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【アニメ】ママレード・ボーイ・映画との比較【感想・ネタバレ】

テレビアニメ『ママレード・ボーイ』は、1994年から1995年に放送された恋愛学園ドラマ。夫婦交換というややこしく新しい関係や同居高校生の恋愛事情に始まり、当時のトレンドやファッションも楽しめます。

全76話のアニメは、2時間でまとめた実写版映画とはやはり大きく違います。

実写版とアニメ版の違い、アニメの人間関係、気になった回、総括、について書きます。

ママレード・ボーイはこんな話

二組の夫婦が交換して同居する斬新な関係を築く。それぞれの家族の子供も巻き込まれることに。両家の高校生の子供、明るいヒロインとイケメン男子との出会いから恋、そして嫉妬や不安などの葛藤が描かれる、猛烈青春恋愛ドラマ。

 

 

 

アニメ版『ママレード・ボーイ』


ママレードボーイ全曲集

放送期間:1994年-1995年 
全 76話 

映画版との違い


〈ANIMEX1200 Special〉(15)ママレードボーイ Vol.1 光希のミュージック・モノローグ~劇伴音楽集~


簡単に言ってしまえばアニメ版はボリュームがあるので、光希と遊以外の脇役に光が当てられるところですね。

実写版映画は、小石川家と松浦家の両家の夫婦交換により、連れ子の光希と遊が出会い恋愛関係になる。しかし兄妹疑惑に遊が身を引き、光希が取り残されるといった夫婦4人光希と遊のカップルの家族関係が中心。また遊は留学ではなく京都の大学に進学します。

アニメ版は、光希と遊の恋のライバルが大勢登場。また遊はニューヨークへ留学するなど変化に富んでいます。

光希の親友・茗子と教師の名村との恋もチラリで、ライバル鈴木亜梨実も登場しないので、光希にフラれた須王銀太も新しい恋に出会えないまま終わります。

【アニメ版】基本的に全員が結ばれる

あらゆる人物が登場しますが、主人公の小石川光希と松浦遊以外で、最初に好きな相手と結ばれるのは、秋月茗子と名村慎一だけ。あとの人たちは、別の相手と結ばれたり、結ばれなかったりです。

 

【アニメ版】遊はモテまくる

遊くんはとにかくモテます。光希の親友・秋月茗子と副担任の桃井亮子以外のほぼ女子全員が遊に恋をします。

 

【アニメ版】光希もモテる

光希も遊ほどではありませんが、やはりモテます。 

そもそも両思いだった須王銀太に始まり、バイト仲間の土屋蛍、遊の代わりに交換留学生として小石川・松浦家にホームステイすることになったマイケルが光希に恋をする。

 

【アニメ版】光希の成長

アニメ版では光希の成長が見られます。

遊は建築家、親友の茗子は作家…と登場人物たちは高2から高3へと成長し、将来の夢や目標が定まっていきます。そんな周囲の成長を目にした光希は、自分も何か生きる目標を持ちたいと考えるように。

ニューヨークに留学した遊と遠距離になって元気のない光希は、副担任の桃井から雑貨屋のアルバイトをしないかと誘われる。そこで働くうちに物に対する愛やそれを手にする人への思いを考えるようになり、将来は自分の店を持ちたいと考えるように。


別れと復縁を経て、強くなっていく姿も見ることができます。

【アニメ版】主な登場人物(友人・教師)

小石川仁・瑠美夫妻、松浦要士・千弥子、両夫妻はそこまで登場しません。それぞれの心模様もあまり描かれません。アニメでは学園ものに徹しているため、大人の心情は奥は語られないのかもです。

 

●小石川光希(こいしかわ・みき)声:國府田マリ子

小石川の両親と松浦家の両親とのパートナーチェンジ再婚により、同じ歳の松浦遊との同居がはじまる
・私立桐綾大学附属高校2年生
・明るく性格的な性格、両親の結婚を最初は快く思っていなかったが、徐々に受け入れる
・アルバイト先のアイスクリーム屋で、ピアニストを目指す土屋蛍(つちや・けい)と出会い告白される
・ホームステイで同居することになったマイケルに告白される

<恋愛遍歴>
同級生で幼馴染の須王銀太に恋をしたが誤解により結ばれない → 遊と出会い恋 → 遊と須王銀太の間で揺れる→遊への揺るぎない気持ちに気づく→アメリカに行った遊とすれ違い別れを切り出す→土屋蛍と付き合う→「やっぱり遊がいい!」で復縁→兄妹疑惑で一旦別れ→覚悟を決める→兄妹ではないとわかりハッピーエンド 

