映画『男子高校生の日常』は、山内泰延の漫画の実写化で、菅田将暉、吉沢亮、野村周平、大賀、山本美月をはじめ、豪華キャストが揃っています。
男子高校生の非リア充な日常を描いたコメディ。
この映画を面白いか? と問われば正直かなり微妙なのですが、吉沢亮がオーラを消し去りながら、リア充女子高生に翻弄される珍しい作品ではありました。
男子高校生の日常
作品情報
製作年度 |
2013年 |
上映時間 |
85分 |
監督 |
松井大悟 |
キャスト |
タダクニ(菅田将暉)
ヨシタケ(野村周平)
ヒデノリ(吉沢亮)
りんご(岡本杏理)
ヤナギン(山本美月)
唐沢(大賀)
副委員長(角田晃広)
文学少女(白鳥久美子)
タダクニの妹(高月彩良)
先生(佐藤二朗) |
予告
もっさりした吉沢亮ってどうなのよ
男子高校の真田北高校の仲良し3人組、タダクニ(菅田将暉)、ヒデノリ(吉沢亮)、ヨシタケ(野村周平)は、部活にも入らず、ダラダラと日々を過ごしている。
そんなある日、彼らが通う真田北校が、女子校と文化祭を合同開催することが決まり、女子に免疫がない男子たちの眼前にいきなり、りんご(岡本杏理)、ヤナギン(山本美月)らが乗り込んできて、男子達は焦り、そして浮き足立ちます。
それに学園祭にはヨシタケ推しの『チームしゃちほこ』のライブが開催される。
タダクニは女子たちがお化け屋敷がみたいと話していたのを密かに聞きつけて、お化け屋敷を始めようと考える。
ヒデノリは文学少女(白鳥久美子)を、ヨシタケはコンビニのレジの女の子(小池唯)をライブに誘おうとしますが、女子への免疫はまるでないため、誘い方は奇妙です。
また男子校の校舎を使うため、トイレを掃除して明け渡すなど、デリケートな問題にも触れられます。
女子はかわいいのですが、男子は全員もっさりした理系男子。とくに吉沢亮は前髪を長くして目を隠すことでオーラを消す技をよく使いますが、ここではキャラアイテムの眼鏡もあり、普通のもっさり男子になりきるべく努力が見られます。
タダクニ・ヨシタケの恋・ネタバレ
タダクニは女子校の女の子に淡い恋心を抱いていて、なぜか相手も自分に好意があると思い込んでいましたが、それはどうしようもなく勘違い。相手はタダクニのことをほとんど認識していませんでした。
ヨシタケはコンビニ女子が好きで、「チームしゃちほこ」のライブの告知をしておいたのに彼氏連れでやって来た。
両者とも撃沈です。
原作の面白さを予感させるが
原作未読で映画だけ観たのですが、おそらく原作は面白いやつなのでしょう。くだらない男子の雑談を覗き見れるのは、心地よくシュールでもあります。
生活感のあるタダクニの部屋も面白さを予感させましたし、続き部屋の妹もよかった。
だけど今一つというか、正直言えば面白くなかったのは、ストーリーが実写向きではないためなのかも。CGでも差し込めばメリハリがついたのでしょうか。それと全体的に引きで撮り過ぎているので、世界に入れなさ過ぎたのも残念なところだった気がします。
本当にキャストがすごいだけにとても残念。観なくていい映画と言ってしまえば、それまでですが、燦然と輝き続ける菅田将暉や、吉沢亮。人気俳優の仲間入りを果たした大賀、逆に影の薄くなった野村周平らに加え、今や人妻(古い)の山本美月のフレッシュな姿を見ることができる貴重な作品といえなくもない。そんな気もします。
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それではまた。
のじれいか でした。