キレイなトイレ調査研究所

外出先で使えるキレイで安心トイレの調査をやってるブログ。おすすめ商品や心の保ち方、映画レビューなどを書いてます。

 当サイトにはプロモーションが含まれています

【映画】『ホワイト・ラブ』山口百恵・三浦友和/未来の夫婦の恋物語

『ホワイト・ラブ』は山口百恵・三浦友和のコンビ10作目の作品。

スペイン語教室に通うスタイリスト助手の女と、スペイン語の非常勤講師の男との恋の物語。

1979年に公開されていて、レトロさががなかなかよかった。

ストーリーは単純ですが、当時すでに恋人同士であったであろう、わっかーい二人の恋模様が演技を通じて伝わる映画でした。

 

 

 

ホワイト・ラブ

f:id:noji_rei:20210320170650j:plain

作品情報

1979年 110分
 監督:古谷承靖

キャスト
上村忍(山口百恵)
山野部健(三浦友和)
山下洋一郎(北村和夫)

野川多恵子(范文雀)
忍の父(小林桂樹)
忍の母(岩崎加根子)
忍の姉(永島暎子)

ミッキー安田(岩城滉一)
貿易会社支社長(高橋昌也)
バーテン(田中邦衛)
CMディレクラター(岸田森)
CMディレクター(大林宣彦)
古美術店主人(藤木悠)

ストーリー


映像製作会社でアシスタントをしている上村忍(山口百恵)はスペイン語学校に通っている。その教室のホールでちょっと不良な雰囲気の山野部健(三浦友和)と出会う。

健が忍の服をタバコの火で焦がしてしまう、あり得ない出会い方なんですが、お詫びに食事でもしますかね?みたいな展開で二人は接近して恋に落ちます。

山野部健はニートな雰囲気の男ですが、かつてはエリート商社マンでスペインに駐在した経験もある。だが海外駐在員の実情にうんざりして日本に戻り、外国人を斡旋するミッキー安田(岩城滉一)の手伝いとスペイン語の講師として生活費を稼いでいた。


忍の家庭は、シングルマザーの母(岩崎加根子)と結婚している姉(永島暎子)。母は美容室を経営して二人の娘を育て上げた。父は亡くなったと周囲に話しているが実は蒸発している。

父の蒸発について忍は、母や姉の知らないところで、父の友人の山下(北村和夫)とちょくちょく会って情報を聞いている。父は気弱になり日本に帰って家族と一緒に暮らしたいと山下に便りをよこしていた。だが忍は「さすがにそれは無理」とにべも無い。でも忍がスペイン語を習っているのは、いつか父を訪ねて言いたいことを言ってやろうというつもりからだった。

そんなとき、父の危篤を知らせる手紙が山下の元に届き、忍と山下はスペインに向かうのだった。

東京で出会いスペインを想う二人


東京のお茶の水にある語学教室で知り合う二人は、東京で飲み屋デートをしたり、健の部屋で甘い時間を過ごしたりといい感じで関係は続きます。

ただ、お互いの過去や隠し事に焦れてもいる。

健の家で多恵子の写真を見つけた忍は、健の過去に触れる。スペインに駐在していた健から父のいるスペインについて聞こうとしても、健はあまりスペインのことを話したがらない。

健の方は、忍がなぜスペイン語を習うのかについて理由が知りたい。でも忍はそのあたりの事情は家族にも隠していることもあって口が重い。

ま、恋は秘密があった方が燃えますけどね。

 

複雑な女心が出てくる後半


山野部健は見た目ニートなアウトローくんですが不誠実な男ではない。忍との関係は、怪しい仕事をするミッキー安田が邪魔をしたりと波乱もありますが、ストーリーとはあまり関係がない。二人の恋が本物になるまでの序盤的な展開です。

後半、父が危篤の報せを山下から聞いた忍は、スペインに向かうことになり物語は急展開します。

忍は健にも事情を打ち明け、できれば一緒に来て欲しいと話しますが、そう簡単ではない。当時の航空運賃はきっと高かったのでしょうね。でも健は、山下と一緒にスペインに向かった忍を追います。それだけ本気ってことなのでしょう。

父がいるのはセゴビアなのですが、道中のマドリードで、忍は健の部屋に置いてあった写真の女性、野川多恵子(范文雀)を見かける。健からは振られたと聞いていましたが、事情が少し違う様子。

多恵子が連れている子供の名前は『ケン』。多恵子と健の子供?という疑問が当然わきます。しかもその後、多恵子はフラメンコダンサーで、健とは接待先で知り合ったこと、健と恋仲だったのに多恵子は支社長(高橋昌也)にレイプされて身篭ったことを健は忍に告白します。

