こんにちは。
現在はコロナウイルスの感染防止のため、多くの人が「おこもり状態」を余儀なくされていますが、自分の中に闇を抱えている社会的「引きこもり」問題も相変わらず続いています。
こちらのニュース、見た人も多いかもしれません。
引きこもりの30代男性の痛ましい話です。
両親が息子を自立支援の業者に預けて、共同生活を送っていたものの、うまくいかず最悪の事態を招いてしまいました。
この記事を読んで、私が思い浮かべたのは、ある男性２人のこと。
２人はどちらも40代で、１人は私にとって比較的親しい間柄。
もう１人は務めていた会社の元先輩です。
これから２人の経緯や共通点、個人的な考えを書いていきますが、それはあくまで私個人の考えでしかありません。
彼らについて
親しい彼のこと
親しい間柄の彼は、高校は普通に卒業しましたが大学に入学すると朝晩逆転の生活になり、授業の欠席が目立つように。
そして留年が決まると大学を辞めたいと言い出しました。
彼の実家は裕福で、両親は社会的地位の高い人です。
両親は「大学を辞めるのなら働きなさい」と彼に告げましたが、最初は神妙に聞いていても、数日経てば何もなかったかのように同じ生活に戻ってしまう。
一度、コンビニのアルバイトに面接に行きましたが、アルバイト当日何もしないで家に帰ってしまいました。
それからは単発のバイトで最低限のお小遣いを得て、あとはほとんど自宅の部屋に籠もっています。
会社の元先輩のこと
先輩とは２年ほど隣の席で仕事をしていました。
有名国立大学を卒業後に入社。見た目は地味で女子には縁遠いタイプでした。
その先輩からは仕事の指示を受けることもありましたが、だんだん遅刻が増えて、休みがちに。
その後、彼は部署異動になりまししたが、移動先でも欠勤が続いてやがて休職。結果的に復職できず退職しました。
それから現在まで10数年になりますが、定職には就かず実家で暮らしています。
彼らの性格
思い起こしてみれば、２人には共通点がある気がします。
ただ、これは私が感じている彼らへの印象で、決して引きこもりの人が皆そうだと断言しているものではありません。それに彼らを嫌悪しているわけではないので。
【２人の共通点】
・頭がよくて優秀、そして雄弁
・プライドが高いが、努力はあまりしない
・他人に対して批判的
・どこかに自信のなさが見え隠れする
・考えが保守的
・行動的ではない
・恋愛経験が乏しい
・実家が裕福
・両親が隠したがる
「引きこもり」の理由や原因については、発達障害など脳の問題があるとも言われていますが、少なくとも私が知る２人はそれではないと断言できます。
こういう性格は誰にでも思い当たることで、だから誰だって引きこもりになる可能性はあるのではないでしょうか。
たとえばここでも▼
【教えて！ｇｏｏ】40代後半男です、ひきこもりを脱するには（1/2ページ） - 産経ニュース
「教えてgoo!」を記事にしたもので、質問をしたのは40代後半の男性。
回答は一般の人から寄せられています。
「働かなくても暮らしていけるから、引きこもっていられる『甘え』だ」
「引きこもっても生活できるなら、別に無理して脱する必要はないのでは？」「『焦らず』に『少しづつ』自立に向かってほしい」
確かに正論だと思います。
でもだったら具体的にどうしたらいいのだろう。
そのことを考えてみました。
どうしたらいいのか考える
引きこもりの為の「裏」教科書: 毎日「無気力」だった私が人生を一変させた方法
引きこもりは悪なのか？
人生で社会との接点を断ち、自室に篭る生活を送ることになった場合、どうしたら気持ちが開放されるのだろう。
もし、引きこもりが楽しくて経済的に働く必要がなければ、そのままでいいと思います。
決して無責任に言っているのでありません。
楽しくて周囲に迷惑をかけなければ、引きこもりだってアリだと私は思うからです。
でも多くの人にとって、引きこもりはいけないことと認識されている。
それは何故か？
「引きこもりが楽しそうじゃないから」
「引きこもりは無収入だから（社会に参加していない）」
大きくはこの２点のはずです。
楽しくないのは周囲へのプレッシャーかもしれないし、自分でも疾しさや後ろめたさがあることが原因しているのでしょう。
こんなはずじゃなかった、もっと活躍できたはずなのに。
げんに私がここで挙げた２人も全く楽しそうではなく、とても苦しんでいます。
