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【映画】『運命じゃない人』後味スッキリな群像劇【ネタバレ・感想】 

こんにちは。 のじれいか(@noji_rei)です。 

映画『運命じゃない人』は、内田けんじ監督による群像コメディ。

あらゆる事柄がどんどん回収されていく気持ちよさが癖になりそう。

ストーリーについて、感想をネタバレありで書きます。

よろしければ、お付き合いください!

 

 

 

【映画】『運命じゃない人』

 

作品情報


監督:内田けんじ
2005年 98分 
<キャスト>
・宮田武(中村靖日)
・桑田真紀(霧島れいか)
・神田勇介(山中聡)
・浅井志信(山下規介)
・倉田あゆみ(板谷由夏)
・浅井の手下(眞島秀和)

5人の男女による、一夜のドラマ

内田けんじは、回収監督と呼びたくなるわ〜

 

予告

www.youtube.com

 

ストーリー


人を疑うことを知らない宮田は、平凡なサラリーマン。半年前に婚約者の倉田あゆみに「他に好きな人ができた」とフラれ、彼女と暮らすため買ったマンションに一人で暮らしている。

ある晩、宮田は中学校からの親友・神田から「倉田あゆみのことで話がある」とレストランに呼び出れるが、急いで呼び出した割にどうも要領を得ない。

すると神田は何を思ったのか、宮田に「新しい出会いが必要」と突然ナンパを促し、偶然店に居合わせた一人客の桑田真紀に同じテーブルに座らないかと強引に声をかけてしまう。

そのくせ神田は、トイレに離席したまま戻らず、宮田と真紀は、一緒に食事をすることに。

桑田真紀は恋人に棄てられ一人になり、孤独を噛み締めていたところ。行くところもない身だった。そんな事情を聞いた宮田は、自分のマンションに来ないかと勧める。

宮田のマンションを訪ねた真紀は、倉田あゆみが使っていた部屋を充てがわれるが、そこにはまだ倉田あゆみの荷物がたっぷり残されていた。あゆみから頼まれて取ってあるというが、宮田があゆみに未練があるのがミエミエだった。

そんな宮田を気の毒に思う真紀、新たな関係が始まる予感がしたとき、部屋に倉田あゆみが荷物を取りに現れる。

あゆみと鉢合わせた真紀は、宮田がかわいそうと言い残しマンションを去る。これまであゆみを忘れられなかった宮田だったが、去った真紀を慌てて追う。

そして宮田は、ホテルに泊るからとタクシーに乗ってしまう真紀から連絡先を聞き出すことに一応は成功したのだが。

 

 

好きなところ・人間の適当さ(ネタバレあり)


内田けんじ作品の特徴だと思うのですが、登場人物が極端に悪い人がいなくて、全員が、本音と建前を巧みに使い分けながら生きているところが好きです。

そんな人間臭さが感じられるところが魅力的ですね。

いい人の宮田


周囲が呆れるほどのよい人・宮田は、婚約者のために身の丈に合わないマンションを無理して購入、婚約者が去っても住み続けています。彼女が忘れられない気持ちも事実でしょうが、ほかに出会いがない本音もある。だから神田が適当に声をかけた何も知らない真紀にすぐになびいてしまいます。

探偵の神田


宮田の友人、神田の職業は探偵。宮田の婚約者である倉田あゆみを胡散臭く感じてこっそり調べを進め、彼女が詐欺師であることを突き止めていた。神田が倉田まゆみを調べたのは宮田への友情もありますが、金の匂いがしたからという理由もありました。


けれど倉田あゆみの工作で神田はあっさりヤクザに捕まってしまう。でも倉田あゆみの彼氏であるヤクザの浅井の思惑は別にありました。

倉田あゆみの裏の顔


宮田の元婚約者の倉田あゆみは、神田が調べたとおり詐欺師、怖いもの知らずの女性です。宮田から金を巻き上げるつもりがマンションを買われてしまい計画が狂ったと、別の男に鞍替えします。

そんな倉田あゆみが宮田の次にターゲットに選んだのはヤクザの組長・浅井。浅井は一見強面ですが、感情的ではなく現実的な性格。建前と本音を巧みに使い分ける賢さがあります。

孤独な桑田真紀の選択


桑田真紀は彼氏にフラれて孤独を噛み締めている女性。途方に暮れているとき宮田と出会い部屋に誘われます。でも宮田は別れた婚約者をまだ忘れられないし、急に自分に来られてもそれは寂しさを紛らわせるだけで自分への恋愛感情とは違う。

そう感じた桑田真紀は宮田の部屋を出ていきます。ですがそれには本当の理由が……。

 

小ネタの仕込みもアリ(ネタバレあり)

物語の最初のあたりで、会社で仕事をしている宮田に、会社の先輩が話しかけ「明日部屋を貸してくれ」と言い出します。そんなの普通はお断りですが、人のよい宮田は「えーっ」と言いつつはっきりと断りません。

ここで気づく人が多そうですが、この流れ『アパートの鍵貸します』のオマージュですかね。宮田のキャラはジャック・レモンの演じたバクスターを意識しているのかも。でもバクスターは自分の利益のために部屋を貸していたので、ただ断り損ねただけの宮田とは全然違いますね。

こちらも覚えていると、ラストでしっかり回収されます。

 

残念に感じたところ

 

女ばかりが騙す方(ネタバレあり)


板谷由夏が演じる、詐欺師の倉田あゆみがやたらと大胆です。彼女は浅井の金を奪って海外逃亡を企み、探偵の神田を金を餌に巻き込むのですが、倉田あゆみはそれを神田が望んでいると薄々気づいています。

また一見して慎重そうな桑田真紀は、実は倉田あゆみより上手。なぜなら倉田あゆみが浅井から奪って宮田の部屋に隠した大金に気づき、こっそり持ち逃げを企むからです。


騙すのは女ばかり? とちょっとがっかりしましたが、先に書きましたが、登場人物全員が大変人間臭いので、まあ何方もどっちといったところでしょうか。



▼伏線回収ストーリーはこちらにもあります!

 

noji-rei.hatenablog.com

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それではまた。のじれいか でした。