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【映画】『ナポレオンと私』幸せは自分自身でみつけるもの【ネタバレ・感想】

 

こんにちは。 のじれいか(@noji_rei)です。 

映画『ナポレオンと私』は、周囲を気遣うので精一杯、自分の幸せがわからなくなったアラサー独身女子が、ゲームから飛び出してきた、ナポレオンに応援されながら、自分を見直していくお話です。


主演は武田梨奈、『ワカコ酒』でお馴染み。

 

日常に疲れや、迷いを感じているアラサー女子には共感できそう。

その時代を通り過ぎた人でも、懐かしさや感じるところがある映画です。

 

ストーリーについて、感想をネタバレありで書きます。

よろしければ、お付き合いください!

 

 

 

【映画】『ナポレオンと私』



作品情報


監督:頃安祐良
脚本:鈴木規子


2021年 82分  

<キャスト>

・大原春子(武田梨奈)
・ナポレオン・ボナパルト(濱正悟)

・岩田伸悟(染谷俊之)
・伊原ゆか(綾乃彩)
・西園寺里穂(岡林佑香)

www.youtube.com

 

ストーリー


28歳のWEB制作会社で働く春子は、仕事に対しても積極的になれず、彼氏もいない。周囲が幸せになっていくのを複雑な視線で眺めている。

そんなとき、推し命の同僚・伊原ゆかのオススメゲームを半ば強制的にダウンロード。適当に選んだキャラのナポレオンが、何故か目の前に現れて、春子は仰天する。

ナポレオンは「春子の幸せになりたい」という言葉に刺激されて登場したらしく、その翌日、春子の会社にまで同行すると「お前が幸せになるためだったら、なんだってしてやるよ」「ただそのためには、お前自身が幸せになることを諦めるな」と春子を励ますのだった。

そんななか、春子は密かに恋心を抱く、会社の先輩・岩田と一緒に仕事することになるが、最初は積極的になれずに戸惑うことが多い。


しかしナポレオンの支えがあり、少しずつだが自分のアイデアを言葉に出して、発信できるようになっていく。

だんだん接近する岩田と春子だが、岩田には肉食女子の西園寺里穂が迫っていたり、頑張って続けてきた仕事で、思わぬミスに気づくなど波乱は続く。

 

 

好きなところ

 

台詞が素晴らしい (ネタバレあり)


部屋で一人映画を見るのが唯一の楽しみという、春子は、孤独な少女時代を過ごしてきました。

そんな境遇もあり、春子は自分に自信がなく、自分には幸せになる資格がないと諦めている。

20代も後半にさしかりながら、何一つ実感を持てずにいる春子の前に、スマホのゲームのキャラのナポレオンが、春子の独り言に引き寄せられるようにしてこの世界に現れる。

そしてナポレオンは、春子が幸せになるためにサポートをしようと言い出します。

ナポレオンは春子と街を一緒に歩きますが、ナポレオンは春子にしか見えません。また、ナポレオン皇帝なので、俺様キャラかと思えば、春子のために料理を作ったり、話を聞いたりと、羨ましいような下僕ぶりを見せてくれるのがかわいいです。

またナポレオンは厳しくも愛のある言葉で春子を導いていくのですが、その台詞がとてもよい感じです。


何があったか知らないが、すぐ改めればいい。反省は生かさないと。お前がいつの日か出会う災いは、お前が疎かにしたある時間の報いだ。」(ナポレオン)

 

自分の考えが上手く伝えられず、また後悔の多い一日を過ごして帰宅した春子に向けた言葉でした。

 

こうして春子はナポレオンから勇気と元気を貰い、仕事に恋愛に向かっていきます。

 

武田梨奈と濱正悟の組み合わせがよい


このお話は実際にあるゲームを元につくられたお話です。



これを実写でしかも日本人が演じるのは微妙かもと思いましたが、個人的な感想としては、思ったより違和感はありませんでした。


武田梨奈と濱正悟のW主演のようなドラマでありながら、ナポレオンと春子の恋物語ではありません。キャラのナポレオンは現実の春子と結ばれるわけいはいきませんし、またナポレオンは春子の幸せを叶えるのが目的だからです。だけどナポレオンも春子に感じているところがあるので揺らいでいる場面はちょっとキュンとします。

春子は揺れながらも、恋と仕事について自分なりの考えを導き出します。それはネガティヴで人任せだった春子とは思えない自立した感情でした。

 

残念だったところ

 

とてもよい話なのに、色々軽い(ネタバレあり)


ストーリーはとてもいいと思うのですが全体的に軽めです。きっと予算もなかったのでしょう。

yahoo映画のレビューでも低評価で悲しい、私は好きな映画です!
(でもドラマでもよかった気はする。連ドラもよいかも。)

 


▼武田梨奈の『ワカコ酒』も。グルメドラマまとめです。

 

noji-rei.hatenablog.com

 

 

 

それではまた。のじれいか でした。