多恵子が健の元を去ったのは、二人で堕胎を禁止されているスペインを離れ、フランスに向かう道中のこと。子供の父親は、健か支社長かのどちらかで、健は自分の子供だったら育てるけれど、支社長の子供だったら育てられないという考え。でも多恵子の本音は健にどちらの子供でも一緒に育てようと言ってほしかった。それで多恵子は健の前を去ったのでした。

結論としては、多恵子の子供は支店長の子で、名前を健とつけたのは健であってほしかったという多恵子の願いから。

なので多恵子がパンプローナの祭りでバルコニーから落ちるという、よくわからない亡くなり方をしてしまい、健と忍が子供の健を日本に連れ帰り育てることになるのは運命的なものを感じさせるラストではありました。

山下の疑問も解ける


忍と健が接近してやがて愛し合うようになるのはごく自然な流れですが、忍が母に隠れて、父の友人の山下に会っているのは、最初、父親の情報を教えてくれる優しいオジさま的存在なのかと思っていました。

でも忍が撮影用に借りた壺をうっかり割ってしまった代金を気軽に借りることができたり、スペイン行きの航空チケットも用意してくれたりと、友人の娘とはいえ赤の他人にそこまで?と不思議に思えます。すると忍の父が愛した女性は、山下の年の離れた妹で、山下はそれを知りながら二人の逃亡に手を貸していたことがわかります。

忍はそれを知らず山下に甘えていたので、自立している雰囲気にしては他人に甘えすぎにも見えましたが。父親代わり?それともツンデレでしょうか。

山下の妹は随分前に亡くなってしまい、忍の父は危篤ということでしたが、脳溢血で倒れ自宅で静養中だった。

忍としては複雑な心境ですが、長い時間が流れたことでもあり、弱った父を許すことに。でも一緒に過ごしたのは一晩だけで、山下は妹の墓参りにマジョルカ島へ。忍と忍を追ってやって来た健はマドリードへ戻ります。

その車中で忍は、多恵子とマドリードで出会ったことを話す。このあたりは忍の人間性が出ているなと素直に思いました。健には告げず、黙って帰る選択肢も普通にあったはずなので。

下手をすれば、健は多恵子の元に行ってしまう可能性だってある。子供が健の子だとしたら、健は多恵子と一緒になるのが普通で、忍とは別れることになる。それでも事実を打ち明けるのは、忍の率直な性格がよく出ている場面だと思いました。

 

タイムトリップ東京


昔の映画を観て楽しいところは、かつての風景が楽しめるところ。この映画では忍が働くスタイリスト事務所は原宿のようで、建物の隣に「ブティック竹の子」らしき看板がチラ見できたりします。

健の部屋は六本木の裏通りの坂道。よく映画やドラマで使われているところが登場しました。

忍の家は小田急線のどこかの沿線沿い。
 

忍の撮影場所に登場する監督として大林宣彦が登場しいて驚きです。

 

さいごに


山口百恵・三浦友和共演の映画『ホワイト・ラブ』のストーリーと感想をご紹介しました。

山口百恵と三浦友和の若かりし日の出来事を切り取って眺めているような気持ちにもなれる映画でした。ま勝手にやってよと思えなくもないのですが。

 

現在では次男の三浦貴大の活躍が目立ちますが、若いときの三浦友和はすごくいいなあ。山口百恵が好きになる気持ちがわかります。山口百恵は絶世の美女というのとは違うかもですが、唯一無二感とスターに不可欠といわれる清潔感が備わっているあたりは、やはり永遠の人だなと改めて感じさせられます。

 この映画はU-NEXTで配信されています。

 

 

f:id:noji_rei:20210213155613j:plain


映画、ドラマ・ドキュメンタリー、音楽、バラエティと、U-NEXTラインアップは大変豊富。とくに映画」「ドラマ」はオススメです!

よろしければ一度チェックしてみてはいかがでしょう。

「これは💓」という作品に出会えたら

まずは\31日間の無料/で気軽に試してみてはいかがですか?

  • 映画、ドラマ、アニメが見放題!
  • 新作が順次配信
  • 毎月1,200円分のポイント還元!
  • 4人同時視聴可能 


見放題作品がとにかく豊富。

無料期間中に退会すれば、費用はもちろんかかりません!

気になる作品を見て退会するのアリだと思いますよ。 

U-NEXT動画見放題! 



映画ライフを楽しもう!

 

本記事の情報は2021年3月時点のものです。
最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。


次男、三浦貴大の出演映画はこちらです

noji-rei.hatenablog.com

noji-rei.hatenablog.com

noji-rei.hatenablog.com

 

 

それではまた。
のじれいか でした。