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【映画】『寝ても覚めても』に見る、男女のリアルな生々しさ【ネタバレ・感想】

こんにちは

映画『寝ても覚めても

東出昌大唐田えりか、主演の「例」の映画

2人の関係が発覚したことで、この映画を見る目が大きく変わってしまった。

仕事を復帰したらしい東出昌大。一方の唐田えりかは露出がない。唐田えりかの身内からは「ずるい」発言が飛び出すなどのニュースが、流れてきています。

映画『寝ても覚めても』を振り返りながら、当時の心境や今後を考えてみたいと思います。

 

作品情報

製作年度

2018年

上映時間

155分

監督

濱口竜介

キャスト

亮平・麦(東出昌大
朝子(唐田えりか

瀬戸康史山下リオ伊藤沙莉仲本工事

 

 

予告

www.youtube.com

 

 

感想・ネタバレ

好きなところ・追う男と追われる女の構図

 

東出昌大演じる会社員の亮平と、唐田えりか演じる朝子は恋に落ちますが、朝子は亮平に打ち明けていない過去がある。

からしあわせな日々を過ごしながら、どこか陰があるし満たされない。その理由は朝子のかつての恋人麦が、亮平とまったく同じ外見をしていたことでした。

朝子は、自分を置いて姿を消した
麦とは違い、誠実な亮平との日々に安住しながら、内心、麦の面影を追っている。

朝子の後ろめたさは朝子の昔の友人により明るみに出ますが、それでも亮平は朝子を愛します。

よく世界には同じ姿をした人が3人いると言われますけど、実際にここまで同じ人が存在することはあり得ない。
ただ、その人の何に惹かれるか? という視点で見れば興味深い設定なのかも。

神様みたいに温厚な亮平ですが、麦が突然、朝子を連れ去ったことでブチギレます。朝子は亮平が去ったことで、自分が亮平を求めていたことに気づき、追われる側から追う立場になります。

この辺りの愚かな感情は、正義や理屈では解決できない本能的な感覚かもしれず、賢い行動のハズがないのに、共感できるのは私が女だからなのでしょうね。

  

イマイチなところ・男女の空気と生々しさ

 

朝子の心情に合わせて、全体的に暗めのトーンが続きます。
途中で瀬戸康史山下リオ演じる共通の友人たちのストーリーが顔を出しますが、彼らは亮平と朝子の社会性を描くための存在。

また朝子と亮平は、震災のボランティア活動をする。そのあたりは原作どおりの流れなのかもしれませんが、取ってつけた感がありました。

あと唐田えりかはまだこの役を演じるには若すぎるし、演技はかなりのダイコンです。
それもあってか東出昌大の演技がすごく巧く感じられます。
ただそのギクシャクした演技が妙な生々しさを醸し出し、舞台裏が晒されてしまったぶん、あれこれ妄想してしまいますが……。

 

考察・感想

 

映画を動画で見ると「これは映画館で見ればよかった」と激しく後悔する映画に出会うことが案外ある。その一方で「これは映画館で見なくてよかった」と安堵する映画もある。
この『寝ても覚めても』は映画館で見る映画ではないかな。
ただ動画で見るぶんには、持ったより楽しめる部分もあるので、おすすめですね。

 

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短調ではありますが「失敗してみないと、わからないことがある」そんな女の生き方を丁寧に描いた映画でした。
あと映像が美しい。一枚の写真のように、ぴたーっと決まっているシーンもあって、つい停止して見入ってしまいました。

 

この映画が違う意味で話題作になったのは、ご存のとおり、東出昌大唐田えりかの関係が報道されたから。
役者が共演者と恋愛関係になるのは珍しいことではありませんが、この場合は東出昌大が結婚していて、しかも妻も女優なので大騒動に発展しました。


その後、東出昌大は離婚危機が囁かれるなか、微妙な記者会見を経て、最近では映画やモデルで忙しそう。復帰を果たしたといえそうです。

離婚問題は解決したのかわかりませんが、自分だったらこの男と結婚生活を維持するのは嫌ですね。たぶんこういう男は一生このまま、凹んでいるでしょうが反省はしていない。
生活力もあるのだから、子供と一緒に新しい人生を出直したいと考えると思います。

 

唐田えりかは、報道の後、目立った場所には出てきていませんし、引退も囁かれている。
そんななか実姉が取材に応じて「悔しい」発言。復帰もするみたいです。

 

 
本人に代わってなぜ身内が出てきたのかはわかりませんが、相手の男は社会復帰を果たしたのに、女だけ泣き寝入りさせられたと、怒りたい気持ちもわからないではありません。
ただ東出が既婚者なのはわかりきっていたこと。いくら男性から誘われたからといって彼女が取った行為はあまりに軽率でした。

唐田えりかを責めるつもりはありませんが、リスク管理がなさすぎです。
当時未成年だったから周囲も責任があると思いますが、人前に出る仕事を選んだからには若かっただけで済まされないこともある。
妻から訴えらたら慰謝料を支払わければいけない立場。それが自覚できれば被害者的な心情だけではいられないのではないでしょうか。 

それと唐田えりかが復帰したとして、あの演技力では女優としては先は明るくないと思います。
寝ても覚めても』は素人臭さがいいところでもあった。
もっと演技力のある女優が演じればよかったと思うところもあるけれど、オーラもなく自立できていないあやふやな佇まいが、ヒロインの性格と合っていたと言えなくもない。
けれどそんなことは一度きり。こんなことはもうないと思います。

私生活に飲み込まれてしまう演技力では復帰しても難しそう。
大竹しのぶに荻野目慶子、かつて魔性の女といわれた女優たちは、演技力がすごい。
彼女たちのように演技力を磨くことができれば、
魔性の女のとしてホンモノになれるのかも。
でも令和のコンプライアンスの時代には生きづらいキャラクターですかね。

 

 

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それではまた。
のじれいか でした。