 

●松浦遊(まつうら・ゆう)声:置鮎龍太郎

松浦家の両親と、小石川の両親とのパートナーチェンジ再婚により、同じ歳の小石川光希との同居がはじまる。光希の高校(私立桐綾大学附属高校)に転校してくる。

・テニスなどスポーツ万能、成績優秀な爽やか超イケメンだが、反面心の内側を誰にも見せないところがあり、明るく開放的な光希に惹かれる

・実父がほかにいると感じて密かに父親探しをしている。一時は三輪悟史の建築家の父親が父親ではと疑っていた

・将来は建築家を目指している

<恋愛遍歴>
中学時代、鈴木亜梨と付き合っていた→ 光希と出会い恋→ 幼馴染の北原杏樹と再会→ その他たくさんの女からモテるが、光希への恋心は貫く→光希と兄弟疑惑→それでもいい!→兄妹ではないとわかりハッピーエンド

 

●秋月茗子(あきづき・めいこ)声:山崎和佳奈

・光希の同級生で親友、美女
・お金持ちのお嬢さまだが、両親の仲は険悪
・文芸部の本好きで小説を書き、文学賞で認められ小説家への道を歩むことに

<恋愛遍歴>
教師の名村慎一と付き合っていたが交際がバレて破局。名村は地元の広島に戻ってしまい、生徒会長の三輪悟史(みわ・さとし)に迫られて付き合うが、やはり名村との愛に走り、無事に婚約。だが荷子の両親から大反対され卒業を待たずに広島へ。ラストは結婚式。

 

●須王銀太(すおう・ぎんた)

・光希の同級生でテニス部のエース 
・光希の幼馴染でずっと光希が好きだったが、誤解により結ばれない

<恋愛遍歴>
光希と誤解したままなのを解けないまま友達付き合いが続く →  遊と光希が接近するのに焦り光希に迫る → 遊の元カノ鈴木亜梨実と協力関係を結ぶ → 鈴木亜梨実と恋仲 →  遊と別れた光希が土屋蛍と付き合いはじめ光希が気になりだす →  光希に傾いた気持ちを鈴木亜梨実に勘付かれ別れを告げられる →  復縁 

 

●鈴木亜梨実(すずき・ありみ)

私立榊学園高等学校の2年生。
遊の中学の同級生で元カノ→高校に入って再会→復縁を迫る→須王銀太と手を組むうちに意気投合して恋仲に→一度は別れるも復縁

 

●三輪悟史(みわ・さとし)

光希の高校(私立桐綾大学附属高校)の生徒会長。モテ男子だが自分に興味を示さない秋月茗子に恋をしアプローチ。荷子にフラれて高校を卒業。本気の恋を探すことに。父は有名建築家。

 

●佐久間すず

美少女モデルで、美和悟史とはいとこの関係。父は有名建築家で性格はかわいいが、思い込みが強く身勝手。遊とはCM出演をきっかけに親しくなり、その後は遊と家庭教師の先生と生徒の関係に。ラストは土屋蛍と恋の予感。
 

●六反田務(ろくたんだ・つとむ)

私立榊学園高等学校の2年生。須王銀太のいとこ。 ずっと鈴木亜梨実ひと筋だったが、亜梨実は銀太と恋仲に。一人寂しくいたところ縁日で知り合った高瀬弥生と出会い恋が芽生える。

 

●桃井亮子

光希の高校(私立桐綾大学附属高校)の副担任秋月茗子の恋人でもある名村慎一とは友人だったが、密かに名村に思いを寄せていた。茗子を遠ざけるため名村から「良子と付き合ってる」と利用される。名村との恋から立ち直り、光希のアルバイト先の店員と恋仲になる。

 

●北原杏樹

遊の幼馴染。偶然遊と再会して恋心を再燃させるが、病気の治療のため渡米する。留学した遊またもや再会する。だが遊とのことは諦めており、我が道を進むことを決める。

 

【アニメ】印象に残った回

実写版映画のメインは、遊と光希が門司を旅し、朝方ホテルで交わす会話です。(個人的見解)


一方でアニメは脇役がどんどん登場、悪役に徹して遊と光希を引き離そうと恋の邪魔をするところが見どころです。嘘吐きまくりです。

個人的に気になった回をあげてみます。

第37話

以前から建物を見に行く旅に出ようと考えていた遊は、その旅に光希を連れて行くことに。初めての旅行が決まり計画を練るなどウキウキ。

そんなとき、光希とバイト仲間の土屋蛍との関係、遊とCM撮影で共演したモデルの佐久間すずとの関係を互いに誤解して衝突。楽しみにしていた九州旅行は遊は一人で行ってしまう。残された光希は反省。遊も道中、光希のいない寂しさを感じる。

