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【映画】『凪待ち』香取慎吾のダメ男の愛と狂気と【ネタバレ・感想】

愛する女性と暮らしながら、ギャンブル依存から立ち直ることができない駄目男を香取慎吾が演じるヒューマンドラマ『凪待ち』。

物語の紹介、好きだったところ、残念に感じたところについて書きます。

 

 

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凪待ち

 

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 本記事の情報は2021年4月時点のものです。
最新の配信状況はサイトにてご確認ください。

 

作品情報

 

2018年 124分
監督:白石和彌

キャスト:
木野本郁夫(香取慎吾)
昆野美波(恒松祐里)
昆野亜弓(西田尚美)
昆野勝美(吉澤健)
村上竜次(音尾琢真)
小野寺修司(リリー・フランキー)

予告

 

www.youtube.com

 

物語


川崎の印刷所で働く木野本郁夫(香取慎吾)は、恋人の昆野亜弓(西田尚美)と、その娘の美波(恒松祐里)と、亜弓の実家、宮城県石巻に戻ることが決まる。

亜弓の父、昆野勝美(吉澤健)は漁船を持っているが震災で妻を亡くし、病が悪化して働けなくなっていた。

父を支えるため亜弓は地元に戻り、美容院を開業するつもりでいた。亜弓と郁夫は長い付き合いなのだが、郁夫はギャンブル依存症で金銭にだらしないこともあり、結婚には至っていない。

美波は川崎では引きこもりだったが、転校して幼馴染の翔太(佐久本宝)と遊び歩くように。美波を心配した亜弓と口論になり家を出てしまい夜になっても戻らない。

亜弓と郁夫は、手当たり次第に美波を探すが、「自分の子供ではないから、そんなふうにしていられる」と亜弓はつい感情的になり、喧嘩になって、郁夫は亜弓を車から降ろしてしまった。

その後、美波は見つかるが、亜弓が何者かに殺害されているのが発見される。郁夫は隠れて手を出していたギャンブルに歯止めが効かなくなり、多額な借金を出してしまう。また同僚などの裏切りから転職先の印刷所を追われ、行き場を失ってしまうのだが……。

好きなところ・人の絆が描かれる


賭け事に依存する人間の心理がかなり繊細に描かれます。香取慎吾演じる主人公の郁夫は印刷所で資格を持っており普通に働ける。でもギャンブル依存から抜け出せず、自分でも考えていない方向に生きてしまいます。

郁夫は、川崎で亜弓たち母子と暮らしているときからダメ男でしたが、亜弓が亡くなってからは、心の行き場を失い、ギャンブル漬けになってしまう。高校生の美波は、他人の郁夫と暮らすわけにはいかないと、病気の祖父、勝美ではなく、亜弓がDVで別れた実父、竜次(音尾琢真)との暮らしを選ぶことになります。

亜弓の父・勝美や、亜弓の友人・小野寺修司(リリー・フランキー)は、郁夫を案じて世話を焼くのですが、亜弓を亡くしたことで郁夫の心にできた空洞はギャンブルでしか埋められない。

だらしがなくて、かっとなりやすい郁夫。どうしようもない男だけど、どこか憎めないところがあるので亜弓が郁夫を愛したのは理解できる。それに娘の美波や亜弓の父勝美からすれば、郁夫は亜弓の愛した相手は唯一無二の存在。そんな理由もあり、郁夫を必死に守ろうとする勝美と美波の姿には人と人との絆を感じさせられます。ラストもこれでよかったんだなと素直に思える一応のハッピーエンドだったと思います。

 
役者は全員とてもよかった。香取慎吾は見事に闇を引き出していました。また母を亡くし父親ではない郁夫と難しい関係になる美波役の恒松祐里の好演が目を引きました。

残念だったところ・全体的に暗い


ギャンブル依存に暴力、殺人事件といった重めなヒューマンなので仕方ないものの、それにしても全体的にかなり暗いです。郁夫の葛藤が浮かび上がれず、暗さの中に沈んだままのように感じれたところが残念でした。物語のどこかに光が差すと抑揚がつくのではないでしょうか。

また亜弓を殺めた犯人ですが(ネタバレありに詳細あり)なぜなのか?という理由が曖昧。想像にお任せします的な流れだったのも少し残念だったかも。

亜弓を殺めた犯人は?・ネタバレあり

 

亜弓が郁夫と別れてすぐに殺められていることもあり、郁夫は一度は警察から疑われてしまいます。それもあって郁夫は自棄を起こして賭け事から抜け出せなくなるのですが、そんな郁夫を宥めつつ、面倒をみるのが製氷工場に勤務する小野寺でした。

亜弓たちが実家に戻ったときから、小野寺は何かと世話を焼き続けていて、家族か親戚のように親しい間柄でした。亜弓が亡くなってから自暴自棄になる郁夫の借金を肩代わりしてやり、自分が勤務する製氷工場で働けるようにと手筈を整えたことで、郁夫は一度は小野寺に甘えて一緒に働きます。でもふと、なぜここまで親切に? そう違和感を抱きつつ見ていくと、そこに真実がありました。

 

▼ 新しい地図の俳優たちの活躍はこちらにもあります

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▼香取慎吾のコメディも楽しい!

noji-rei.hatenablog.com

 



それではまた。
のじれいか でした。