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【映画】『あなたへ』高倉健が旅先で草なぎ剛と出会い…【ネタバレ・感想】

妻と死別した男が、妻を散骨するために遠方の海辺の街へと旅立つ、切なくも温かいロードムービー。すごくいい作品、オススメです。

 

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主演は高倉健。本作品が遺作になりました。監督は名匠、降籏康男です。出演者はさすがの名優揃い。草なぎ剛も出演しています。

物語(草なぎ剛の役柄など)について、映画のよかったところ、残念に感じたところをネタバレあり
でご紹介します。

 

 

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※本記事の情報は2021年4月時点のものです。 最新の配信状況はサイトにてご確認ください。

作品情報

2012年 111分 
監督:降籏康男

キャスト:
倉島英二(高倉健)富山刑務所の看守
倉島洋子(田中裕子)英二の妻、元童謡歌手

田宮裕司(草なぎ剛)食品会社勤務、全国を旅する、妻と子あり
南原慎一(佐藤浩一)田宮の部下、訳あり(?)
杉野輝夫(北野武)英二が旅の途中で出会う、国語教師と話しているが(?)
濱崎奈緒子(綾瀬はるか)母の多恵子と定食屋を営む。大浦拓也の婚約者、父親を海で亡くした(?)
濱崎多恵子(余貴美子)娘の奈緒子と定食屋を営む。夫を海で亡くした(?)
大浦吾郎(大滝秀治)漁師、拓也の祖父
大浦拓也(三浦貴大)漁師、吾郎の孫、奈緒子の婚約者
塚本和夫(長塚京三)英二の後輩
塚本久美子(原田美恵子)和夫の夫
浅野忠信 警察官
岡村隆史 飲み屋の客

物語

 

富山刑務所で看守として長年働いてきた倉島英二(高倉健)は、結婚15年間めで妻・洋子(田中裕子)を病気で亡くしてしまう。

洋子の遺書には遺骨を海に散骨して欲しいと書かれており、英二はひとり、洋子と旅がしたくて用意した、手作りのキャンピングカーで、洋子の故郷、長崎へ向う。

英二の後輩、塚本和夫(長塚京三)は英二が書いた退職届を休暇扱いにし、妻・久美子(原田美恵子)英二の帰りを待っている。 


富山から長崎までは、およそ1,050km。電車で行けばそれほど遠くはありませんが、車で行こうとすれば、最短でも13時間はかかります。

 

旅の途中、英二は、あらゆる人と出会います。

杉野輝夫(北野武)はキャンピングカーで一人旅をしている元国語の教師。オートキャンプ場で一晩一緒。その後も再会するのです……。

おしゃべりな杉野は、英二に、旅と放浪の違いは何なのかと話します。

杉野いわく、放浪と旅は、目的があるか、目的がないかが、違うところだと。そこで国語教師らしく

・松尾芭蕉は旅
・種田山頭火は放浪

加えて「旅の定義は、帰るところがあること」といったことも話します。

その後、英二は、田宮裕司(草なぎ剛)から声をかけられます。食品会社に勤める田宮は、日本中の物産展で「いかめし」を作って売っている。田宮は、お調子者で子供みたいな男ですが、嘘がなくて憎めない性格です。

車が故障した田宮を、英二は
物産展の会場がある大阪まで乗せていき、あろうことか、出会ったばかりの英二(高倉健……)を物産展で働かせてしまう。相当な強者です。

田宮には南原慎一(佐藤浩一)という年上の部下がいます。おそらく職を転々としてきたらしい、訳ありの匂いがプンプンするのですが、そんな南原は英二に長崎で散骨の船に困ったらと、大浦吾郎(大滝秀治)の名前と住所を書いたメモを手渡すのでした。


長崎に着いた英二は散骨の船を頼みますが、
台風のため滞在を余儀なくされます。漁村で定食屋を営む、濱崎多恵子(余貴美子)濱崎奈緒子(綾瀬はるか)に世話になり、南原から紹介された大浦吾郎(大滝秀治)を訪ねますが、最初は取り合ってはもらえず難航するのですが……。

好きだったところ・明るさと前向きさ(ネタバレあり)


妻を亡くした男の旅路なので、暗い話を想像していましたが、気が滅入るような暗さはなく、むしろユーモアすら感じさせます。

「倉島さんなら話聞いてくれると思ったんです〜」と草なぎ剛の演じる田宮に頼られたりする。寂しい旅のはずが、英二は結構忙しく過ごします。

英二と田中裕子演じる妻・洋子との関係は、英二の回想として時折蘇る。二人がどのように出会い、暮らしてきたのか、旅の思い出にも触れられるところもよかった。洋子自身の事情についても明らかになります。

また、英二に悲壮感がさほど感じられないのは、洋子から自分の時間を生きてほしいと願うメッセージ
伝わっているからなのかも。物語の最後には、種田山頭火の俳句が出てきます。
『このみちや いくたりゆきし われはけふゆく』(種田山頭火)これが全てを表しています。つまり、自分の道を生きなさいってことですね。

あとすごいのは、登場人物がすべて物語に必要ということ。すべての人物がワンシーンでも大切な意味を持っています。

たとえば、
草なぎ剛が演じる田宮は、無口な英二と南原とを引き会わせる接着剤的な役割を果たしています。田宮が子供みたいに二人の前であれこれ話すことで、各々の事情が明らかになり、南原は英二に近づくといったように。

 

残念だったところ・年齢設定が上すぎる気も


高倉健と田中裕子が夫婦役で、田中裕子が50代の前半という年齢設定なのですが、全体的に実年齢よりかなり上なのではという印象がありました。一方で綾瀬はるかの母は余貴美子なのでバランス的にどうなのかなと思ってしまいました。実年齢は関係ないんですけどね。


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▼新しい地図、メンバーの出演映画はこちらにもあります。

noji-rei.hatenablog.com

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それではまた。
のじれいか でした。