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【映画】『ぼくらの七日間戦争』宮沢りえの頂点と子役たち【ネタバレ・感想】

映画『ぼくらの七日間戦争』。

厳しい校則に嫌気がさした中学生たちが、学校や権力に立ち向かっていくお話です。
宮沢りえの初出演映画としても有名ですね。

普通にあり得ない展開なのですが、かつて自分たちが経験した時代を振り返ることができる映画ではありました。

 

 

ぼくらの七日間戦争

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作品情報

 

製作年度

1988年

上映時間

94分

監督

菅原比呂志

キャスト

青葉中学校1年A組

●菊池英治・グループのリーダー
(菊池健一郎)

●相原徹・英治の相棒

(工藤正貴)

 

●安永宏・空手が好きな肉体派
(鍋島利匡)

 

●柿沼直樹・おしゃれ好き
(田中基)

 

●日比野朗・スーパーの息子
(金浜政武)

 

●中尾和人・成績優秀

(大沢健)

 

●天野健二・花火やの息子
(石川英明)

 

●宇野秀明・機械に詳しい

(中野慎)

 

●中山ひとみ・学級委員
宮沢りえ

 

●橋口順子・ひとみの親友

(五十嵐美穂)

 

●堀場久美子・ひとみの親友
(安孫子里香)


青葉中学校教諭

金田龍之介笹野高史倉田保昭大地康雄佐野史郎小柳みゆき賀来千香子

親族
出門英浅茅陽子

ホームレス
室田日出男

   

予告

www.youtube.com

 

アニメ版

ぼくらの七日間戦争」は宗田理の原作による小説で、「ぼくらの七日間戦争2」など「ぼくらシリーズ」として、アニメ映画としても製作されています。

www.youtube.com

   

好きなところ・かつての自分がよみがえる?

 

やたらと校則が厳しい青葉中学校に通う生徒たち。

教師たちに厳しくされて、息の詰まる毎日を過ごしながら、中学生になった彼らは自我に目覚め、勉強好きだったり、サッカー少年だったり、空手好きだったりと個性に溢れている。

中学校は義務教育で、大人としては扱えない年齢。そんな彼らの個性を無視し、同じように管理することで平穏無事な学校生活を送らせようとする学校側。

スカートの丈、ヘアスタイルだけではなく、生徒の私物をこっそりチェックして、授業に関係のないものは即没収。親の捺印を押した反省文を提出させる。

体罰もたびたびおこなわれている。

彼らの親たちも無関心だったり、過干渉だったりと、自分たちを理解してくれないことで、子供たちは不満を募らせていきます。

 

息苦しい毎日に嫌気がさした1年A組の菊池英治ら男性生徒は、廃工場にたてこもり、ここは自由な「解放区」だと大人を排除して暮らすことを誓う。

でも、居場所を突き止めた大人たちは、強引に彼らを解散させようとしますが、彼らの決意はそんなに弱いものではなく、大人と子供の本気の闘いが始まります。


コメディ映画で展開も緩く、全体的に漂う昭和の香りがレトロな雰囲気です。

昔の中学校ってこんな感じだったな」と懐かしく感じる場面もあり、かつて日本で中学生を体験した人なら、案外楽しめると思います。

 

時代も令和になれば、さすがに校則も変化してるハズと思いましたが、まだ健在なようで驚きでした。

news.yahoo.co.jp

ああ、そういえば、ツーブロック禁止の中学って話題にのぼりましたよね。

 

イマイチなところ・テンポが今一つ

 

それほど長い映画ではないのですが、テンポが今一つなのか長く感じました。

子供が主人公の群像劇だからでしょうか、誰の目線で描かれているのか不明瞭で、共感しにくいところがありました。

ラスト近くなるとファンタジー色を濃くしたいのか、唐突に戦車が登場したり、花火がぶっ放されたりと、はちゃめちゃです。いいか悪いかと言われると微妙です。

少なくともカタルシスを得られる展開ではありませんでした。

 

ネタバレ・キャストの魅力は?・ファンタジーゆえの戦い

 

このドラマの主人公はグループのリーダー格の菊池英治ですが、正直そこまでほかの生徒たちと異なる存在感があるとは思えません。

役者が云々より、そもそも主役として描かれていないようで、仲間を牽引する力強さはあまり感じられません。

戦闘シーンはコメディっぽい展開で笑えるところも。子供たちがが闘っているのを、親がぽかーんと眺めているところもギャグっぽくていい。

ちょっとやり過ぎ、というか犯罪?にまで発展してしまうのですが、真面目に捉える映画だと考えるとおかしなところだらけなので、ファンタジー映画と割り切って見ることをおすすめします。

若さゆえの一途さが描かれている感じですかね。 

  

宮沢りえと仲間たち


この映画は一番美しい宮沢りえ真空パックに収めたような映画です。

平凡な中学生役で着飾ってもいないけれど、それがいい。
宮沢りえのための映画だといっても過言ではないと思います。

本当にかわいいなあ。
これも近い時期じゃないかと。


彼女のその後の人生を想像させることなく、画面の中の宮沢りえは明るく健康的な美しさを放っています。ここが頂点だったんだろうな。

 

宮沢りえと共に戦う同級生たちのその後を追うと、現在も俳優として活動しているのはごくわずか。

宮沢りえと仲良し女子3人組を演じた残り2人の役者も、現在は引退。
理由は人それぞれなのでしょうけれど、こういう現実を目にすると、役者を職業としていくことの厳しさを思い知らされます。

子役はとくに見た目が大きく変化するので、上手に大人の役者になれないことが多い。
それに子役と聞くと、自分が率先して演じたいのだろうか、やらされているのかもしれないと、特に最近、微妙な気持ちになります。

 

さいごに


角川映画ぼくらの七日間戦争』を見た感想を書きました。
挿入歌がTM NETWORKなのも時代を感じさせます。
TM NETWORKといえば『シティーハンター』なんですけど、この「SEVEN DAYS WAR」もヒットしたね。



小室哲哉は引退すると言いながら最近復活しましたが、TM NETWORKはどうなるんでしょうね。
私、以前、会社を辞めると言いつつ辞めなかったらペナルティになったんだけど、こういう人は何も負わないんですかね、うらやまですわ。

それではまた。
のじれいか でした。