映画『春待つ僕ら』
土屋太鳳、北村匠海の青春ラブコメ。いやいや尊いのう。
女子高生とバスケ部員の恋模様。恋と友情の板挟みになりながら、どちらからも逃げずいつも一生懸命なヒロインがかわいい。
青春から逃げないこと、自分の言葉で相手に気持ちを伝えることの大切さを教えてくれる物語です。
ストーリー解説と感じたことを書きます。
春待つ僕ら
作品情報
2018年 109分
監督:平川雄一朗
キャスト
春野美月(土屋太鳳)
浅倉永久(北村匠海)
神山亜哉(小関裕太)
若宮恭介(磯村勇優斗)
多田竜二(杉野遥亮)
宮本瑠衣(稲垣友)
山田レイナ(佐生雪)
柏木ナナセ(泉理香)
神山ユーコ(緒川たまき)
予告
ストーリー・青春と恋と
高校に入学した春野美月(土屋太鳳)は、これまで友達のいない孤独な日々を過ごしてきた。今度こそ楽しい時間をすごそうと意気込むが、やはり浮いてしまい仲間の輪に入れないでいる。
そんな美月が、アルバイト先のカフェに客として現れる、美月と同じ高校のバスケット部のイケメン男子、浅倉永久(北村匠海)、若宮恭介(磯村勇優斗)、多田竜二(杉野遥亮)、宮本瑠衣(稲垣友)の4人組と親しくなれたことで一変してリア充へ。また山田レイナ(佐生雪)といった友人もできて、夢のような高校生活を過ごす。
浅倉は幼い頃に両親を亡くして悲しみを抱えている。美月と浅倉はグループを通じて自然と距離を縮め、やがて友人を超えた大切な存在になっていく。
一方で、幼い頃から友達がいなかった美月にとって、幼馴染の亜哉ちゃんとの時間は大切な思い出。亜哉ちゃんはバスケのうまいカッコいい女の子で美月の憧れの存在だが、外国に行ってしまいずっと会っていない。
4人が出場するバスケのインターハイを応援に行った先で、美月は成長した神山亜哉(小関裕太)と再会する。女子と思っていた亜哉ちゃんが男子と知った美月は驚く。
亜哉はバスケ選手で4人とはライバル関係。しかも亜哉は美月に以前から恋心を抱いていて、亜哉と浅倉はバスケだけでなく、美月をめぐる恋のライバルにもなるのだった。
ストーリーの要約
おおまかな流れはこんな感じです。
●美月、高校入学、新しい自分になりたいが、輪に入れない
●そんな美月がバスケ4人組と仲良くなりリア充に
●山田レイナという友達もできる
●美月と浅倉、自然と親しく
●亜哉ちゃんこと神山亜哉がと美月が再会
●小学生の頃、女と思っていたが亜哉は男だった
●亜哉が美月に接近、恋心を訴える(以後ちょいちょい登場)
●浅倉と亜哉、バスケと恋のライバルに
●美月、浅倉への恋ごろ芽生えていく
●気負った竜二、試合で負傷
●美月作文コンクールに応募して受賞
●コンクールと試合
●カウントダウンをみんなで!
青春は自分を見つめること・ネタバレあり
青春に友情と恋は不可欠ですが、この映画の主人公の春野美月は自分自身をかなり本気で見つめています。
小学生の頃、自分を守ってくれた亜哉ちゃんから『大切なものが一つあれば強くなれる』と言われたことを覚えている美月は、自分にとって大切なものは何かと考えている。
それはバスケなど大事なものを持つことで自分の弱さを克服し、強くなりたいという願いから。
そのことを浅倉に打ち明けたことで、美月と浅倉の距離が近づくきっかけになり、その後、色々なことを話せる関係へと変わっていきます。
やがて美月は作文コンクールに学校を代表して応募してはと勧められる。
でも美月は小学生の頃、人前で作文を読んで笑われたことがあり、応募を躊躇してしまうのですが、その背中を軽く押してくれるのはやはり浅倉でした。
美月は作文コンクールに応募して見事入賞しますが、表彰式があろうことか浅倉たちと亜哉のバスケの試合の日と重なってしまう。
表彰式で作文を発表することになる美月は、壇上に向かう途中で作文を落としてしまい慌てて拾ったところページが抜けおちたことに気づきますが、原稿がなくても自分の気持ちを伝えるという素晴らしい成長を見せるのでした。
作文の内容もよかったです。『春待つ季節』(以下概要)
春は新しい季節だが、私はそんな春が嫌いだ。
どうしてかといえば、春でという季節の訪れで、これまでの失敗をリセットして新しい自分になれると信じていても、現実は春がきても自分が変わりはせず、自分の心は冬のままだった。
だけど仲間との出会いで、自分にとっての春の訪れを実感できた。
そして自分の殻に閉じこもっていた視野の狭さ、人はみんな弱いものだけど、人は人と関わっていくことで成長して得られる。背伸びすることがあっても、それが本当の成長に繋がることを信じて前に進みたい。
といった、春という季節と心の成長を掛け合わせた作文でした。
ラストは大晦日のカウントダウン・ネタバレあり
亜哉から告白され、返事を求められていた美月は、浅倉への気持ちを打ち明けます。亜哉は美月を待っていると言いますが、美月が亜哉の方に気持ちが傾くことはなさげです。
大晦日、カウントダウンを全員で過ごしているとき、浅倉と美月は二人に。
浅倉は「美月が一緒にいてくれることで強くなれる。だからこれからも傍にいて欲しい」と伝えます。もちろん美月も浅倉と同じ気持ちです。
まだ弱い自分たちだけど、支え合いながら、共に「春待つ季節」を生きていこうと美月は思うのでした。
さいごに
青春の苦しみから逃げないことで人生は輝くのかも。
現実から逃げずに素直な気持ちを感じて伝えていくこと。一人一人は弱い存在だけれど、だからこそ人生には仲間が必要なんだ。そんなメッセージを感じる物語でした。
健全といっては誤解があるかもしれませんが、ここで苦しい思いをすることで、人生を豊かにできる。そのことがちゃんとわかっているヒロインだなという印象でしたね。まだ10代なら絶対観た方がいい。アラフォーだってきっと遅くない(かも)。
土屋太鳳にお似合いの青春映画。
北村匠海の少し影のある雰囲気もよかったですね。
バスケ部のイケメン4人が足繁くかよう美月のバイト先のカフェはこちら。ドッグカフェみたい。
お客さんのいない
— cozy-cafe DAIN (@CafeDain) May 11, 2020
イケメン四天王の定位置🤔#春待つ僕ら#営業自粛中#イケメン四天王 pic.twitter.com/jsGm8Gsvpy
▼北村匠海の青春ラブストーリーはこちらがよかったです
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※本記事の情報は2021年3月時点のものです。
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それではまた。
のじれいか でした。