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【映画】『女番長  野良猫ロック』(1970)美女と野獣と和田アキ子と新宿と【ネタバレ・感想】

映画『女番長 野良猫ロック』

昭和のワルな女たちが、派閥争い、仲間を助けるために、恋のために、新宿の街を奔走する。

『女番長」シリーズの第一弾。主要キャストは、和田アキ子、梶芽衣子、というまさに女番長な顔揃え。 サイケな雰囲気も楽しめますよ。

ストーリー、好きだったところなどを軽ーく、ご紹介します! 

 

 

 

女番長  野良猫ロック(1970)

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※本記事の情報は2021年7月時点のものです。 最新の配信状況はサイトにてご確認ください。  

 

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作品情報

81分
監督:長谷部安春
キャスト:和田アキ子、梶芽衣子、和田浩治、范文雀、藤竜也

 

ストーリー

 

和田アキ子演じるアコは一匹狼。バイクで偶然通りすがった新宿で、梶芽衣子演じるメイたちと出会います。で、メイたちが抱える派閥争いに首を突っ込むことになる。

 
 
 
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メイたちグループには敵対する女たちがいて、彼女らは藤竜也演じる勝也という男の悪仲間と繋がっている。そして勝也たちのバックにはタカ派の団体がいます。

一方、単身で団体との接触を試るのがメイの彼氏、道男です。道男を演じるのは和田浩治。「やんちゃガイ」と称されていて「100パー、ワルではない」キャラでしょうか。(悪な田中圭なビジュアル)

道男が団体に接触するのは出世したい、いつまでも燻っていたくないから。そこにはメイと結婚したい気持ちもある。団体が道男に期待するのはボクシングの八百長試合への口利き。ボクサーのケリー・藤山(ケン・サンダース)は道男の親友なので、組織は道男を利用しようという下心です。

アコは男勝りなビジュアルと行動力で、メイをサポート。メイのグループの女子たちに「あんた女だったの?」「かっこい〜」とモテモテ。男以上の扱いを受けます。

 

和田アキ子がかっこいいが、藤竜也が意外にダメ


和田アキ子がとにかくかっこいい。仲間の美女軍団に梶芽衣子、范文雀、久万里由香がいるのですが、激美女たちと並ぶとユリっぽくて見た目もいい。ステージで歌う場面もありますが、当然歌は上手いですしね。演技は正直上手いとは言い難いのですが、そこは美女軍団が上手にフォローしています。

 
 
 
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和田アキ子は現在のようにバラエティに主軸を置くことになったのには、いろいろ事情があったのでしょうが、歌に力を入れていたら現在とは違う成功が待っていたのかも。過去をあれこれ想像するのは意味がありませんが、ついそんなことを想像してしまう

メイたちと敵対する女グループが接触するグループのリーダーは藤竜也演じる勝也。きっとかっこいいんだろうなーと期待しましたが、この役、というか角刈りスタイルは意外に似合っていませんでした。残念。

この映画はタイトルどおり、女が主役、仕方ないですかね。

あと、この作品「ホリプロ」の映画なので、当時所属していたバンドがライブで歌っています。

 

西新宿高層ビル街ができる前の新宿の風景

 
全編を通じて新宿の街が出てきます。京王百貨店と京王百貨店が引接する駅前やロータリーが現在と変わっていなくて軽く驚きました。

女たちの闘いの場は高層ビルが建設される前の西新宿。1970年ですから京王プラザ(1971年竣工)もまだ建っていません。建設現場が見える程度です。

西新宿という町名が誕生したのはこの年で、それ以前は角筈と呼ばれていたそうな。角筈という名前は、浅田次郎の小説『角筈にて』で知りました。

アコたちは夜の新宿を人混みのなか歩く。東口から歌舞伎町に向かう場面もありますが、実はあまり変わっていない。「王城」も看板がチラッと出てきますがそこはさすがに閉店したんですね。


歩く人は当然変わっていきますが、全体の景観は思ったほどは変わっていない印象。もちろん三越はビッグカメラになったし、大なり小なり変わっていますが、街はいつも私を変わらずに見守ってくれている、なんて。

 

ラストはどうなるのか(ネタバレあり)

八百長試合を頼まれ引き受けたケリー藤山でしたが、なんと何も知らないアコの「見損なった」「恥知らず!」の声に奮闘して真面目に試合をして勝ってしまう。八百長に負けて賭け金を失った団体は、道男を糾弾して許されそうにない感じです。

八百長を知らなかったアコやメイは、道男を救出しようとしますが、乱闘で道男が帰らぬ人に。道男の敵討ちをしに行ったメイも倒れてしまう。

闘いを終えたアコは、新宿の街を去っていく。

 

 ▼こちらも新宿の映画、違いが楽しめそう

noji-rei.hatenablog.com

 

 

 

それではまた。 のじれいか でした。