
ストーリー
TVキャスターがホワイトハウスの通話から掴んだ「エリー」という名前。女性スキャンダルだと取材を続けたところ、実はエリーは地球に衝突する可能性がある彗星であることがわかる。惑星を爆発させる計画も失敗に終わり、地球は刻一刻と終末に向かって付き進む。
みどころ
惑星が衝突することがわかり地球は滅亡へと進むのですが、パニックが起こる一方で、何があっても人間らしさを貫こうとする登場人物たちに心打たれる。
9 ラスト・クリスマス(2019)
イギリス 103分
監督:ポール・フェイグ
キャスト:エミリア・クラーク、ヘンリー・ゴールディング、ミッシェル・ヨー、エマ・トンプソン
ストーリー
ロンドンのギフトショップで働く若い女は、仕事でミスが多くて、やる気も感じられない。そんな彼女の前に若い青年が現れる。二人はとてもいい感じになるのだが、今ひとつ関係が進展しない。
みどころ
生きる希望を失いかけていた主人公が、青年との出会いで、前を向くことができるといったストーリー。彼女と青年の関係がわかるとき、感動が湧き起こります。
10 マダムのおかしな晩餐会(2016)
フランス 91分
監督:アマンダ・ステール
キャスト:ロッシ・デ・パルマ、トニ・コレット、ハーヴェイ・カイテル、マイケル・スマイリー
ストーリー
パリ在住のアメリカ人実業家の邸宅でメイドとして働く主人公が、晩餐会に人数合わせのため、謎のマダムと偽って出席する。何も知らない出席者の画商から愛を告げられたメイドは、自分も彼に惹かれていることに気づくのだが……。
みどころ
謎のマダムを演じるメイドは、愛を手に入れることができるのか。晩餐会への出席を促してきながら、身分と立場の違いを強調する雇い主の夫人との女のバトルも見ものです。
11 父の秘密(2012)
メキシコ 103分
監督:ミッシェル・フランコ
ストーリー
妻を亡くして二人になった父と娘は、見知らぬ土地でやり直すため転居したが、新しい環境になかなか馴染めずにいた。だがようやく高校生の娘には友達ができたと思ったところ、彼氏だと思っていた同級生は、娘との性行為を隠し撮りして動画をネットに流していた。
みどころ
悲惨で救いのない物語。でも父親は決して娘を諦めず、見捨てることはしない。結果がいいか悪いかは観た人が決めるしかない。そのくらい内容の濃い問題作です。
12 イージー・ライダー(1969)
アメリカ 95分
監督:デニス・ホッパー
キャスト:ピーター・フォンダ、デニス・ホッパー、ジャック・ニコルソン
ストーリー
薬の売買で大金を手に入れた二人の男が、アメリカを堪能したくてオートバイで旅にでる。彼らは自由の国アメリカを求めていたが、現実に待っていたのは想像したのとは違う場所だった。
みどころ
アメリカン・ニューシネマの代表的作品。排他的で保守的なアメリカの一面をが鋭く描かれる。
13 シェルタリング・スカイ(1990)
イギリス 138分
監督:ベルナルト・ベルトルッチ
キャスト:デブラ・ウィンガー、ジョン・マルコヴィッチ、ジル・ベネット、キャンベル・スコット
ストーリー
1947年。ニューヨークに暮らす裕福な夫婦は、互いの愛が見えなくなり、北アフリカへと旅に出る。見たことのない風景に触れ、文明から離れることで愛を取り戻せると信じていた二人だったが……。
みどころ
馴れ合いの関係を修復したくて、知り合いもいない、遠い異国を宛てもなく旅することを選んだ二人の行く末は。自然の中にあれば人の存在など些細なものだと思い知らされます。
14 マッチ工場の少女(1990)
フィンランド 70分
監督:アキ・カウリスマキ
キャスト:カティ・オウティネン、エリナ・サロ、エスコ・ニッカリ
ストーリー
マッチ工場で働くイリスという女は、母とその再婚相手と狭いアパートで暮らしている。いつも我慢を強いられてきたが、あるとき派手なワンピースを衝動買いしてクラブに出かける。そこで出会った男と関係を持つのだが、男の方は遊びでしかなかった。
みどころ
暗くて重い雰囲気の画面なのですが、これはコメディ映画です。かなり激しい展開になるのですが、でもコメディです。むしゃくしゃした気持ちを抱えている人はすっきりできるかも?
