映画『センセイ君主』は、女子高生が、クールな数学教師に恋をするドタバタなラブコメ。
主演は渡辺美波と竹内涼真。どちらかのファンであれば絶対オススメな作品ですが、そうでなくても最高に楽しめる作品でした。
主人公の三枚目ぶりが素晴らしく、恋心と笑いのあるまさにラブコメ映画。
映画『センセイ君主』のストーリー、好きなところをご紹介します。
センセイ君主
作品情報
2018年 105分
監督:月川翔
キャスト
・佐丸あゆは(渡辺美波)
・弘光由貴(竹内涼真)
・中村葵(川栄季奈)
・澤田虎竹(佐藤大樹)
・秋香(新川優愛)
予告
出会いは「すき家」でのオゴリ
佐丸あゆは(渡辺美波)は、恋に憧れる惚れっぽい肉食系の高2女子。早く彼氏がほしくてたまらず必死に告白をしまくるけど、フラれまくりで7連敗。
フラれて落ち込んだ、あゆは、すき家でやけ食い。だがお金がないのに気づきパニックになっているのを新任の数学教師、弘光由貴(竹内涼真)が払ってくれたことで二人は接近します。
弘光はイケメンだが「勉強するかしないかは自己責任、やる気のない生徒は勉強しなくてもいい」となかなかクール。だけど人が嫌いというわけでもないし、悪い人ではない、らしい……。
原作はこちら▼
あゆはは、友人の中村葵(川栄季奈)、幼馴染の澤田虎竹(佐藤大樹)と楽しくぶっちゃけた学園生活を送る。教師の弘光に恋の相談をしたりするうちに、弘光にどきどきしてしまうあゆは。弘光の理屈っぽい性格と、先生を好きになることはダメと思っているのだが、ダメと思えば思うほど好きになってしまうのが人情。
弘光はあゆはを面白がっているし生徒として可愛がってもいる。あゆはが自分を好きと気づいても、あゆはは生徒なので「絶対に靡かない」と宣言しますが、あゆはは、絶対に落として見せると言い切ります。
なんとしても弘光の気持ちをこちらに向けようとあゆはは必死。合唱コンクールの実行委員会に立候補したりと張り切りるのだが……。
恋のライバルは幼馴染??
あゆはと弘光は、合唱コンクールのこともあり一層接近。
コンクールの曲を決める流れで、弘光に連れられ、秋香(新川優愛)のリサイタルに行ったあゆはは、弘光と秋香が幼馴染で一緒に留学もした初恋の仲だったことを知ることに。
しかも秋香が、あゆはたちの高校の音楽の非常勤講師として赴任。あゆはのライバル心は燃え上がり「駆逐してやる」と接近します。
子供の頃から、数学オタクだった弘光は、周囲から変な子供扱いされてきた。そんな弘光を支えたのは秋香で、その気持ちは今でも変わらない。
フランスにいる秋香が日本に戻ったのは、弘光を留学先のフランスに連れ帰るため。数学の道に全力で進ませ、自分との関係もやり直すためだった。
一方、あゆはといつも一緒にいる幼なじみの澤田が、あゆはに恋心を抱いていたことがわかってくる。
恋の感情の流れをまとめると
・あゆは→弘光
・秋香→弘光
・澤田→あゆは
・弘光→?
弘光の気持ちは?
弘光由貴先生の胸のうち(ネタバレあり)
最初の頃、弘光先生は、あゆはを生徒の一人としか見ていない。それどころか楽な恋愛をしようとしていると、あゆはの単純さを指摘します。
自分が好きな人から好かれる(つまり両思い)の難しさを口にしたあゆはに、弘光は「漫然を生きるのやめたら?」となかなか的を得たアドバイスをします。
だけどその言葉は、自分自身に向けた言葉でもあった。数学の勉強をするためフランスに留学していた弘光は、自分の限界を知るのが怖くなり日本に逃げ帰って、今の高校教師としての仕事に就いていた。
弘光は、あゆはが、自分への好意に気づいた時点でも、かわいい生徒くらいの気持ちだったはず。でもやがて、あゆはの必死さや一生懸命なところに心惹かれるようになり、目が離せなくなっていくのでした。
文化祭の夜の告白は?(ネタバレあり)
合唱コンクールの当日、あゆはは、秋香から、弘光への思いを聞かされてしまう。
秋香はフランスに弘光を連れ帰ることが目的で、しかも弘光を好き。数学者としての成功とふたりの将来を考えてのこと。
あゆはは、弘光と離れたくないと秋香に訴える。だけど「自分の気持ちだけで相手の幸せを奪ってもいいの?」と秋香に言い返されてしまい、悩んだあゆはは、弘光が数学者としてやりたい道に進むことが彼にとって何よりの幸せと、身を引く決心を固める。
その頃にはすでに、あゆはへの思いを自覚していた弘光は、プロジェクトマッピングのライトアップの元で、あゆはへの気持ちを打ち明けるつもりだった。
でも、本物の恋愛を知り、相手の幸せを本気で考えたあゆはは、弘光への気持ちを断ち切る気持ちなので、二人はすれ違ってしまう。
なかなかよい展開ですが、非常勤講師とはいえ、秋香とあゆはは教師と生徒の立場です。淡々としていますが、なかなか容赦ない女の闘いの場面でした。
高校を卒業する佐丸あゆは(ネタバレあり)
時が流れ、あゆはたちの学年は卒業を迎える。ちょうどそのときテレビでは、弘光が数学で権威のある賞を受賞した報道がされている。
あゆはは、弘光への気持ちをまったく断ち切れてはいなくて、幼馴染の澤田虎竹は、あゆはの気持ちに気づき、恋心は諦めている。
卒業後の教室で、あゆはが、弘光への気持ちと夢を綴ったノートが出てくる。ノートは澤田虎竹が処分してやると言いながら、密かに弘光に渡していたものでした。
当時のノートにはなぜか弘光の文字が付け加えられている。そして最後に、数学の準備室にきてくださいという文字が。
あゆはは準備室に向かって走る。そこに待っていたのは?
渡辺美波がすばらしい!(感じたこと)
佐丸あゆは単純で裏表のない女子。かわいくて一生懸命な、あゆはの人柄に触れるうち、気持ちが傾くのは、弘光だけではなく見ている方も同じかも。
渡辺美波は非モテ女子をすごく上手に演じていました。現実だと恋愛体質の女子は、付き合いづらくて面倒臭かったりしますけど、こういう友達なら楽しそうだなと思ったり。
正直ちょっとやりすぎに感じる場面もあるのですが、テンポやセリフがとてもよく、全体を通して大変よくでくきたラブコメ映画でした。
竹内涼真はいろいろ言われてますが、この映画が別腹で楽しみたいところですね。
この映画は友人関係もよく、川栄季奈のヒロインの友人の安定キャラも◯。
ただ合唱で、JUDY AND MARY『Over Drive』っていうのはどうなんだろう。歌詞がいいので使ったのでしょうけど、合唱向きの曲ではないのでそこは感動しなかったですね。
さいごに
いやいや、この『センセイ君主』は、すごくよくできたラブコメでした。
恋をしたときの気持ちを呼び起こしてくれ、主人公の気持ちを理解して応援したくなる、オススメ映画です!
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※本記事の情報は2021年3月時点のものです。
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それではまた。
のじれいか でした。