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【映画】『時をかける少女(1997)』中本奈奈・中村俊介の愛はモノクロ【ネタバレ・感想】

映画『時をかける少女(1997)』は、筒井康隆の小説の映画化です。

『時をかける少女』は原田知世主演、アニメ版、仲里依紗主演と繰り返し映画化されていますが、本作は角川春樹監督によるもの。

主演は中本奈奈、中村俊輔。舞台は昭和40年代、中学生の芳山和子と深町一夫との切ない恋が描かれます。

情緒的な雰囲気をねらったようで、全編通してモノクロ映像でした。

 

 

 

時をかける少女(1997)

 

 

100年後には誰もその場所を知る人はいない

 

昭和40年4月12日芳山和子(中本奈奈)は学校帰りに、渡瀬恒彦が経営する骨董店でオルゴールを買います。和子の家は、両親(伊武雅刀)(倍賞美津子)は多忙で留守がちのため、祖母(久我美子)と一緒に過ごしている。

翌日の13日、和子のクラスに深町一夫(中村俊介)が転校生として現れます。

英語教師(早見優)の授業で扱うのは、エミリー・ディキンソンの詩『100年後には』After a hundred yearsを、イギリス帰りの設定の深町は見事に訳します。そこはかっこいいですし、取り上げた詩の世界観とも合っていて、このストーリーのテーマがそこにあることが示される場面でした。

 

和子の時計を隠し持つ吾郎 

 

和子は一夫を見たときから、初めて会った気がしない。昔から知っているような気持ちがしている。

一方で和子の友人は、幼馴染の浅倉吾郎(早見城)が、和子の時計を持っているのを知る。4月14日、和子は吾郎に時計を返してほしいと頼むが、吾郎は返そうとしない。

放課後、担任(野村宏伸)から頼まれて理科室の片付けをしているとき、実験室で誰かの気配を感じる。実験室で倒れたビーカーのから出る煙を嗅いだ和子は、その匂いがラベンダーだと気づく……。

15日の夜には地震が起こり、吾郎の家の近くでボヤ騒ぎが起こる。慌てて見に行った和子は、そこで吾郎に時計を返してくれと求める。

吾郎は、和子が自分を心配しくれたと思っていたのに、和子から時計を返してくれと言われてショック。勝手に和子の時計をお守り代わりだとなかなか返そうとしませんが、なんとか時計を返してもらいます。

翌日、和子が地震の話をすると誰も地震のことを知らない。

「どうして?」和子は混乱します。

 

100年後の人間

 

和子に隠せなくなった深町は、自分が100年先から来たことを打ち明けます。深町はタイムリープを研究していて、タイムリープに必要なラベンダーを求めて和子の時代に現れた。

また無許可でタイムリープをした深町は、時間警察に追われている。行きづらい時代になって深町のように無許可でタイムリープをして、現実を変えようとする者を取り締まっている。

この映画での深町くんは、自分の時代には戻らない、タイムリープを続ける時間逃亡者。本来『時をかける少女』の深町は、彼の時代では手に入らなくなったラベンダーを求めて和子のいる時代にやって来たはずで、そこは違うなと感じたところですね。

これはこれでアリだと思う・ネタバレあり


時間逃亡に私も連れていってと言い出す和子でしたが、深町はそれを頑なに拒否。


過去は変えられないと話す深町に、和子は地震の夜、吾郎に時計を返してもらっている。けれど二回目の地震のとき、深町と一緒に帰ってしまい、吾郎から時計を受け取っていない。そのため、和子は吾郎に時計を返してもらうため、地震の夜に戻ります。 

 
時計を返してもらい、深町と別れのときがやってくる。
「いつか必ず、君に逢いに戻る」
深町はそう告げて、和子と別れていきます。

記憶を消した深町と和子のはずが、心のどこかで深町の存在が忘れきれずに残っている。そのくらい和子の気持ちは深いものだったと言いたいのでしょうね。

そして15年後、待ち続けていた和子のもとに深町が戻った。

すごく情緒的な作風をねらったことはわかります。時代設定も昭和40年代で、映像もモノクロ。エミリー・ディキンソンの詩。それに和子の祖母がかつては女優だったという過去を持つなど、過去との繋がりを深くしている点などです。

また和子が骨董屋で手に入れたオルゴールは、実は深町の祖母のものだったこと。

キャストは豪華です。ただ個人的には中本奈奈は芳山和子を演じるには大柄で、大人びている印象でしたね。中本奈奈が頑張っているので、興味がある方は見てみるとよいと思います。


中村俊介はこれが映画デビュー作らしいのですが、中村俊介は映画というよりテレビで見る俳優というイメージが強い。

麻見光彦シリーズは好きでした。

 

また松任谷由実が音楽を担当しています。


▼SF・タイムリープ映画はこちら

noji-rei.hatenablog.com

 




それではまた。
のじれいか でした。