レストランでのお得なセット。
Aセットは「本日の魚料理」もしくは「本日の肉料理」。
飲み物は、次の中から選んでください。
そんな感じで、飲食店で何か食べようとすれば、選択が求められます。
●友人男性とランチでイタリアンへ
ある友人男性と、イタリアンレストランに入りました。
私もその男性も初めて入ったお店でした。
お店の前にはピザのメニューがたくさん並んでいます。
厨房にはピザ窯らしきものが見えました。
すぐに彼と私は、テーブルへ案内されました。
テーブルから少し離れた黒板に「本日のメニュー」が書いてあります。
十分に見える距離でしたし、彼も振り返ってメニューに視線を送っていました。
ランチのセットは次のようなものでした。
●本日のピザ
・モッツァレラ、マッシュルーム、トマト、バジルのピザ
●本日のパスタ2種類
・キャベツとベーコンのガーリック風のパスタ
・牛肉のトマトソースのパスタ
そしてテーブルには、こんな感じのペラのメニューが置いてありました。
私「この店、ピザがおいしいみたいだね」
彼「だね、窯がある。パスタ、キャベツとベーコンでいいよね」
私「ああ、うん」
当然、私のなかでは「ピザ」を頼むものと思っていたのです。
つまり、ランチのピザと、キャベツのパスタのオーダーだと何の疑いもなく信じきっていました。
●彼にオーダーを任せて驚く
ところが彼は、店員さんに言いました。
彼「パスタを2つ。キャベツとベーコンで。」
店員さん「はい、キャベツとベーコン2つですね。少しお待ちください」
彼「はい!」
そこで「えっ、ピザは?」と咄嗟に思いましたが、何の迷いもない口調で言い切られてしまい、節句してしまったのです。
「どうしたの?」
ちょっと変な顔をしていたのでしょう。
それに気づいて彼が尋ねました。
聞かれなければ黙っているつもりでした。
だけど訊いてくるので
「ピザ、頼まないの?」
「???」
「ピザ」
「??????」
すごく変な顔をしているその彼に、メニューを見せました。
オーダーから何分か既に10分近く時間は経過。
こんな話を今更しても仕方ないけれど、繰り返し尋ねきたので話したのです。
●「ピザ、食べたいんでしょ?」
すると彼が言いました。
彼「じゃあ、一つピザに変えてもらおう」
私「えっ、今から!?」
彼「だって食べたいんだよね、ピザ」
(食べたいんだよね……)
そして、手を挙げ店員さんを呼び、オーダーの変更を頼みます。
(あー、この感じ、以前もあった)
あまり気にしていなかったのですが、この彼と以前食事をしたときのことを思い出します。
やはり2人でギリシャ料理を食べにいったときのこと。
任せてくれ的な感じだったので、知っているのだろうなと思ったところ、同じような料理がずんずん来てしまい、困ってしまったことがあったのでした。
結局、オーダーは変更してもらうことができて、ピザが届きました。
だけど混んでいる店内。
店員さんは明らかにイラついていて、しかも私がオーダーの変更を彼に命じたかのように受け取られてしまって、辛かったです。
でもピザはおいしかったと記憶。
ラクしたようで、実は損な行動パターン
あとで彼の話を聞くと衝撃の告白が!
なんとピザとパスタのセットだと思っていたと、言うではないですか。
(現実)サラダ+ピザ or パスタ+飲み物
↓
(彼の思考)サラダ+ピザ and パスタ+飲み物
いや、それはない。
どう考たって、それはないよと、苛立ちが募ります。
私は少し深掘りしたい邪悪なモードになって彼に訊きました。
私「じゃあ、あのままピザが来なかったら(来ないのだが)どうしたの?」
彼「そりゃー、お店の人に言ったんじゃないかな」
本気で言ってるの?
そんなこと言っても、間違いを正されるだけです。
and とor を勘違い。
彼は言いましたが、真相はわかりません。
ただ、ラクがしたくてメニューを見なかったとしても、損するのはお店じゃなくて自分。
そもそもメニューはお店のルールを知らせてるみたいなもので、 そこに沿って行動するのは客として入店した以上は仕方のないこと。
『孤独のグルメ』の井之頭五郎なんか、すごく熱心をメニューを見ますよね。
お店への敬意があるんでしょうね。
そんなことを考えていたら、その彼の妹さんの言葉を思い出しました。
「私も雑だけど、お兄ちゃんも雑だよ。お兄ちゃんは隠してるけど、私は開き直ってる。雑でいいからチャッチャと済ませて、まったりするのが正義」
確かに人生には、どうでもいい選択が多すぎるのかもしれない。
色々考えずに生きていたい気持ちもわかるんです。
だけど結局それで損をするのは自分。
天に向かって唾を吐いてるのと同じようなことじゃないでしょうか。
でも、そういう手抜きって、自分もよくやっている気もしてギクリとなります。
「人の振り見て我が振り直せ」です。
結局、私もオーダーを人任せてしまっていたわけで。
人とのコミュニケーションを怠っていた末の結果でした。
とりあえず、この彼と食事をする機会があったのなら、注文はしっかりと別々にしようと強く心に決めました。
こちらもよろしくです。
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それではまた。
のじれいか でした。