【映画】五社英雄監督作品・女の生き様がすごい【おすすめ3選】
こんにちは。 のじれいか(@noji_rei)です。
映画監督の五社英雄は、アウトローの人生、栄光と衰退を、独自の視線で捉えた作品を数多く手掛けた昭和の巨匠です。
時代感と登場人物の生々さが光る『ザ・日本映画』が多いのが特徴です。
ここでは、女性の生き様が描かれる作品3選をご紹介しましょう。
彼女たちの生き様はハードで、理不尽なのですが、ヒロインたちに共通する、ままならない運命を受け入れる力強さは、今の時代にも通じる生きる術を学べるようにも感じます。
女優たちはとにかく美しく大胆。
こういった作品はこの先撮られることはないのかもしれません。
よろしければ、お付き合いください!
鬼龍院花子の生涯
昭和初期、土佐の侠客・鬼政とその一家、鬼龍院家の栄華と衰退が物語の本筋です。
また幼いとき鬼政に引き取られた、少女松恵(仙道敦子・夏目雅子)の成長と、波乱に満ちた日常が描かれます。
義父の身勝手さと家業に翻弄されながらも、鬼政の娘へと成長する松恵の成長が見どころです。
ちなみにタイトルにもある鬼龍院花子は、鬼政と愛人との間に生まれた娘の名前。物語の主人公ではありません。けれどその花子も家業の犠牲になり、悲しい運命をたどることになります。
夏目雅子の「舐めたらいかんぜよ」は、当時の流行語になりました。
・夏目雅子、岩下志麻ら女優たちの迫力と美しさ
・少女・松恵が運命に翻弄されながら、家業を受け強く成長する姿
146分 1982年
原作:宮尾登美子
出演:仲代達矢、岩下志麻、夏目雅子、仙道敦子、佳那晃子、夏木マリ
陽暉楼
昭和の初期に実在した土佐の料亭・陽暉楼を舞台に、やはり実在した人気芸者をモデルに書かれた小説の映画化です。
座敷で煌びやかに舞う芸者たちの場面の一方、父親である女衒の勝造との複雑な関係や、女衒の闘争が描かれます。
また、池上季実子演じる陽暉楼一番人気の芸者・桃若と、浅野温子の演じる勝造の愛人・珠子との女の戦いから芽生える本気の友情が沁みます。
・昭和の土佐の時代感が出ている
・一流料亭の豪奢さと芸者たち、特に池上季実子の美しさ
・滅びの美学
145分 1983年
原作:宮尾登美子
出演:緒方拳、池上季実子、浅野温子、二宮さよ子、熊谷真美、倍賞美津子、風間杜夫
吉原炎上
明治初期の吉原遊廓が舞台。
岡山で生まれ育った、名取裕子演じる久乃という娘が、吉原で働くことになり、根津甚八演じる、財閥の御曹司との出会い、やがて恋に落ちていきます。
最初は吉原で働くことを拒んでいた久乃でしたが、若汐から紫太夫へと遊女としての立場が上がっていくに従って自尊心が芽生え、強かに成長するところが見どころです。
遊郭の女たちの生き様も迫力があります。
・与えられた使命を生きるということ
・(百合シーンあり)
133分 1987年
原作:宮尾登美子
出演:名取裕子、二宮さよ子、藤真利子、かたせ梨乃、西川峰子、根津甚八
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※本記事の情報は2021年9月時点のものです。 最新の配信状況はサイトにてご確認ください。
それではまた。のじれいか でした。