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【映画】『今日、恋をはじめます』武井咲・松坂桃李の微妙な共演【ネタバレ・感想】

映画『今日、恋をはじめます』は、水波風南の漫画の実写版。
真面目女子高生の武井咲と、モテメン松坂桃李の恋青春ラブストーリーです。
2012年の作品で、今みると、この二人の組み合わせはちょっと意外に感じます。


中二病なもので学園ものが好きなのですが、これは色々な意味で盛り上がりに欠ける作品でした。


ストーリーを追いつつ、感じたことをネタバレありで書いていきます。
よかったらお付き合いください。

 

 

今日、恋をはじめます

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作品情報

製作年度

2012年

上映時間

120分

監督

古澤健

キャスト

日比野つばき(武井咲)

 

椿京汰(松坂桃李)

菜奈(木村文乃)

長谷川西希(山崎賢人)

日比野さくら(新川優愛)

日比野庄一郎(長谷川初範)

神崎杏香(高岡早紀)

日比野節子(麻生祐未)

椿圭汰(村上弘明)

 

 

予告

 

www.youtube.com

 

ダサ女とイケメンの恋

実家は写真館を営んでいる日比野つばき(武井咲)は、三つ編みおさげのファンションと無縁の昭和な女子。母親の期待を受けて勉強したものの、通うことになった高校が滑り止め。その学校で一番人気の椿京汰(松坂桃李)とは同じ名前『つばき』が縁で知り合います。

ヒロインは武井咲なので、地味に見せてもダサくするのは難しいのですが、設定はダサくてクラスで誰からも相手にされない子らしいです。

 

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京汰はなぜかつばきに興味を示し、強引にキスをして、その後の学園祭で盛り上がりそしてデートまで一気に進みます。ダサかった服装やヘアスタイルも京汰のコーディネートによって大変身。つばきはキラキラ女子へと変貌するのでした。
 

実は星好きロマンチック男子

  

京汰は大学教授の息子で、宇宙好きで東大理一を目指す一面もある。勉強目的の名目で、京汰の友人、長谷川(山崎賢人)と、つばきの妹さくら(新川優愛)と4人でお泊まりで京汰の家の別荘にお出かけしたりと、地味なのは最初だけであとはリア充な夏を満喫している。

別荘には、かなり本格的な天体ドームもあって、京汰はなかなかおぼっちゃまなのですが、女性にトラウマを抱えているのが原因で、女性と深く関われない性格になっていたのがわかってきます。


その京汰の性格が、つばきとの関係に影を差していくことに。

 

 

 

主人公ふたりの葛藤(ネタバレ)

物語の大きな核は次のようなものです。

・京汰のトラウマ(子供のとき、誕生日に母親が家を出ていった)
・つばきの将来(両親の期待と自分が進みたい進路との差異)
・つばき恋のライバル登場(京汰の中学時代の同級生)

 

京汰はモテモテですが、同じ女とは二度関係は持たないジゴロっぷり。簡単に「愛」を口にする女を見ると母親を思い出して嫌らしいのですが、その辺りは比較的あっさり、つばきによって克服します。

一方の、つばきは、京汰から、ずっと親の望む生き方をするつもりかと問われてしまう。本当は妹の髪を結っていて、髪を触るのが大好きなつばきは、大学よりも進みたい道がある。

京汰とつばきは喧嘩しながらもラブラブな関係。しかし
付き合って一年が過ぎた頃、京汰の母親が入院した報せと、元カノの菜奈(木村文乃)が京汰の目の前に現れ、ふたりの関係はぎくしゃくします。

一度は距離を置くことを決めて「別れた?」と思わせるほど離れてしまう京汰とつばきですが、最後はハッピーエンド。ラブコメならではの展開でした。

残念な点・展開が甘くて葛藤が弱い

この手のラブコメ映画に悲しい別れだとか、悲惨な運命を求める人はいないし、そんなのは筋違い。それにしても、主人公の葛藤も弱めで、成長している感じもあまりない

松坂桃李はいい男ですが、撮影当時はたぶん24歳くらいのはずで、高校生役はちょっと無理がある。武井咲はこの作品での演技はどうしたんでしょうか。演技力が正直微妙。『黒革の手帳』はよかったですけどね。


▼やはり邦画の青春恋愛映画としておすすめなのは『君に届け』です。主人公の葛藤、成長、恋への流れ、そしてキャストも敵いません!

noji-rei.hatenablog.com

 
また、気になるところでは、京汰の友人、長谷川役で出演している山崎賢人は、正直無駄遣いで、気の毒でした。

映画の中でつばきの台詞。
「人に傷つけられたときのことはいつまでも覚えている癖に、人を傷つけるのは平気なのね」などと、ここぞというとき、決め台詞で反論して、京汰を打ち負かすのがやり口ですが、あまり胸に響かなかったのが残念。


それではまた。
のじれいかでした。