15 私の中のあなた(2009)
アメリカ 110分
監督:ニック・カサヴェテス
キャスト:キャメロン・ディアス、アビゲイル・ブレスリン、アレック・ボールドウィン、ジェイソン・パトリック
ストーリー
白血病の長女に肝臓を提供するドナーのために遺伝子操作で生まれた次女。一見して普通の仲良い家族だが、次女は長女が生きるために存在していた。あるとき次女は臓器提供を拒否するための訴えを両親に向けて起こすのだった。
みどころ
長女を助けたい一心の母。でも遺伝子操作で生まれたとはいえ、次女も人格を持った一人の人間であること。また、病気で苦しむ長女は両親の選択をどのように感じているのか。大変深い問題作です。
16 ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000)
デンマーク 140分
監督:ラース・ファン・トリアー
キャスト:ビョーク、カトリーヌ・ドヌーブ、デビッド・モース、ピーター・ストーメア
ストーリー
60年代のアメリカで、トレーラーハウスに息子と暮らしながら、工場勤務をしているセルマという女性は、貧しいながらも穏やかに暮らしていた。セルマは密かに貯金をしていたのだが、それは息子の目の手術費用だった。セルマ自身も抱えている遺伝から息子を守るためだったが、ある日その金が盗まれ、工場も解雇されてしまったセルマは……。
みどころ
果てしない絶望。悲しいほどの不自由さを感じさせられる映画。そしてラストには驚愕させられる。
17 タクシードライバー(1976)
アメリカ 114分
監督:マーティン・スコセッシ
キャスト:ロバート・デ・ニーロ、シビル・シェパード、ジョディ・フォスター
ストーリー
ベトナム戦争の帰還兵で不眠症の男が、タクシー運転手を始める話。夜な夜なタクシーを流しながら恋もするのだが、まともに女性と接したことのない男は関係を築くことができない。やがて未成年の娼婦らしき少女を救い出そうとするのだが。
みどころ
1970年代の深夜のニューヨークをタクシーで走り続ける男の野性味あふれる絶望感。男の中では戦争は終わってはいないことが痛いほど伝わる。
18 火垂るの墓(1998)
日本 88分
監督:高畑勲
キャスト:辰巳努、白石綾乃
ストーリー
昭和20年の神戸。父は戦場に出て、母と3人で暮らしていた兄と幼い妹は、空襲で母を失い叔母に引き取られる。だが食い扶持が増えたことで親戚の家では邪魔者扱いされるてしまう。兄は妹を連れて防空壕で暮らすことに決めるのだが。
みどころ
野坂昭如の自伝小説の映画化。見るのに勇気が必要になる映画です。
19 生きる(1952)
日本 143分
監督:黒澤明
ストーリー
役所勤めの男が、自分の余命を知り、事なかれで生きてきたこれまでの人生を振り返る。そして最後にやり残した、公園建設に取り組もうと最後の時間を使おうと立ち上がる。
みどころ
死と向かい合うことから逃げていた主人公の男が、自分がやるべきことは何かと真実に目を向ける。 シリアスすぎないところがいい。
20 湯を沸かすほどの熱い愛(2016)
日本 125分
監督:中野量太
キャスト:宮沢りえ、杉咲花、伊東蒼、松坂桃李、オダギリジョー
ストーリー
銭湯を経営する夫が家出をしてしまい、母と娘は二人で肩を寄せ合いながら生きてきた。しかし、あるとき母が突然倒れて余命宣告を受けてしまう。生きているうちにやっておきたいことがあると母は言い出すのだが。
みどころ
母の娘に対する甲斐甲斐しいまでの思いが切ない。しかも家族の関係が明らかになるうちに新たな真実もわかっていくところもいい。
21 レスラー(2008)
アメリカ 109分
監督:ダーレン・アロノフスキー
キャスト:ミッキー・ローク、マリサ・トメイ、エヴァン・レイチェル・ウッド
ストーリー
かつては人気があったが落ちぶれたプロレスラーは、肉体的にも限界を超えていて、家族からも逃げられてしまい孤独の中にいたが、それでもレスラーだけは辞められずにいた。
みどころ
肉体的に限界でも時分の好きなことを辞めない姿勢がすごい。何のために生きるのか。自分の人生にとって大切なものは何かを考えさせられる。
22 ミリオンダラー・ベイビー(2004)
アメリカ 133分
監督:クリント・イーストウッド
キャスト:クリント・イーストウッド、ヒラリー・スワンク、モーガン・フリーマン、アンソニー・マッキー
ストーリー
ロスアンゼルスでボクシングジムを経営する男の前に、プロボクサーを目指したいという女が現れる。男は有能な選手を他のジムに奪われてしまっていたこともあり、女に対して興味を持つのだが。
みどころ
想像もしなかった展開。悲しみと絶望の暗い映画です。でもそれもまた人生なのだと西部劇映画に数多く出演してきたクリント・イーストウッドの厳しさなのかもしれません。
23 ガタカ(1997)
アメリカ 106分
監督:アンドリュー・ニコル
キャスト:イーサン・ホーク、ユア・サーマン、アラン・アーキン、ジュード・ロウ
ストーリー
