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【映画】『君は月夜に光り輝く』北村匠海の輝かしい青春ラブファンタジー【ネタバレ・感想】

映画『君は月夜に光り輝く』は、永野芽郁・北村匠海が主演をつとめた、2019年公開の作品です。

原作は佐野徹夜による小説で、不治の病の女子校生と男子校生とのラブファンタジー。

『君は月夜に光り輝く』の好きなところ、俳優 北村匠海について感じたこと、劇中のヒロインまみずが発症した不治の病「発光病」について書きます。

  

  

君は月夜に光り輝く

 

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作品情報

 

製作年度

2019年

上映時間

101分

監督

月川翔

キャスト

渡良瀬まみず
(永野芽郁)

岡田卓也
(北村匠海)

 


香山彰(甲斐翔真)

 

岡田鳴子(松本穂香)

 

平林リコ(今田美桜)

岡崎(優香)
渡良瀬律(生田智子)

岡田恭子(長谷川京子)

深見真(及川光博)

 

 

予告

 

www.youtube.com

ラブストーリーだけどテンポよし

 

ラブストーリーで病気モノですが、ストーリーのテンポは重くなくて軽快です。

高校2年生の岡田卓也(北村匠海)は、同じクラスで入院中の渡良瀬まみず(永野芽郁)の見舞いを託されて、色紙を持って病院に向かう。

まみずは、月夜に体が発行する発光病という不治の病で入院している。卓也は、まみずが父(及川光博)から貰ったスノードームを壊してしまい、そのお詫びに、まみずの「やりたいことリスト」の願いを代行して叶えることになるのでした。


・ジェットコースターに乗る
・パフェをお腹いっぱい食べる
・徹夜で並んで最新型のスマートフォンをゲットする
・メイドの服が着たい
(メイドカフェでアルバイトを始める卓也は、バイト先の女子に頼んで写真を撮る)
・バンジージャンプをする

……といったまみずのやりたいことを卓也が代わりに願いを叶え、感想を伝えていきます。

そんなことを続けるうちに、二人の距離は縮まるのでした。

 

 

 

まみずと卓也の事情 

どんどん仲良くなっていくまみずと卓也ですが、まみずが発光病であるほかにも、二人にはそれぞれの事情があります。
 

まみずの事情


まみずの両親は離婚していて、病院に現れるのは母(生田智子)だけ、父(及川光博)は病院を訪れません。その理由は父の経営する会社が倒産し、借金を家族に背負わせないように、また、まみずの治療費のため偽装離婚しているから。債権者たちの手前、娘に会いたくても会えない事情があるのでした。

物語では、まみずから依頼された卓也が、まみずの父の元を訪れて、真実を聞くことになります。

母は一日でも長くまみずに長く生きて欲しいと望むため、刺激を与える卓也の見舞いを快く思っていません。

卓也の事情 


一方で卓也にも事情がある。卓也には姉、岡田鳴子(松本穂香)がいましたが、交通事故死しています。卓也の同級生、香山彰(甲斐翔真)の亡き兄は鳴子の恋人でした。そして彰の兄も、まみずと同じ発光病で亡くなっています。


卓也と鳴子の母(長谷川京子)は鳴子は自殺したと思い、鳴子のことが今でも忘れられない。また卓也もいなくなったらと心配でたまらず神経質になりがち。

また中学時代は、彰とまみずは仲がよくて、彰はまみずのことを好きでした

まとめると
・卓也の姉、鳴子の交通事故死
・友人の彰は中学校時代、まみずと親しかった
・彰の兄は発光病で亡くなった
彰の亡き兄と鳴子は恋人関係
そんな感じです。

相手の希望を叶える愛のかたち

 

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好きな人のために何ができるだろうか。相手のことを考えるとき、多くの人は相手を考えているようで、結局自分のことを考えてしまうのではないでしょうか。

人間はエゴの生きものだから仕方ないのかもしれない。
でも卓也は、まみずの気持ちを優先させ、さりげなく相手に寄り添っていきます。仕舞いには中学校の学園祭で、まみずが彰と演じることのできなかった『ロミオとジュリエット』で、まみずに代わってジェリエット役を演じてしまうほどに。

そんな卓也ですが、一方的に、まみずに振り回されているのではない。
抑え気味だけど言いたいことは言葉にしている。卓也は姉との死別で人生の儚さを知ったのかもしれず、言いたいとき、やりたいときを逃してしまうと、取り返しがつかないことを身をもって知っている。そんなふうに思えます。

 

一度は離れるふたり

 

 

 

スーパームーンの夜、まみずに月を見せたいと望遠鏡を片手に病院を尋ねる卓也は、看護師の岡崎(優香)から止められますが、卓也は引き下がらない。

「こんなところに閉じ込められて死ぬのを待つだけなんて残酷じゃないですか」


卓也にはそう言い切る強さがある。岡崎はその言葉に何も言い返すことができなくなってしまうのです。

検査結果によっては外出許可が出るかもしれないという、まみずに、卓也はどこに行きたいかと問いかけます。卓也が誕生日に贈ったサンダルを履いて海に行き、月が見たいとまみずは答える。

でも許可は下りなかった。だから卓也はせめて病院の屋上で月を一緒に見たいと思ったのでした。

屋上で気持ちを打ち明ける二人でしたが、まみずの容態が急変します。まみずの母からも反対され、まみずも自分のことは忘れてほしいと、卓也に別れを告げてしまう。


卓也の萌えポイント

 

ある日、まみずの誕生日を聞き出した卓也は、病室にあったファッション雑誌をさりげなくチェックして、まみずが赤いサンダルを気に入っていることを見とめます。

そして誕生日に、そのサンダルを贈るのですが渡し方がたまりません。
「道で拾った」
とさらっとショッパーの袋を差し出すのです。

どうなんでしょう。高校生が言うことでしょうか。こんなことがさりげなくできる高校生は、色々な意味で先々が危ぶまれそう。

好きな人からジュエリーを贈られるのはもちろん嬉しいものですが、靴はプレゼントとしては高度です。なのに、こんなふうに渡されてしまったら、好きにならない女子はきっといない。

 

 

 

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不治の病、発光病とは実在するか? 

 

「発光病」は実在しません。架空の病気です。
劇中で、まみずは月の光の下で全身を青白く光らせながら倒れる。バイオフォトンのバランスが極端に崩れたのが発光病だと語られました。

『タイヨウのうた』はその逆で太陽の光に当たれない病気でしたが、それは実在する病です。


卓也とまみずは別れのときが迫っていました。まみずは卓也に会うことを望みます。

 

さいごに・北村匠海について

 

北村匠海は、子役からコツコツと積み上げてきた俳優で、最近、主演作品も増えて、まさにこれからの俳優といえるでしょう。

しかしながら、主演映画『とんかつDJアゲ太郎』では出演者2名が不祥事。TBS系ドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』が全4話になるなど、受難続きでもある。心を強くして前進してほしいものです。

この『君は月夜に光り輝く』でも、一見クールなようでいて、実は人生の悲しみを見つめている繊細な高校生を見事に演じ切っていました。
 

 ▼青春映画はこちらにもあります。

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それではまた。
のじれいか でした。