こんにちは。 のじれいか(@noji_rei)です。
『子供はわかってあげない』は、高校生のひと夏の青春物語。
原作は田島列島による漫画です。
上白石萌歌が主演の女子高生を演じているのですが、まあ、爽やかでまぶしく、そして面白い。
笑いながら心洗われる、気持ちのよい映画です!
今回は『子供はわかってあげない』のストーリーについて、また感じたことについて書きます。よろしければお付き合いください!
【映画】『子供はわかってあげない』
作品情報
2021年 138分
監督:沖田修一
キャスト
朔田美波(上白石萌歌)
門司昭平(細田佳央太)
門司明大(千葉雄大)
朔田清(古館寛治)
朔田由紀(斉藤由貴)
藁谷友充(豊川悦司)
善さん(高橋源一郎)
予告
ストーリー
高校二年生で水泳部の朔田美波(上白石萌歌)は、ある夏の日、プールサイドで立ち入り禁止のはずの校舎の屋上に人がいるのを発見する。
美波が屋上に行くと、そこにいたのは書道部の門司昭平(細田佳央太)。昭平と美波は同じアニメキャラを推していることから意気投合。
やがて美波は、自分の家族は仲良しだが、実は母は再婚で本当の父親は別にいることを昭平に打ち明ける。小さい頃に別れて会っていないし、どこにいるかも知らない父親を「探偵でも雇おうか」と美波はふと漏らす。
それを聞いた昭平は、探偵経験のある兄・門司明大(千葉雄大)と美波を引き合わせる。美波の父・藁谷友充(豊川悦司)はすぐに見つかるのだが、友充は信仰宗教の教祖になっていた。
そんな父に会いに行こうと決めた美波に、昭平や水泳部の友人は「派閥抗争に巻き込まれる」「解脱させられる」「洗脳させられる」とからかい半分、少し本気で恐れている。
美波自身、父を怪しく感じながらも、水泳部の合宿に合わせて、母(斉藤由貴)と父(古館寛治)には合宿と偽り、友允が暮らす海沿いの家を訪ねるのだが。
会話のテンポがすごくよい
物心ついたときから会っていない、実の父親に会いに行く話です。
美波と同級生の「もじくん」こと門司昭平の会話のリズムがとてもよい。美波ともくじんの二人は『魔法左官少女バッファローKOTEKO』というアニメ繋がりで仲良くなります。お互い好感は持っていますが、最初は恋愛というわけでもない。
会話は絶妙ですが、だからといって喋り過ぎているわけはなく、間あいが絶妙です。さりげなく見せる表情もコメディタッチで笑えます。
悪人が出てこない
登場人物の誰もがよい人で悪人がいません。とても安心して楽しめるドラマです。
美波の家族もみんなよい人。古館寛治演じる義父も、水泳部の合宿に行くと偽り父に会いに行く美波に「ぶじカエル」のマスコットを持たせて送り出すところもかわいかった。
あと、昭平の兄、明大の存在が光っていました。性転換手術を受けたので姉ですね。完璧な女装でなくても、さり気ないアクセサリー使いとメイク、そして千葉雄大のキラキラ感で女を表現できてしまうのがすごい。惚れ惚れしました。
父の友充は、他人の考えていることが目に見えるという特殊能力があって、一時は新興宗教の教祖様になっていましたが、現在は力が弱まり団体を追われて、治療院の先生になっていた。最初はすごくおかしい人かと思いましたが、想像したよりは普通でした。
父と娘の関係構築の物語でもある(ネタバレあり)
美波は最初、友充に会ってから水泳部の合宿に合流するつもりでした。でも友充が寂しそうで、気の毒になって離れがたくなってしまう。そもそも友充は美波宛に自分を探すヒントになる宗教団体のお札を送っているのですが、それは会いに来て欲しいというメッセージでもあった。
そのお札の文字を書いているのが、書家である昭平の実家。それもあって美波は昭平に実の父について話すことになります。
結局、美波は「帰る」と言い出せず、夏の合宿をすっぽかして父の家に滞在し続ける。でも合宿最終日になっても帰るきっかけが掴めない美波を心配した水泳部の友人が、昭平に連絡をします。
昭平はもしかして宗教団体に何かされたのではと、心配になって慌てて美波を迎えに行く。そんな昭平と対面した父は、昭平と美波の気持ちを悟るのでした。
合宿が終わって学校に戻った美波は、学校の屋上で昭平と再会して、お互いの気持ちを打ち明けるのだった。
▼千葉雄大の出演映画はこちらにもあります!
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※本記事の情報は2022年2月時点のものです。
それではまた。のじれいか でした。