なので闇雲に社会復帰をして引きこもりを辞めるのではなく、心を楽にしながら引きこもりを継続させるためにはどうしたらいいか考えてみたいと思いました。
聞き上手を心がけて他人を認める
彼ら２人は、自分が好きなことを好きな相手に話すときは説得力があり饒舌ですが、興味のない話題を振られることが苦手です。
誰だって興味のない話題をされるのは楽しくありませんが、多少の摺り合わせに慣れておかないと自分の話も聞いてもらえません。
だからときには、聞き役になることも大切です。
多くの人が内心では自分以外の考えを否定しがちなものでしょうし、誰だって裏を返せば自分が一番だと思っている（思いたい）もので、自分以外の誰かに対する視線が厳しくなるのは特別意地の悪いことではないし、病んでいるわけでもない気がします。
ただ相手を一方的に否定してしまえば、相手とかかわることはできないし、その相手に自分の考えを伝えることもできなくなるので、長い目で見れば損です。
それにどんな内容であろうとも、人の言葉を自分で消化することは大切。
考えの違う話を聞くことで、判断ができるように自分を鍛えられる。
自分の心を全開にする必要はないにしろ、小さな穴を空けておき、たまに心を換気させるとよいのではないでしょうか。
そうはいっても急に他人への気持ちを肯定的にはできないときは、１日一回どこか１つでいいから相手を認めるように心がけるとよいと思います。
継続しない人間関係で人間力を鍛える
長年同じ会社に務めることを考えると腰が引けてしまうし憂鬱になりそうでも、アルバイトや短期の派遣だったら、すぐに相手ともその環境ともお別れになります。
「あんなことを言ってしまった」または「ああ言えばよかった」と後悔することがあっても相手との関係はすぐに切れます。
なので後悔は自分の未来の材料として使えばいい。
勇気を出して職場に出向いて、短期で働くことを繰り返していくと、本当の意味で深く人と関係することはできないけれど、軽く浅い付き合いには慣れます。
浅いままでいいというのではなく、そこから始めればいいので。
私も派遣で働いていた期間が長かったのですが、 社会復帰の人間関係訓練の場としてはなかなかいいのではと思います。
お金を貯めて自分だけのパソコンを買う
家にいるので短期バイトをしていれば、お金はすぐに貯まるはず。
そうしたらノートパソコンを一台購入しましょう。
できれば高いスペックの方がいい。
ノートパソコンでネットでやゲームをしても構わないと思いますが、wi-fiが入っていなければ自分で契約もするので、開けたらすぐに使える環境でないと少し大変ですがそれも訓練ですね。
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ブログもしくはYouTubeを始める
インターネットでSNSやYouTubeなど、外からの情報を受け取るためだけにパソコンを買ったわけではありません。
買ったパソコンで何をするかといえば、発信すること。
ブログでもYouTubeでもいい。
自分で何かを発信する。そしてそれで利益を出すことを目指します。
やってみると想像以上に大変で、挫折しそうになるかもしれません。
見ているよりも実際にやってみると大変なことは多いもの。
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でも時間はたくさんあるのだから、心が折れてもとにかく一定期間無心で続けてみましょう。
引きこもりでいることを楽しくし、自分を認めるためには楽なことばかりを選択するわけにはいかないのです。
興味が出てきたら深掘りしても
ブログの記事や動画編集をするうち、何か興味が出てきたら深掘りすればいいと思います。
プログラミングの勉強でも、デザインでも。
挫折したら辞めてもいいし、失敗しても構いません。
ただ自分で努力したことは、絶対に自分を裏切らないのです。
さいごに
４０代男性の引きこもりの記事を受けて、私自身の身の回りにいる人を例に挙げつつ、精神的安定を保ちながら引きこもりを続けるにはどうしたらいいかを考えてみました。
でも、もし失敗しても落ち込む必要はないと思います。
色々試せるのも生きているから。
落ち込んでも何もしないでいたよりは、遥かに心が救われているはずだからです。
のじれいか でした。
