こんにちは。 のじれいか(@noji_rei)です。
『さんかく窓の外側は夜』は、ヤマシタトモコによる漫画の実写映画化。
霊が見えることで悩む男子と、除霊をする男がバディを組んで、事件を解決していく。
いい出会いは人を変えるって話ですかね。
物語のジャンルはミステリーホラーに入りますが、ボーイズラブを主とする作家らしく、主演の岡田将生&志尊淳のBL寄りな雰囲気がなかなかな映画でした。
ただレビューを見ると
「原作と違う」
「何が言いたいのかわからなかった」
「わかりにくい」
といった感想も挙げられていました。
わかる限りなのですが、そのあたを踏まえたストーリーと感想を書こうと思います!
よろしければお付き合いください!
【映画】『さんかく窓の外側は夜』
作品情報
2020年 102分
監督:森ガキ侑大
原作:ヤマシタトモコ
キャスト
●冷川理人(岡田将生)
●三角康介(志尊淳)
●半澤日路輝(滝藤賢一)
●非浦英梨可(平手友梨奈)
●非浦松男(マキタスポーツ)
●石黒哲哉(筒井道隆)
●三角則子(和久井映見)
予告
ストーリー
三角康介(志尊淳)は子供の頃から霊が見える体質で、それが原因でいじめに遭い、つらい日々を過ごしてきた。
ある日、三角は、霊の駆除を仕事にする冷川理人(岡田将生)と出会う。冷川は三角の胸に触れることで霊を可視化でき、
「すごい、こんなにはっきり見える、あれが」
「最高だ、まさにきみは僕の運命だ」
と感動して一緒に除霊作業の仕事をしようと持ちかける。
しかし日頃から幽霊が見えることが怖くて仕方ない三角は、冷川の誘いに二の足を踏む。すると「僕といれば、怖くなくなりますよ」と声をかけ、二人は組んで除霊作業をすることに。
やがて刑事・半澤日路輝(滝藤賢一)からの依頼で、自殺した連続バラバラ殺人事件の犯人の霊に接触するが、その犯人は何者かに操られていたことがわかる。
一方、謎の女子高生・非浦英梨可(平手友梨奈)が、道を訪ねた弁護士(北川景子)を事故死にみせかけて呪いで殺害した。
冷川は、バラバラ事件も非浦英梨可の呪いによるものと推理するが、その非浦もまた、何者かに操られているらしいことがわかる。
事件の真相に近づくこうと、半澤日路輝は、非浦英梨可に接触するが、自分の代わりにその場に居合わせた妻・冴子(櫻井ユキ)が呪われてしまう。
呪われてしまった冴子を、三角は救おうとするものの、呪いを解くことは簡単ではない。人に対して損得勘定の考え方をする冷川の態度に、三角は怒りをあらわにし心霊退治のバディは解消される。
三角は単身で、冴子を救うために謎に立ち向かうのだが……。
岡田将生と志尊淳の役柄と見どころ(ネタバレあり)
志尊淳演じる三角康介は子供の頃から霊が見え、それが原因で気味悪がられても、人が霊に巻き込まれて不慮の事故死を遂げることに心を痛める、良心的でまともな男子です。
一方、岡田将生演じる冷川理人は、除霊の能力を持っていたことで、子供の頃、信仰宗教の教祖として祭り上げられ普通とは違う生き方をしてきました。やがて宗教内で事件が起こり、冷川は団体から離れ、当時の記憶は失われたまま現在に至ります。
育った環境が影響して、冷川の人格は非人道的なところがあり、三角には信じられないと感じたれることがある。また冷川自身、かつての記憶を失っても、教祖だった頃のトラウマがあるのか、人から信じられるのが苦手でした。
ただ、冷川にとって三角の存在は、霊を視覚化する道具だけではなく、もっと別の、特別な存在になっていきます。
わかりにくい部分まとめ(ネタバレあり)
レビューや自分で疑問に感じた部分を見直してみました。特に後半わかりにくく、オチがなかったりするので、多分こうなのではという結論を出してみました。
1 日向利治代議士の事件とは?(北川景子も)
日向代議士という人物に関係する9人が、1年のうちに不可解な亡くなり方をしている。
北川景子演じる弁護士の石井慶子もその一人。彼女は非浦英梨可に呪われましたが、それを仕組んだのは、筒井隆道演じる教祖の石黒です。
おそらく日向代議士から金銭を受け取った石黒が、非浦英梨可を操っていたであろうことが推測できます。
2 筒井道隆演じる教祖の力は?
筒井道隆演じる石黒哲哉は、かつて冷川が教祖だったときにもその団体にいて、現在は教祖として非浦英梨可を操っています。
非浦英梨可は幼い頃、何者かによって母親を殺めた人物を呪った。娘の英梨可に特別な力があることを知った父(マキタスポーツ)が、娘を石黒に引き合わせ、力を使うようにし向けたのでした。(娘を売ることに)
非浦英梨可が、刑事の半澤日路輝の妻・冴子を呪ったとき、呪いを貯める貯金箱を作ったのは石黒で、増幅させたのは非浦英梨可が自分と語っているので、石黒は非浦英梨可を利用して、汚れを集めては呪いに使っていたのでしょう。
つまり石黒自身は力を持ちながら手を汚さずに、金儲けをしようと企んでいたのだと思われます。しかも呪いなので証拠はなく罰せられることはないので、変わらずのさばり続けます。
また、冷川自身、石黒に過去の出来事と感情を閉じ込められてきましたが、三角の目を通して当時の苦しさを甦らせ、前に進むことができました。
「信じることが救い」の逆パターン(ネタバレあり)
心霊を信じない人には呪いの効果がないらしく、非浦英梨可が半澤日路輝を呪おうとしたのですが、全くダメでした。
また15年前に起きた宗教法人の事件で、多くの人が亡くなっているところに、一人で呆然としている冷川少年を、半澤刑事が保護していました。
そのとき冷川少年は「人はなんでも簡単に信じすぎる、刑事さんのように信じない人は新鮮だ」といったことを話しており、一見すると不思議ですが、信じられることが苦痛だった立場ならではの感じ方で、なかなか面白かったですね。
あまり深追いしないで楽しむのがオススメ
ミステリー作品は、「犯人は」「伏線は」と考えながら楽しむのが常ですが、この映画は、雰囲気を楽しんだ方が勝ちに思えました。
岡田将生が志尊淳をバックハグする貴重な映像を堪能する映画かなというのが正直な感想でしょうか。
岡田将生と志尊淳のバディは見た目にいい感じ、ナイスなカップルですよ!
U-NEXTで観よう!
こちらの『ザ・ギフト』は現在、U-NEXTで配信中です。
U-NEXTは\31日間の無料/で気軽にお試しができます。クレジットカードの入力が必要ですが無料期間内に退会すれば費用は一切かかりません。
気になる作品を見て退会するのアリかも。
- 映画、ドラマ、アニメが見放題!
- 新作が順次配信
- 毎月1,200円分のポイント還元!
- 4人同時視聴可能
日本最大級のビデオオンデマンド<U-NEXT>無料トライアル実施中!
※本記事の情報は2021年10月時点のものです。
▼岡田将生の出演作品はこちらにもあります。
それではまた。のじれいか でした。