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【映画】『前科者』有村架純が寄り添う保護司の物語・役者が全員すごくよい【ネタバレ・感想】

 

こんにちは。 のじれいか(@noji_rei)です。 

映画『前科者』は、犯罪や非行に陥った「前科者」たちと、彼らの更生を任務とする保護司の女性とのヒューマンドラマです。

 

主演は有村架純、テレビ連ドラの映画化ですね

磯村勇斗、若葉竜也、森田剛と、キャストが豪華!

 

ストーリーについて、感想をネタバレありで書きます。

よろしければ、お付き合いください!

 

 

 

【映画】『前科者』



作品情報


監督:岸善幸
原作:香川まさひと


2022年 133分 

<キャスト>

・阿川佳代(有村架純)
・滝本真司(磯村勇斗)
・実(若葉竜也)
・鈴木充(マキタスポーツ)
・斉藤みどり(石橋静河)
・高松直治(北村有起哉)
・遠山史雄(リリー・フランキー)
・宮口エマ(木村多江)
・工藤誠(森田剛)

 

www.youtube.com

 

ストーリー

 

阿川佳代は、コンビニで働きながら、保護司をしている。

最近は、職場でのいじめが原因で、同僚を殺めた工藤誠の保護司を担当することに。

仮釈放をした工藤は自動車整備工場で働き、保護観察の半年の間、定期的に佳代と面談を重ね、信頼関係が芽生えていった。保護観察期間が満了したら、工藤の好きなラーメンを食べに行く約束も交わしていた。


ところが、最後の面談の日、工藤が謎の失踪。

工藤の行方を追うため、佳代の前に現れた刑事の滝本は、佳代の中学時代の同級生で、お互いに初恋の相手だった。

犯人を逮捕するために刑事になった滝本と、前科者の再犯を防ぐために保護司になった佳代。

二人の現在の姿には、過去の事件が関係していて…。

 

 

好きなところ

 

保護司女性のひたむきさ

 

有村架純は地味系の役柄を上手に演じられる女優。今回もオーラを消して頑張っていました。

主人公の佳代は大卒で入社した企業を退職後、コンビニで働きながら保護司に奮闘する。しかも本人も過去のある影のある、訳ありの役です。

この手の役柄を演じる女優としては、有村架純はピカイチというのが個人的印象です。

 

キャストがすごい(ネタバレあり)


映画版なので、キャストが大変豪華なところが見どころの一つです。しかも全員がすごく上手。

佳代の同級生で現在は刑事になった滝本を演じるのが、磯村勇斗。


出所して佳代の保護観察者となった工藤誠を演じた森田剛。

工藤の弟を演じているのが若葉竜也。父親が母親を殺めるという悲惨な事件の被害者になりながら、送られた施設で薬漬けにさせられ、復讐のためだけに生きている。そんな大変難しい役でした。

どの役者も素晴らしいのですが、最も光っていたのはやはり森田剛。いじられた先輩を殺めてしまう過去を持つ男役を見事に演じていました。

最初は誰? と二度見したくらいに、森田剛だと気づかないほど、地味な男になりきっていました。森田剛が演じた前科者の工藤は、幼少時代、母と弟でDVの父から逃れながら、役所の職員のミスで父に情報が伝わり母が殺害される。その後兄弟は劣悪な環境で生きてきたため、負の連鎖を繰り返すことになってしまいます。

森田剛の演技力は以前から定評があるので今更言う話でもないのですけど、結婚してV6は解散、新しい事務所で活動しています。この人は演技だけ続けることを選び、それは正しい選択であることを改めて実感させられます。


自分の信じる道を進もうとする弁護士役の木村多江、テレビシリーズで登場した前科者役の石橋静河も印象的でした。

残念だったところ

 

よい話なのだが疑問点も(ネタバレあり)

保護司の佳代は、古い一軒家で一人暮らしをしています。

で、面談場所を自宅に指定しているのですが、ちょっと現実的ではない気が。

フィクションの物語ですし、前科者との距離感を縮める効果はあるのかもしれませんが、大丈夫なのかと微妙に不安にさせられます。

また父親を事件の被害者として失った滝本は、刑事になって数年ぶりに佳代と再会するわけですが、再会してすぐに抱き合うのは唐突に思えました。(正直驚いた)ま、美しい二人なので見せ場ではありますが。


あと時間がなかったのか、途中で変更があったのか、編集に雑な部分があるように思えてしまいました。役者が全員すばらしい分、勿体なかった気がします。



▼有村架純の出演映画はこちらにもあります。

それではまた。のじれいか でした。