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【映画】『セカンド・ラブ』再婚妻の大原麗子が若い女に負ける?【ネタバレ・感想】


映画パンフレット「セカンド・ラブ」大原麗子 東陽一

 

こんにちは。 のじれいか(@noji_rei)です。 

『セカンド・ラブ』は、1983年の日本映画 です。昭和の大女優・大原麗子が、小林薫と再婚生活を送るものの、幸せなようで迷いが、やがて2人の間には隙間風も吹き始める…そんな女の生き方を描いたドラマです。

主人公の女性は仕事を持っていて再婚した夫は年下。現在では普通のことでも、当時は目新しかったのだろうな。そんなことを想像しつつ、興味深く楽しむことができました。

ストーリーについてと感じたこといついて書きます。よろしければお付き合いください!

 

 

【映画】『セカンド・ラブ』

 

作品情報

1983年 103分  
監督:東陽一

いやーノスタルジックだわ

『深夜食堂』若き日の小林薫だわ!

キャスト

日向一実(大原麗子)
日向秀夫(小林薫)
展子(中村れい子)
友春(アイ・ジョージ)
英夫の兄(河原崎健三)
一実の母(荒木道子)

 

ストーリー


日向一実(大原麗子)は、32歳の売れっ子グリーンコーディネーター、日々精力的に働いている。一実の夫・秀夫(小林薫)は建築家で、二人は洒落た家を借りて幸せな生活を送っていた。

しかしある晩、一実が帰宅すると、自宅のキッチンに見ず知らずの男の死体があるのを発見する。事件が起きてからというもの、夫婦の間に隙間風が吹くようになっていく。

一実の妊娠と秀夫の浮気

物語の冒頭で一実は、産婦人科で妊娠検査をしています。しかし妊娠判定はその時点ではまだはっきりとせず、時間を開けて再度検査をすることに。当時は市販の妊娠検査薬はなかったのでしょうね。だから病院での検査が必要だったのでしょう。

同じ頃、一実の夫・秀夫は、自宅にかかってくる無言電話を、一実の元夫がかけていると疑っています。また、このまま建築家を続けるか、田舎の実家に戻り大工になるかと人生設計とキャリア形成について密かに悩んでもいる。そんなとき秀夫は、レポーターの展子(中村れい子)と出会い、深い関係になってしまいます。

姉さん女房(というほどの年齢差ではない)の一実は、秀夫の浮気に勘づいていて、また一実自身も浮気ではないけれど、ジャズバーの経営者・友春(アイ・ジョージ)という親しい存在の相手が。

一美の葛藤を推測するに、80年代前半という時代は、30歳以降の出産は今ほど一般的ではなかった。しかも仕事面でも、まだ女性総合職の採用が始まるより前の時代です。つまり子供を持つことへの不安から始まり、仕事と家庭の両立への葛藤、また年下夫への複雑な感情があることが伝わってきます。

一方の夫の秀夫は、女性がまだ仕事を待つことが一般的ではなかったことから、妻に対する賞賛や冷やかしといった世間体を恥ずかしく感じたり、ストレスに感じてしまう、そんな男のプライドに触れているように感じました。

 

キッチンの死体は不安の現れ(ネタバレあり)


一見してうまくいっていた一実と秀夫の夫婦ですが、キッチンで見知らぬ男が死んでいることで大騒ぎになり、そこからギクシャクするようになります。

ただ出来事の前後からすると、そのときには秀夫はすでに展子と浮気をしており、一実は妊娠かもしれないと思いながら夫に打ち明けられず一人胸の中にしまったまま。つまり二人とも既にギリギリの状態で、アクシデントによりメンタルのキャパが一杯一杯になってなったというのが近い気がします。

死んでいたのは、隣の家の娘が通っていた学習塾の講師で、どうやら隣家の妻の不倫相手だったらしいことがわかります。隣家は大騒ぎになりますが、結論としては雨降って地固まるオチでした。

夫婦はバラバラになってしまうの?(ネタバレあり)


結論から言うと一実は妊娠しています。また秀夫については、一時期本気になりかけた展子への思いは、一実の妊娠を知るのを境に関係が次第に修復、秀夫の気持ちも一実に戻っていきます。

ですが、そんなとき一実が、道路でスケボー少年とぶつかり転倒。病院に運ばれます。報せを受けた秀夫は、展子の誘いを断って慌てて病院へと。しかし日頃からバイクを運転する秀夫は、焦ってバイクでやはり転倒。夫婦して怪我を負ってしまいましたが、命に別条はなく、仲良く妻の母子手帳を見入るのでした。

派手さはないけど良作


大原麗子主演の映画『セカンド・ラブ』について書きました。

派手さはないのですが、いい話です。奇を衒ったストーリーではなく、純粋に一人の女性の生き方を追った丁寧な作品で、好感が持てました。

大原麗子はこの映画の撮影時、36・37歳くらいだったはずですが、今の30代前半の女性と比較すれば大人びている印象ですね。昔の人は大人だったんだなとしみじみです。

昭和の時代感が満載、みずみずしい女優、大原麗子が閉じ込められた作品でした。


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※本記事の情報は2021年11月時点のものです。

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それではまた。のじれいか でした。