キレイなトイレ調査研究所

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【帰省】マウント小姑を退治した話【家族で撃退】

こんにちは。

お盆の帰省シーズン。
今年はコロナで自粛する人が多く、帰省ストレスという点ではハッピーに過ごすことができた人が多そうですね。


ただ、近くに住んでいる場合「お盆くらい帰ってきなさい」と集合をかけられ、渋々参上させられることもありそうですが。

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これはコロナ前の話。

30代の美沙子さん(仮名)は、小学校生の娘を連れて、車で1時間半の夫の実家にお盆に顔を出しました。
自分たちが帰省すると、夫の実家には必ず小姑(夫の妹)が帰っています。

 

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小姑は、夫と小学校に入学したばかりの男の子の、3人家族。
小姑の口癖は「大変」。余裕のない暮らしをしている(らしい)のに、働くことは悪だと専業主婦を貫いている、今どき信じられない考えの持ち主です。

そして顔を合わせるたびに、仕事をしている美沙子さんをディスります。
夫に訴えても「滅多に会わないし、いいじゃないか」と、とりなしてはくれません。

お盆とお正月しか会わないのに、毎回不愉快な思いをさせられる。
回数なんて関係ない。美沙子さんは義実家に行くのが、年を重ねるごとに憂鬱になっていきました。

「行きたくない」

ある年の夏、美沙子さんは疲れているからと帰省を嫌がりましたが、日帰りでいいからと夫に宥められて、渋々義実家へ。


そして、家で待っていた小姑が、娘を見て一言。

「なんか、姪っ子ちゃん、美沙子さんに似てきちゃった感じだね」

彼女は「きちゃった」にカチンときました。
なぜ普通に似ていると言えないのだろうとイラッときます。

美沙子さんは派手さはないけれど、和顔で癖のない顔立ちをしています。
でも他人から否定的に言われてしまうと、自分の顔は恥ずかしいのではないかと思えてしまったのです。

小姑は、とにかく先攻して相手を悪くいえば、自分がマウントが取れると考えているとらしく、誰に対しても悪意のある一言を呟き、相手の上に立とうとします。

 

美沙子さんは、小姑の性格に気づいたものの、これまでは何も言い返しませんでした。
見下しの対象が自分だけだったからです。
だけど娘にまで及んだら、見逃すわけにはいかない、そう思ったときです。

「うん。ママに似て、かわいいって言われるよ」

 

娘が小姑に向かって自信満々な表情でそう言い返しました。

相手と言葉を間違えた、小姑は(しまった!)という表情に。

それを見た夫がすかさず、 


「俺に似なくてよかったわ、ほんと。お前んとこは男でよかったな〜(女で似てたら、ごにょごにょ……)

 

小姑は悔しさと気まずさの入り混じった表情で黙りました。
夫が言うように、甥っ子は小姑にそっくりなガチムチの体型で、目も細くて残念な顔立ちです。


小姑は、これまで自分が吐いた言葉が自分に返ってくるとは思いもせず、
美沙子さんに、言いたいことを言っていました。
「痩せたね」(老けた?)
「太ったね」(じろじろ)
「顔が焼けたね」(ブスになった)
と顔を合わせれば美沙子さんの外見をダメ出しして、凹んだのを確かめてから嫌味攻撃に入ります。

美沙子さんへのダメージをより深くするため、娘を選んだ小姑でしたが、自分に返ってきて愕然。
容姿、しかも、子供の容姿を口にするなんて、非常識でしかない。
でも言い出したのは小姑自身なので、完璧に自滅です。
小姑は黙り込み、どこかに消えてしまいました。

食事のときもおとなしく、自慢にもならない自慢話を聞かされることもありませんでした。

「さっきは悪かった、ごめん」

帰りの車の中で夫は美沙子さんに謝ってきました。
これまで自分を守ってくれなかったことに対して、不信感がありましたが、娘のことは好きにはさせないという、夫の強い意思を感じて安心した美沙子さん。

しかも夫は、自分の妹がそこまで、美沙子さんに対して挑戦的なことには気づいていなかったそうです。

 

そういえば、美沙子さんたちが結婚するとき、舅や小姑の夫たちが、
「美人で頭もよくて仕事もできる」
と美沙子さんを褒めていたのが、小姑は気に入らなかったのだろうと。

もともと人に対して攻撃的な性格でしたが、特に美沙子さんを目の敵にしたのは、コンプレックスからだろうと夫は話してくれました。

 

「あいつ(小姑)本当は小心者だから、気にいらないことがあれば、言い返していいから」

夫の言葉に、自分が遠慮して小さくなっていたから、つけ込まれたところもあるのだろうと思い直った美沙子さんでした。
娘のことも、本当は自分が守らなければいけなかったのに、いつもの小姑の存在感に負けそうになっていたことを反省しました。

もっと自信をもって強くなろう、そう誓ってからは、その後、懲りもせずに何か言われたらオウム返しか倍返しで応戦するように。
やがて、小姑の存在など別に気にならなくなりました。

最近は、夫の実家に寄生している、どうでもいいオバちゃんと思うようになったそうです。

  

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それではまた。
のじれいか でした。