こんにちは。 のじれいか(@noji_rei)です。
映画『ロマンスドール』
アダルト用のロマンスドール(ラブドールとも言うらしい)を作る男と、その妻の話です。
高橋一生・蒼井優の夫婦がお似合い。ビジュアル的に似合う二人ですね。(『スパイの妻』でも共演しているだけある)
最初は、ちょい変わった話なのかなと思ったのですが、実は結構、深かった。
アダルトグッズの話ですが、エグさはなくきれいな映像でしたよ。
こちらの作品のストーリー、面白かったポイントをネタバレありでご紹介します!
ロマンスドール(2020)
※本記事の情報は2021年7月時点のものです。 最新の配信状況はサイトにてご確認ください。
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作品情報
115分
監督:ナカダユキ
出演:高橋一生、蒼井優、ピエール瀧、きたろう、渡辺えり
予告
ストーリー
美大の彫刻家出身の哲雄(高橋一生)は、ロマンスドールを製造販売する町工場で職人として働き始める。
哲雄は、特に深く考えず仕事を決めたものの、女性と縁遠いこともあって、適当に作った人形で社長(ピエール瀧)からダメ出しをくらってしまう。
ロマンスドール作りのベテラン・相川(きたろう)と哲雄は、リアルな感触が必要ということになり、医療の仕事と偽って、女性の胸の型取りをすることを思いつく。
当日、モデルとして現れたのは園子(蒼井優)。
なんとか無事に型取りを終え、帰って行く園子を哲雄が追いかける。忘れ物に気づいたからなのですが、そこで哲雄はいきなりどストレートに園子に告白します。
哲雄はロマンスドールづくりが仕事なことを打ち明けることなく、仕事を偽って付き合い続け、やがて二人は結婚。
最初は仕事も好調、夫婦仲も良好と、幸せだった哲雄でしたが、4年が経過したある日、周囲に変化が起こり、哲雄と園子の関係にもすきま風が吹き始めます。
夫婦の壊れ方に現実味あり(ここが好き)
ロマンスドールと夫婦の話を一体どう繋げるのだろう、と思ったいたら、意外な展開になります。
雄は園子に自分がロマンスドールの職人とは打ち明けられず、その嘘が発端でだんだん気まずくなります。
結婚当初は、哲雄の作ったロマンスドールは大人気。夫婦仲も円満で何の陰りもなかった。でも職場の大先輩・相川の急逝、ライバル社との差別化を図る新素材のドール作りを一人で頑張ることになり疲弊します。
また社長がよかれと思って雇った助っ人は、何と他社のスパイ。哲雄が必死に検証を続けたデータを持ち逃げされてしまう災難が続きます。
哲雄は帰宅が遅くなり園子のメッセージにも気づかない。そして二人はすれ違っていく。
謝って本当のことを打ち明けてしまえばよさそうなのに、哲雄はやはり本当のことを話せない。
結婚したのに何を今更という感じなんですが、何が彼の邪魔しているかといえば、哲雄は園子を好きすぎる。だから園子の反応が怖くて言えないのでしょう。
嘘は一つ吐いてしまうと、それを隠すために別の嘘を吐く羽目になる。
まさにそれですが自分の吐いた嘘のために大切な人と溝が出来てしまうのは悲しいことですが、現実的な展開で納得させられました。
ロマンスドールの職人という珍しい職業と、夫婦やカップルの嘘という現実的な出来事との絡ませ方がよかったですね。
社長室に誰かいる(ここが好き)
ストーリーとは関係ないですが、ピエール瀧演じるロマンスドールの会社の社長室が面白かったです。
秘書っぽい女の人が座っているのですが「人形」です。
すっごいリアルです。
夫婦はどうなる?(ネタバレあり)
哲雄と園子の関係がギクシャクし始め、ついに園子は家を出てしまい哲雄は浮気とすっかり関係が冷えてしまう。
でも哲雄は園子への気持ちが冷めたわけではなかった。
園子は哲雄に尋ねます。
結婚したとき、どういう夫婦になりたかった?
園子が口にしたのは何でも言い合える夫婦。
隠してることない?園子は哲雄に尋ねられ、哲雄はやっと仕事の嘘を打ち明けます。
園子は哲雄が思っている以上に仕事のことは何も感じていない、むしろ信用されていなかったんだ、と当然のリアクションをされてしまう。
その前段から予想はあるのですが、実は園子は病気。深刻な状態になっていました。
手術を受けることが決まり、その前に哲雄と離婚して一人になる覚悟を固めていたのでした。
驚きの展開(ネタバレあり)
園子が病気だと知った哲雄は、もちろん園子と離婚しません。
やがてロマンスドール作りの職人が主人公の本領が発揮されることに……。
どうなるかというと、
園子は数年の後に再発して残された時間があまりないことがわかるのですが、そこで何と園子は哲雄に「私の体をつくって欲しいの」と言い、哲雄は園子の人形を作り上げます。
それはかなりよい出来で、また会社の売り上げに貢献する大ヒット商品になります。
出来上がった人形は「そのこ1号」、伝説のラブドールになったのでした。
ちょっとギリギリな雰囲気もありますが、人間ってかわいいなと思える。
また生の儚さも表現されていました。
▼蒼井優といえばこの作品も!
それではまた。 のじれいか でした。