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【映画】『時間回廊の殺人』ホラー?それともミステリー?【ネタバレ・感想】

映画『時間回廊の殺人』は韓国の映画。

ホラーなのか? 
ミステリーなのか?
それともファンタジーなのか?


ちょっと怖いのですが、頑張って見ていくと納得できるラストに繋がる。
そんな『時間回廊の殺人』の見どころと疑問点を、ネタバレありで書いていきます。

  

 

時間回廊の殺人

 

 

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作品情報

製作年度

2018年

上映時間

100分

監督

イム・デウン

キャスト

ミヒ
キム・ユンジン

 

チェ神父
(オク・テギョン)

 

チョルジュン

(チョ・ジュユン)


 

予告

 

www.youtube.com

 

最初はホラー? 家族の関係と土地の不思議と……


1992年11月11日、夫(チョ・ジュユン)と息子(長男)のヒョジェを妻のミヒ(キム・ユンジン)が殺害するという事件が起こる。ただ息子のヒョジェは行方不明になっている。

それから25年後。
犯人として逮捕されたミヒは仮釈保され、かつて家族で暮した家に戻ります。家はすっかり古くなっていましたが、ミヒはそこに暮し始める。ミヒには目的がありました、それは行方不明になったままのヒョジェを探し出すことでした。

1992年当時、ミヒの家族が暮していた家では、奇妙な現象が起きていました。
誰もいないはずなのに気配を感じたり、ドアから手が出てきたり。
この家には誰かがいる。
怖くなって警察を呼びましたが侵入者の指紋は検出されず、警官の夫はミヒの狂言を疑います。
近くに住む人にすすめられて、地層鑑定士を呼びますが、地下室の扉に恐怖して巫女を呼ぶようといって逃げてしまいます。
巫女を呼ぶと人が何人も現れてるのですが、怖くなったミヒは途中でおはらいを止めてしまいました。(そこが疑問)

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このあたりは怖いです。
ホラー?
いや完璧ホラーです。
わからないことは怖さに繋がるなとしみじみ。

 

その後、次男のジウォンが夜になっても帰宅せず、ミヒと長男のヒョジェで懸命に探します。警察も捜索に加わり、やがてジウォンは工事現場の池に落ちて亡くなっているのがわかります。
警官の夫は、これまでもジウォンだけを可愛がってきましたが、ジウォンの死を契機に、これまでよりもヒョジェにつらくあたるようになっていく。


ここでわかるのは、1992年のとき四人家族だったミヒの家庭は、夫とはおそらく再婚。
ミヒは、ヒョジェとジゥオンを分け隔てなく育てていましたが、自分の本当の子供は長男のヒョジェだったことが想像できる流れです。

警官の夫とはと当時から既に上手くいっていません。
夫は浮気を匂わせてもいるし、関係は冷え切っていました。

 

ここに感動・揺るぎない子供への愛(ネタバレあり)

 

仮釈放中で息子を探そうとしているミヒの元に、若い神父チェ(オク・テギョン)が訪ねてきます。以前からあつい信仰心をもつミヒを案じてのことでした。

神父チェは、この土地のことを遡って調べるうち、ミヒの家族以外にも同じ場所で失踪事件が起きていることがわかります。

3つの失踪事件 
・1942年 日本人の将軍夫妻
・1967年 母とふたりの娘
・1992年 ミヒの息子ヒョジェ

 

失踪事件は25年ごとに起きているのですが、それはこの土地が持つ時空のゆがみが影響していました。25年ごとの11月11日がそのとき。やがてミヒは25年前の1992年の家に戻っていき、愛するヒョジェを守るために行動します。
何年経ってもいくつになっても母親は子供を愛する気持ちは変わらないといいますが、まさにその言葉を行動に起こしたミヒ。母は強しです。

こういう時間のゆがみが出てくる話は、SFやファンタジーでもある。
途中からホラーではなくなり、ミステリーになっていく。
土地に深い因縁めいたものがあるストーリーは、個人的には好きなので楽しめました。

 

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残念なところ・強い母ならさっさと離婚しよう!

 

時空のゆがみが生じる場所に住んだことで、いろいろ怖い思いを経験したミヒとヒョジェでしたが、おそらくはヒョジェはこれから幸せな人生を送ることができるのではないかなと予想できるラストはよかったです。

ただこの家族は、この家(というか場所)に住んでいたから不幸になったわけではない。どうであろうと1992年のままでいてはいけなかった。細かい事情があるのですが、それでも別れていれば起きなかった悲劇なのにと考えてしまいました。

ただヒョジェを25年間、閉じ込めておけたのはよかったのかもしれない。(それも事情があってのこと)けれどそれは親のエゴのようにも思えてもしまいますが、どうなんでしょう。


疑問だったのは、時空の歪みで救出されたのはヒョジェだけなこと。先の3つの失踪事件の行方不明者たちはどうなってしまうの? 放置なら気の毒すぎます。
めでたし、めでたしで終ってよいものか、若干の疑問が残るラストでした。

 

さいごに

  

この韓国映画『時間回廊の殺人』は、『マザーハウス 恐怖の使者』(2013)ベネゼエラの映画のリメイク。
ジャンルはいちおうホラーなので、好みはあると思いますが、構成がすばらしいのでおすすめしたい作品です。
 

noji-rei.hatenablog.com


主人公ミヒを演じたキム・ユンジンは、美人女優ですがお婆さん役もみごとに演じていました。米国ドラマ「LOST」のシリーズにも出演していただけあって、本気の演技力、好感度高しです。

若き神父役を演じたのは、アイドルグループ2PMのメンバーオク・テギョン。

 

それではまた。
のじれいか でした。