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【映画】『時間離脱者』邦題が微妙だけどスルーしないでみてほしい名作【ネタバレ・感想】

 

こんにちは。 のじれいか(@noji_rei)です。 

映画『時間離脱者』(Time Renegades)は、韓国のサスペンス。

 

2015年と1983年、32年離れた二人の男性が夢を通じて繋がる。

本当にこれは超おすすめ。思わずうなってしまいました。

すべてがしっかりと回収されてゆく、本当に素晴らしいタイムリープ。

 

サスペンスだけど、タイムリープ

後から意味がわかってくるの〜

 

ストーリーについて、感想をネタバレありで書きます。

よろしければ、お付き合いください!

 

 


Prime Video

 

 

【映画】『時間離脱者』



作品情報


監督:クァク・ジェヨン

2016年 107分  

<キャスト>

・ゴヌ(イ・ジヌク)
・ジファン(チョ・ジョンソク)
・ユンジョン/ソウン(イム・スジョン)

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ストーリー

2014年の大晦日刑事のゴヌは、カウントダウンの群衆のなかにいた。
目的はスリ逮捕のためだが、その際に大怪我を負い、生死の境を彷徨う。

一方、32年前の1982年の大晦日、同じカウントダウン会場。
教師のジファンは、恋人のユンジョンに指輪を渡してプロポーズ。
いい雰囲気の二人だが、ユンジョンのバッグがスリに盗まれ、ジファンは犯人を追い格闘、負傷して生死の境を彷徨う。

ゴヌもジファンも一命を取りとめるが、その日を境に、32年の時差のあるゴヌとジファンの二人は、夢の中で繋がるようになる。

最初は驚くふたり。やがてゴヌは、夢で見たジファンの恋人ユンジョンと瓜二つの女性を見かけ、彼女に接近する。

するとユンジョンそっくりの女性は、ソウンという名の教師とわかる。ユンジョンと同じ学校に勤めているなど奇妙な偶然が続く。その後、ゴヌは、ユンジョンが殺害されていたことを知った。

当時、ユンジョン殺害犯として逮捕されたのは、ジファンとユンジョンの勤める学校の生徒の父親。

だが、犯人がほかにいると感じている、ジファンとゴヌは、お互いの夢を通じて事件を突き止めようとする。

 

 

好きなところ

 

タイムリープだが行き来はしない(ネタバレあり)

タイムリープ作品の多くは、主人公が過去と未来時を行き来しますが、こちらの『時間離脱者』は、主人公の男性二人(ゴヌとジファン)は、それぞれの時代から動くことはありません。

二人の男性が、夢で過去と未来を見ながら、事件を解決する。そこがとても斬新です。


本当いろいろよくできてる!(ネタバレあり)


物語の中心になるのは、教師のジファンの恋人ユンジョンが何者かに殺害され、その真犯人は誰かということ。

 

その真犯人は、ユンジョンのみならず、生徒たちも犠牲にしていました。過去に体育館が全勝し、生徒に多くの犠牲者を出したのも、女生徒たちが殺害されたのも、真犯人の仕業でした。


よく見ているとすべてが気持ちよく回収されていきますが、単なる回収劇にとどまらず、男女の深い愛をしっかり描いているところが魅力的です。

 

冒頭の二人がラストに戻ってくる(ネタバレあり)


1983年のジファンとユンジョンは、結婚後の新居探しで、高台の家を下見に訪れます。それは古い家ですが、ここに住む人は成功して出ていく縁起のよい家と、案内した不動産屋は話します。

二人は家を見てまわり、縁側で肩を寄せ合い、未来について語り合う。

そしてユンジャンは言います。

人は死ぬとき来世の自分を見るという。でも忘却の川を渡るとすべてを忘れてしまう。だから運命の人を再び探すことになる。私は生まれ変わったら、あなたに見つけてもらえるよう、同じ姿で生まれてくるから、来世でも必ず会いましょう、と。

ユンジョンのその言葉が、物語の中心になります。

やがてユンジャンは不孝にも亡くなったので、その家に二人が住むことはなかった。けれど30年後、ユンジャンはソウンとして蘇った。そしてユンジャンの事件を通じ、ソウンと出会ったゴヌは、ソウンに心を寄せるようなり、やがてその家は、ゴヌとソウンの家になる。

つまり、夢で繋がるゴヌとジファンも、ユンジョンとソウンと同じく生まれ変わりゴヌからすれば、ユンジョンは前世の自分だったのです。

 

残念だったところ

 

出来がよすぎてマニアックに(ネタバレあり)

本当によくできているのですが、凝りすぎているため、番人ウケする話ではないのかもしれません。

日本では劇場公開されていないようで、それもあってこのタイトルなのでしょうが、もう少し評価されてもいいのになと、ちょっと切なくなったりします。


▼タイムリープ映画はこちらにもあります!

noji-rei.hatenablog.com

noji-rei.hatenablog.com

 

 

それではまた。のじれいか でした。