映画『あのコの、トリコ。』白石ユキの漫画の実写映画化です。
地味で引っ込み思案の男子と、幼なじみのモデル女子とのラブストーリーです。
主演は、吉沢亮と新木優子。
作品を見てよかったところ、残念に感じたところをネタバレありで書いていきます。
あのコの、トリコ。
作品情報
製作年度 |
2018年 |
上映時間 |
93分 |
監督 |
宮脇亮 |
キャスト |
鈴木頼(吉沢亮) 立花雫(新木優子) 東條昴(杉野遥亮) 時田可奈江(高島礼子) 近藤啓(岸谷五朗) |
予告
オーラを消した吉沢亮がみどころ
高校生の鈴木頼(吉沢亮)は引っ込み思案な性格で、地味な眼鏡男子。そんな頼だが、かつては子役としてオーディションを受けていた。
子役時代、一緒にオーディションを受けていた立花雫(新木優子)は現在はモデルをしながら女優を目指している。またそのとき一緒だった東條昴(杉野遥亮)は今や売れっ子俳優に。
頼は父の仕事の関係で田舎に暮らしていたが、今も想いを寄せる雫が、変わらず夢を追い続けていることを知って上京。雫と同じ学校に編入して、雫の付き人になることに。
吉沢亮がダサい髪型と眼鏡で、本来のオーラを消しています。地味系男子を上手に演じながら、周囲から素養を見出され、夢と恋に成長していくところが見所です。
雫は女優、そして頼は
頼は、女優を目指す雫を支える。やがて雫は舞台『ロミオとジュリエット』のジュリエット役が決まる。相手は昴。しかし昴が事故に遭い、日頃から雫と台詞合わせをしていた頼は、思わず「自分にやらせてください」と代役を名乗り出る。
舞台練習は順調に進んでいたが、舞台本番が近づいたある日、昴が怪我から復帰。昴はお役ご免になってしまった。
昴は雫に以前から好きだったと告白。また、頼は、そのときの二人を立ち聞いてしまう。
頼は、監督の近藤(岸谷五朗)から、頼を主人公に起用して映画を撮る仕事が入り、雫と頼は距離ができてしまう。
雫を好きな昴と頼は、映画の新人賞に選ばれなかった方が身を引くことを誓い合う。賞を取ったのは昴。頼はハリウッドのオーディションを受けるために渡米することを決めた。
恋だけでなく夢も物語の核なのですが、恋愛も諦めない流れなのは嬉しいところ。雫がラストに頼を選ぶか、それとも昴を選ぶか。結果はもうわかるのではないでしょうか。
ダサめの吉沢亮が、雫役の新木優子に翻弄されながら、徐々に洗練されて、いつもの吉沢亮になっていく様が楽しめます。
残念だったところ・色々とあり得ない
ツッコミどころは満載です。
軽いタッチの恋愛映画ですが、子供だった二人が成長して再会する場面は雑な印象。
また女優を目指す雫ですが、急に舞台でジュリエット役というのも唐突に感じる。
そして昴が怪我をしたのは納得できても、正式に降板したのかよくわからないうちに、頼が名乗り出て代役になるのはあり得なさすぎる展開でした。また寸前になって昴が復帰するところも。全治半年のはずと笑ってしまいました。
そんな風に、あり得ないところは多々あるものの、生き馬の目を抜く芸能界をのんびりふんわりと仕上げた、現実とは程遠い映画も、ときにはよいかもしれません。
吉沢亮と新木優子
この二人は本作の共演で知り合い、現在も仲が良いそうです。熱愛?噂にもなったみたい。「Dior」のイメージ動画でも共演していますね。
お似合いですね!
吉沢亮の出演映画といったら『キングダム 』
それではまた。
のじれいか でした。