こんにちは。 のじれいか(@noji_rei)です。
映画『英雄は嘘がお好き』(RETURN OF THE HERO)
19世紀初頭のフランスのブルゴーニュが舞台。
美しく賢いけれど男を寄せ付けない名家の長女と、遊び人で嘘つきな軍人が、言葉と手紙を使って騙し合うコメディです。
アイデアもあって、テンポよく進むので、軽く楽しめる映画でした!
英雄は嘘がお好き(2018)
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作品情報
フランス、ベルギー 91分
監督:ローラン・ティラール
脚本:ローラン・ティラール、グレゴワール・ヴィニュロン
キャスト:
ヌヴィル大尉(ジャン・デュジャルダン)
エリザベット(メラニー・ロラン)
ポリーヌ(ノエミ・メルラン)
クリストフ・モンテネ
フェオドール・アトキン
予告
ストーリー
19世紀のフランス。ブルゴーニュ。
名家ボーグラン家は、ヌヴィル大尉(ジャン・デュジャルダン)の来訪を心待ちにしているため慌ただしい。
そんな中、長女のエリザベット(メラニー・ロラン)だけは冷めた目で、妹のポリーヌ(ノエミ・メルラン)が大尉からプロポーズを受けるのを傍観していました。
その後、遅れてやって来たヌヴィル大尉はポリーヌに求婚しますが、直後にオーストリアへの赴任を伝えらます。
行かないでと嘆くポリーヌに、ヌヴィルは手紙を書くと言い残しますが、何週間経っても便りはありません。
そもそもヌヴィルは遊び人で、エリザベットはそれを見抜いていたものの、憔悴するポリーヌを元気付けるため、ヌヴィルを装った手紙を書くことにしました。
嘘の手紙でポリーヌはみるみるうちに元気を回復。その後もエリザベットはヌヴィルになりきり、手紙を書き続けることになるのですが…。
嘘の手紙を書く姉・何も知らない婚約者
早い話、妹の婚約者になりきった姉が、偽の手紙を送り続けるところから始まります。
そんな状況はしばらく続きますが、やがてエリザベットはポリーヌに好意を寄せる男性がいることに気づきます。
つまりエリザベットは手紙の終わらせる必要がでてきたということです。
なのでエリザベットは、戦禍が激しくなり帰れなくなったと別れの手紙を書き、妹と遊び人の軍人との恋を終わらせます。
本来であれば物語はこれで終わりのはずですが、そこからが本当の物語りの始まりです。
やがて3年が経過したある日、エリザベットは街で偶然、変わり果てた姿のヌヴィルと再会します。
ヌヴィルは軍を脱走して落ちぶれていますが、地元、特にボーグラン家の周囲では勇敢で偉大な軍人として亡くなったことにされています。
あれだけ大騒ぎしたポリーヌも別の男性と結婚して子どもが生まれていました。
そんな事情もあるので、エリザベットはヌヴィルに街を離れるように伝え、幾らかの現金を渡しますが、その情報はヌヴィルにとっては却って絶好の機会を得た形になりました。
脱走兵が英雄になって
偶然再会した妹の元婚約者で、落ちぶれたヌヴィルが家族に近づくことを避けたいエリザベットはヌヴィルを遠ざけようとします。
でもヌヴィルにとってボーグラン家は過去の栄光で、食うに困るヌヴィルにとっては食い扶持のようなもの。なので強引にエリザベットの屋敷を訪ねます。
滔々と嘘の武勇伝を語るヌヴィルの姿に真の勇姿を見てしまったエリザベットの家族は、ヌヴィルを英雄と持ち上げて屋敷に滞在させますが、エリザベットの心中は穏やかではない。
そんなエリザベットは金を払ってヌヴィルを厄介払いしようとたり、妹の夫と決闘させようとしますがいずれも失敗。
やがて、一見して敵対関係にある、エリザベットとヌヴィルが、実は心憎からず思っていた様子もチラき、途中からラブコメテイストも匂わせます。
愛される嘘吐きもいる(ネタバレあり)
英雄扱いされてやりたい放題のヌヴィルでしたが、本物の将軍が屋敷を訪れ、心底ビビり出します。脱走がバレたら下手をすれば銃殺刑なので珍しく本気です。
しかも屋敷の周辺にコサック隊が来てしまい、そっと屋敷から逃げようとするヌヴィルでしたが、そのときすでにエリザベットを愛していたため、ガチで戦ってしまうという無謀さが面白い。
一方のエリザベットも、ヌヴィルの嘘吐きで意気地がない本性を知りつつ愛するところがいい。死にたくない、戦争なんて嫌、そんな本音を嘘で隠しているけれど、実は人間味のある男です。
ジャン・デュジャルダンとメラニー・ロランが主演なので、いい大人たちが嘘を吐きつつ、ときに本音を暴露しながら、さりげなく恋愛に発展するところが味わい深かったですね。
ラストで軍に戻ったらしいヌヴィル大尉はまた逃げてしまうのですが、コメディなのであれでよかったと思いました。
▼すごくよかったフランス映画です!
それではまた。 のじれいか でした。