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【映画】『NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム』あり得そうな話【ネタバレ・感想】

映画『NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム』

ニューヨークを舞台に成功報酬型のオンラインゲームに参加した内気な主人公が、一晩で賞金を稼いで人気者になり、メンタルも鍛えられていくというお話。

いかにもB級映画らしいストーリーなのですが、設定のリアルさなど楽しめるところもありました。

主人公はエバ・ロバーツ。なぜか主人公の母親役にジュリエット・ルイスが出演しています。

ストーリーをネタバレありでご紹介します。

 

 

NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム

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作品情報

製作年度

2016年

上映時間

96分

製作国

アメリカ

監督

ヘンリー・ジュースト、アリエル・シュマン

 

キャスト

エマ・ロバーツ、デイヴ・フランコ、ジュリエット・ルイス、エミリー・ミード、マイルズ・ハイザー

 

予告

 

www.youtube.com

 

現実的な主人公の身上


高校の卒業を控えたヴィー(エマ・ロバーツ)は、カリフォルニアの芸大に合格したが、二人暮らしの母(ジュリエット・ルイス)には言い出せない。

シングルマザーで2年前に息子を失くした母は、ヴィーに一人暮らしをさせる気はなく近くの大学に奨学金で通わせることしか頭にない。

ヴィーは友達のシドニー(エミリー・リード)とつるんでいるが、シドニーはヴィーに自信を与えようとあれこれ余計なことをするので、ヴィーは苛立つようになる。

シドニーは最近はまっているオンラインゲーム『ナーヴ』をヴィーに勧める。ナーヴは視聴者参加型ゲームで、挑戦して成功すれば指定された報酬が得られる遊び。慎重なヴィーは参加を躊躇うが、ナーヴで挑戦をするシドニーに「臆病」と言われてしまい、腹が立ったヴィーはゲームに挑戦することに。

ナーヴは視聴だけもできるが、挑戦を選択すれば、あらゆる挑戦の指示がスマホに流れてそれをこなすことになる。放棄もできるが挑戦を選ぶと、24時間は視聴者にスマホをとおして自分の行動は丸見えになる。

 

 


第一印象で感じたのは、現実に存在しても全然おかしくないゲームだということ。SNSは自分自身のためより誰かに見せるための意味合いが強いし、今はライブ配信で投げ銭のシステムがあるアプリもあるので、視聴者を喜ばせてこそなんぼという価値観は一緒。この映画は、2014年の作品で、近年を予想した作品でもあるなと思いました。

また主人公のヴィーが消極的な性格ながらナーヴにチャレンジするのは、友人のシドニーに腹が立っていることもありますが、お金が必要なことが大きい。ヴィーは写真を撮っている人で、本当はカリフォルニアの芸術大学に進学したいけれど、経済的理由で断念しかけている。ナーヴで成功すれば、速攻でスマホに報酬が振り込まれ、通知が届くのでヴィーが嵌ってしまうのも頷けます。現代の格差社会の問題がさりげなく取り入れられているのでストーリーに入り込みやすくなっていると感じました。

  

一夜で有名になるヴィー


ナーヴに参加したヴィーは、知らない相手と5秒間キスをすれば100ドルという報酬に挑戦するため、店で偶然居合わせたイアン(デイヴ・フランコ)とキスをして賞金をゲットする。その後も試聴者から望まれてヴィーとイアンは一緒に行動をし、賞金稼ぎをしていくことに。

ナーヴからの要求は次第にエスカレート。目隠しをしてバイクで暴走するといった怖い内容になっていく。

必要に迫られて一緒に行動していたヴィーとイアンは、だんだん擬似恋人のような雰囲気になる。ヴィーの友人でゲームのプログラミングに長けているトミー(マイルズ・ハイザー)はヴィーを案じていて、どうやらイアンには何か隠しごとがある様子なことがわかる。

 

辞めるにやめられない囚人のイアン(ネタバレあり)


賞金稼ぎと達成感で高揚しするヴィーは、一晩でナーヴの人気者に。ニューヨーカーたちもヴィーの同行に注目する。

ナーヴは危険な遊びなのは指摘されていて、実はシアトルではナーヴの挑戦で失敗して命を落とす人も出ていたが、事故扱いになり、表立って扱われていない。

目隠しをしてバイクで暴走する司令をクリアして高い評価を得たヴィーに嫉妬した友人シドニーと、シドニーの上から目線にうんざりしていたヴィーとは激しい口論に。パーティで多くの人目があったのに、二人は正面切ってぶつかり合ってしまう。

でもその喧嘩はイアンによって仕込まれたもの。イアンに与えられたナーヴの指示だった。




 

 

 

それを知ったヴィーはイアンを疑うようになる。実はイアンと、ナーヴで一番人気のタイという青年は、ナーヴで起きた事故を警察に密告しようとして、ルール違反者として扱われナーヴの中で囚人になって、逃れられない事情があった。


イアンは以前、工事中の高層ビルに片手でぶら下がるというチャレンジ中に仲間を亡くしているなどの経験がありながら、ナーヴで挑戦を続けるのはそのため。

トミーたちはナーヴのシステムに入り、ライブ配信で大勢の観客に囲まれるヴィーを守ろうとする。そこでヴィーはタイに拳銃で打たれて倒れるが、拳銃は空砲。のちに和解したシドニーが協力してタイと連絡を取って観客を欺いていた。

イアンは高層ビルに片手でぶら下がるチャレンジに挑戦して成功してヴィーの元に。

システムに侵入したトミーたちが観客たちのIDからわかる本名を開示し始めたことで、観客たちはログアウト。やっと平和が訪れる。

 

今見ると数年先の未来予想的なお話に思え


ラストはかなり強引な展開でしたが、平和に終わらせるためにはこういう流れになるのかも。邦画だと『トモダチゲーム』や『カイジ』などが有名ですが、さすがアメリカ、ショーっぽさはすごいです。

じっくり楽しむ話ではありませんが、ニューヨークの夜を過ごす10代の少年少女たちのスピード感はいい。軽く見るにはいい映画だと思いました。


気分転換映画はこちらにも 

noji-rei.hatenablog.com

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それではまた。
のじれいか でした。