第39話

杏樹から遊への恋心を聞かされた光希は不安になり悶々とする。杏樹は病気で手術をする前であったこともあり、光希に遊を貸してくれと言い出し、遊と二人で出かけた先で、遊に気持ちを告白。
 

茗子は名村を忘れられないが、三輪から迫られて付き合いだす。しかし名村と副担任の桜井涼子が付き合いだしたと知らされ(名村がその場で吐いた嘘)。逆に茗子は名村への愛を再確認。付き合いだしたばかりの三輪と別れてしまう。

 

第43話

遊たちは仲間たちとスキー旅行に出かける。

一緒についてきた佐久間すずは、遊と光希を遠ざけようと嘘を吐き、その結果、光希は遭難。光希はすずを許し、すずも遊と光希の関係を認めて表向きは身を引く。

第53話

アメリカ留学を決めた遊を光希は不安で仕方なかったが、好きな相手のためになることを考えるのが本当の愛だと、元教師の名村の荷子への思いを通して感じ取り、遊のアメリカ行きを見守ることに。

アメリカに発つ前、二人で思い出作りの旅行に行こうとした遊と光希だが、光希が好きなマイケルが黙って追いかけてきてしまい、三人旅に。その後もかなりしつこく光希にマイケルはつきまといます。 

 

第60話

アメリカでクラスメイトの金髪美人のジニーは相当しつこく遊に迫り、拒否られる。

このあり得ないほどの嫌な奴っぷりがなかなかよい。

 

第66話

光希は自分を好きという土屋蛍とマイケルん3人で遊園地に出かける。そこは光希が遊と二人で初めてデートした思い出の場所。(ここでは光希と遊は別れている)

遊との思い出が去来する光希だが、遊との思い出が随分昔のことに思えているのに気づく。

胸の痛みも最初より小さくなっていることを自覚し、悲しいことを忘れられるのは神様からのプレゼントとしても、楽しいことも忘れてしまうのは悲しすぎると思いを馳せる。 

 
マイケルは光希から遊の記憶ごと追い出そうとしつこくするが、土屋蛍は遊のことを忘れる必要はない、過去も含めて受け止めたいと光希に告げ、弱った光希の心を射止めます。

第72話

復縁した遊と光希が遊の部屋でクローゼットに隠れてキスをする場面は、実写版であったところ。そこから遊が両親のアルバムを発見、過去の家族の関係を知って、兄妹疑惑(異母兄弟)が湧き上がり、一気にどん底に落ちます。

やっと復縁したのというのに、またお別れです。 

【アニメ】ラストはどうなる 

第62話で遊と光希は一旦別れます。遊の留学先の仲間で遊に恋するジニーの嘘が吐いたきっかけになり光希が疲れてしまったための別れでしたが、疲れ果てた光希に成長した土屋蛍が接近。

一度は土屋蛍と光希は付き合いますが、でもやはり「遊じゃなきゃダメなのー」と光希と遊は復縁。やっと幸せになれると思ったのも束の間、今度は出生の秘密(兄妹疑惑)が湧き上がり、今度は遊から「心変わりした」と唐突に別れを告げる。

遊をどうしても諦めきれない光希は、再びニューヨークへ。そこで光希は遊から兄妹であることを打ち明けられる。光希は激しく動揺するが、たとえ兄妹でも離れないと誓い合い、覚悟を決める。

そこに光希と遊の両親が現れ、兄妹疑惑を解消。晴れて公認カップルへと。

アニメのラストは、茗子と名村が結婚。

小石川・松浦夫妻それぞれが妊娠を発表する。(遊、光希にそれぞれに兄弟ができるということ)
 

総括

アニメ版はキャラが濃い。遊の留学先ニューヨークを舞台にした後半は世界観が広がり楽しめる。このストーリーを実写版で撮ったら面白そうですね。(絶対やらないと思うが)

あと実写映画版、アニメ版に共通して言えるのは、両親たちが色々鈍感すぎ。子供たちはいい迷惑でかわいそう。 

ラストの兄妹疑惑を打ち明け会う場面は、実写映画では一番の見どころですが、アニメは案外あっさりしています。 

 

▼見比べてみると楽しいかも

noji-rei.hatenablog.com

 

 

それではまた。
のじれいか でした。