こんにちは。 のじれいか(@noji_rei)です。
映画『パレード』
都会のマンションの一室で共同生活を送る、男女5人の群像劇。
藤原竜也、香里奈、小出恵介、林遣都、貫地谷しほりたちが求める心地よい日常と、本音とのギャップが衝撃的。公開当時は話題になった作品です。
こちらの作品のストーリー、改めて感じたことをネタバレありでご紹介します!
パレード(2010)
※本記事の情報は2021年7月時点のものです。 最新の配信状況はサイトにてご確認ください。
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作品情報
115分
監督:行定勲
出演:藤原竜也、香里奈、小出恵介、貫地谷しほり、林遣都、竹財輝之助、野波麻帆、正名僕蔵、中村ゆり
予告
ストーリー
都内、2LDKの部屋で共同生活を送る、直輝(藤原竜也)、未来(香里奈)、琴美(貫地谷しほり)、良介(小出恵介)の4人。
映画配給会社で働く直輝や、勤め人の未来は、日中部屋にいないが、人気俳優の丸山友彦(竹財輝之助)が恋人の琴美は、大抵の時間を部屋で過ごしながら友彦からの連絡を待っている。
ある朝、琴美は、居間にいる若い男、サトル(林遣都)と言葉を交わす。琴美は誰かの友人と思っていたのに、夜になって誰も知らないと判明。
その後、サトルは酔っぱらった未来が、勢いで連れ込んだ見知らぬ男だとわかる。
そんなサトルも部屋に居付き、5人の日常が始まった……。
不気味な非日常が、日常に思える
10代から20代の男女の、冷めた視線を描いた現代劇です。
公開当時に観て、10年以上が経過して再見して感じたのは、時の流れと価値観の変化でした。
この映画は2010年の作品ですが(原作は2002年発表)もっと昔の映画のような気が。案外最近だったんだなという印象でした。
部屋の主でお兄さん的存在の直輝に始まり、男性的な言動の裏で性コンプレックスを抱える未来、地方出身の大学生の良介、彼氏と会うのだけが楽しみの琴美が暮らしている。
そこに謎めいたサトルが加わって何かが起こる。サトルはその日暮らしのホームレス、当然、真っ当ではありません。
そんなサトルをあっさり受け入れる4人に新しさと同時に不気味さを覚えましたが、今観ると案外普通に捉えられてしまうのが自分でも不思議でした。
こんな人たち、普通にいそう。
彼らの暮らし……ホームレス、男女のルームシェアなどに違和感がなくなったのは、現実が変化して近づいてきたからなのかも。自由になったと考えることもできますが、よくない世の中になっている示唆のようでもあります。
シェアハウスがなかった時代のお話
直輝たちの暮らしは、当時は斬新に感じられたのですが、今だと普通にシェアハウス?のように思えるので時の流れは面白い。
誰かと暮らすには信頼関係が必要のはず。でもシェアハウスに同居人の内面までは求めないし、今思うと登場人物たちは、シェアハウス的な感覚で部屋を利用していたんじゃないのか。そう考えると原作は先駆け感のある物語にも思えてきます。
原作を読むのがおすすめ!(ネタバレあり)
映画を観た人で「冗長に感じた」「面白くなかった」といった意見もあるみたいですが、この映画はできれば先に原作を読んでおくことをお勧めしたいです。
映画では直輝の出番があまり多くなく(と感じる)、女性を狙った深夜の暴行犯が頻繁し、ラストは直輝が犯人オチとなる展開は、何気に先が読めますが、若干直輝の感情の部分が雑な気がしました。
直輝は部屋の借主で年長者なこともあり、サトルにバイトをあてがい、琴美の妊娠で間に入るなど面倒見のよいところを発揮。その立場で犯行というギャップが面白いのですが、そのあたりも小説の方が意外性があります。
原作で直輝は、自分が夜のランニングに出かけようとするとみんなが少しだけ迷惑そうな顔をする、といった周囲への視線を察知しているなど直輝の感情の機微を知ることができる。
また4人がなぜ一緒に暮らすようになったかといった経緯は映画では触れられませんが、原作では一応、部屋に歴史(経過)があることがわかり、物語を幅広く楽しめます。
林遣都がかわいい!
林遣都が金髪になった珍しい作品です。
林遣都演じるサトルは、未来からヌードモデルを依頼されて裸になる場面があります。
とにかく細い。肌も綺麗で本当に美少年。先日結婚を発表し、すっかり男っぽく成長しましたが、この美しさも貴重です。
この時代に撮っておいてよかったなあーと素直に思いました。
▼林遣都の映画はこちらにもあります!
それではまた。 のじれいか でした。