遺伝子操作で子供が管理される近未来。劣性遺伝子で生まれた子供は職業や人生に制限が生じる厳しい世の中。宇宙飛行士を夢見るが、劣性遺伝子のビンセントにはそれを叶えることができない。やがてビンセントは、優秀な遺伝子を持つ元エリートの身分を闇で買って優秀な遺伝子を持つ人間と自分を偽ることを思いつく。
みどころ
遺伝子操作の闇を描いたSF作品。いくら努力をしても実現できないことは多く、諦めがちな現実はありますが、もし生まれる前から自分の運命が努力すら認めてもらず、可能性がない人生だとしたら? 理不尽で不公平極まりない「運命」の存在について考えさせられる。
24 人生はシネマティック!(2016)
イギリス 117分
監督:ロネ・シェルフィグ
キャスト:ジェマ・アータートン、サム・クラフリン、ビル・ナイ、ジャック・ヒューストン
ストーリー
第二次世界大戦中のロンドン。コピーライターから映画の脚本づくりに参加することになった主人公の女性が、激しい戦火から逃れながら映画づくりに奮闘する姿が描かれる。
みどころ
戦争中、家を焼き出されながら、映画をつくりに頑張る姿が魅力的。困難に立ち向かう姿がいい。
25 マシニスト(2004)
スペイン、アメリカ 102分
監督:ブラッド・アンダーソン
キャスト:クリスチャン・ベイル、ジェニファー・ジェイソン・リー、アイタナ・サンチェス=ギヨン
ストーリー
一年間眠っていない不眠症の機械工の男の身に不気味な出来事が続く。男は自分の周囲を疑うようになっていく。
みどころ
男が不眠症になった理由。それが次第に明かされてくところがスリリング。強いトラウマが描かれる。
26 ジョニーは戦場へ行った(1971)
アメリカ 112分
監督:ダルトン・トランボ
キャスト:ティモシー・ボトムズ、キャシー・フィールズ、マーシャ・ハント、ドナルド・サザーランド
ストーリー
第一次大戦で婚約者を残して出征したジョーは、体の器官のほとんどを失った状態でただベッドに横たわっている。周囲はジョーに意識はないと考えているが、ジョーは明瞭な意識の中にいるがそれを伝える術がない。苛立ちや後悔など、あらゆる感情がジョーには去来していた。
みどころ
ドラマの多くはジョーの意識や回想で進みます。自由を失うことの不自由さと苛立ち、恐怖が描かれます。
27 ミッション8:ミニッツ(2011)
アメリカ 93分
監督:ダンカン・ジョーンズ
キャスト:ジェイク・ギレンホール、ミシェル・モナハン、ヴェラ・ファーミガ、ジェフリー・ライト
ストーリー
シカゴで乗客が全員死亡する列車爆発事故が起こる。事件を解決するためのミッションに組み込まれた軍人のスティーヴンスは、事件の真相を突き止めるため繰り返し事件発生前の8分間を繰り返す。だが、やがてミッションに疑問を抱いたスティーヴンスはそのことを上官に訴えるのだが……。
みどころ
タイムリープのSF映画の代表的な作品。繰り返される同じ時間に疑問を感じたスティーヴンスに、やがて真実が明かされます。ラストは切ない。
28 モーターサイクル・ダイアリーズ(2003)
イギリス、アメリカ 127分
監督:ウォルター・サレス
キャスト:ガエル・ガルシア・ベルナル、ロドリゴ・デ・ラ・セルナ、ミア・マエストロ、メルセデス・モラーン
ストーリー
ブエノスアイレスに住む2人の医学生が、休暇を利用してバイクで南米大陸横断をする。そこで見て知って体験したことが2人の人生に大きな影響を与えることになる。
みどころ
若き日の革命家・チェ・ゲバラと医師・アルベルト・グラナードの学生時代の実話に基づいたストーリー。特に若い人にはおすすめしたい映画です。
29 ジョーズ(1975)
アメリカ 124分
監督:スティーヴン・スピルバーグ
キャスト:ロイ・シュナイダー、ロバート・ショウ、リチャード・ドレイファス、ロレイン・ゲイリー
ストーリー
夏場は観光客で賑わう海水浴場に巨大人食い鮫が現れる。利益を重視する町の関係者たちは、鮫の被害を軽視してしまい、それによって被害が拡大する。警察署長と漁師、海洋科学者の3人は鮫退治のため海へ繰り出すことになる。
みどころ
恐怖と人間心理が交錯する物語。単なるパニックムービーではなく、3人の心理戦が巧み。時間を忘れるほどに引き込まれる。鮫はそれほど登場しないのが興味深い。
30 ブレードランナー(1982)
アメリカ 117分
監督:リドリー・スコット
キャスト:ハリソン・フォード、ルドガー・ハウアー、ショーン・ヤング、エドワード・ジェームズ・オルモス
ストーリー
2019年のロサンゼルス。人に代わって作業をおこなうレプリカントが出回る世の中には、脱走するレプリカントを捕まえて処分する仕事を請け負う男がいた。
みどころ
人間との区別がつかなくなるという理由から、各々の寿命を設定されているレプリカントいう存在が暴力を超えて切ない存在に。人間のエゴという側面にも触れられる。
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それではまた。
のじれいか でした。