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【映画】『氷菓』山崎賢人主演・そこまで悪くない【ネタバレ・感想】

映画『氷菓』は山崎賢人・広瀬アリス・岡本彩音が出演する学園ミステリーです。


小説家の米澤穂信が原作の推理小説の映画化。アニメ化もされています。

この映画は、原作ファンの方からの評価はよくない。爆死とまで言われているほどなのですが、個人的にはそこまで悪くないと思いました。

 

 

  

氷菓

 

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作品情報

 

製作年度

2017年

上映時間

114分

監督

安里麻里

キャスト

折木奉太郎(山崎賢人)

 

千反田える(広瀬アリス)

 

福部里志(岡山天音)

 

伊原摩耶花(小島藤子)

 

関谷純(本郷奏多・眞島秀和)

 

糸魚川養子(斉藤由貴)

 

予告

 

www.youtube.com

 

hyouka-movie.jp

省エネ男子と訳あり女子の「謎解き」

 

山間の長閑な町。神山高校に入学した折木奉太郎(山崎賢人)は姉からの手紙に従い古典部に入部する。奉太郎は省エネ男子で無駄を嫌う性格だが、実は推理力に優れている。

同じく古典部に入部した千反田える(広瀬アリス)は、33年前、神山高校の古典部出身の叔父が何らかの理由で学校を去った理由を知りたい

 

現在行方不明になった千反田の叔父がいた当時、神山高校で何が起きたかを、古典部員の福部里志(岡山天音)伊藤摩耶花(小島藤子)らと、探るというのがストーリーの大筋です。

 

1967年の高校で何が起こったか??

 

神山高校の文化祭は、生徒たちからは『関谷祭』と呼ばれ、それは千反田えるの叔父の姓を取ったもの。学生運動の時期、学園祭が中止になり、反発した学生たちは過激な行動に走るようになった。

 

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叔父の関谷(眞島秀和・本郷奏多)は、学生運動に積極的に参加していたわけではなかった。それなのに 女子高生を助けたのを英雄扱いされた挙句、責任を取らされて退学処分になっていたことが、現在神山高校で司書として働く糸魚川養子(斉藤由貴)によって語られる。

 

『氷菓』の意味・人生の理不尽さが描かれる

 

千反田の叔父の関谷は、理不尽な理由で学校を追われ、高校生活や将来を断たれて人生に絶望してしまった。『氷菓』は古典部の文集のタイトルで、最初はその意味がまったくわからないのですが、氷菓を英語にして”I'm scream”から由来した心の叫びだったことが判明します。

 

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若いうちに人生の理不尽さを味わった不運な結末ですが、何も行方不明にならなくてもいい気がしてしまう。

ただ自分自身の高校時代を振り替えれば、確かに人間関係は冷たいもので、大学に入学するための通過点のような存在でしかなかったことを思い出しました。

果たせなかった夢だから、今更のように邦画の学園ものの映画を観てしまうのかもしれませんね。


山崎健人演じる主人公の折木は、行方不明になった関谷と自分自身の高校生活を重ねることで成長し、灰色の学園生活だとしてもそれを異端に感じることはないと、一つ強くなっていきます。

この作品を映画館で観たいかと聞かれたら、確かにそういう類には思えない。ドラマで十分な気がします。

千反田の叔父が「古典部」である必要性や、謎解きは最初からOB・OGに話を聞いてしまえば結果はすぐにわかるはずとか、ダメ出ししたくなる部分もあちらこちらに。

ただドラマとしては結構面白く役者もよいので、動画配信としてはオススメできる作品だと思いました。

 

▼山崎健人作品はこちらにもあります!

noji-rei.hatenablog.com

 

noji-rei.hatenablog.com

 

それではまた。
のじれいか でした。