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【映画】『ガール・イン・ザ・ミラー』美容整形パパの美意識に振り回される母娘【ネタバレ・感想】

映画『ガール・イン・ザ・ミラー』(Look Away)はカナダ製作のサスペンス。

自分に自信の持てない高校生の女の子が、鏡に映るもう一人の自分から勇気を与えられるうち、やがて隠しもつ狂気に目覚めていくというお話。

映像がスタイリッシュで洗練されている。なかなか好みの映画でした。

現状に息苦しさを感じている人は、楽しめる映画かも。

ストーリーをネタバレありでご紹介、感じたことを率直に書きます!

 

 

 

ガール・イン・ザ・ミラー

 

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作品情報

製作年度

2018年

上映時間

104分

製作国

カナダ

監督

アサフ・バーンスタイン

キャスト

インディア・アイズリー

ミラ・ソルヴィノ

ハリソン・ギルバートソン

ペネロープ・ミチェル

ジェイソン・アイザックス

 

予告

www.youtube.com

なぜか自信のない少女


マリア(インディア・アイズリー)は自分に自信がなく消極的な女子高校生。家でも両親と本音で話そうとせず、どこかおどおどしているので、学校でも意地の悪い男子からしつこくされる。

唯一の友人のリリー(ペネロープ・ミッチェル)も、昔からの付き合いというだけで、本当の友人とは程遠い。

心の中に鬱積した思いがあるのに、吐き出せる場所もなければ、自己表現をする術もわからないマリアはひとり苦しみます。

そんなとき、マリアが向かう鏡の向こう側に、別の意思を持つもう一人の自分が現れます。名前はマリアを逆さから読んだアイラム

我慢して抑え続けていた本音を鏡の中のマリアは臆せず口にし、現実のマリアにとってアイラムは欠かせない存在になっていく。  

 

裕福だけど、うわべだけの家族


マリアのパパ(ジェイソン・アイザックス)の職業は、有名な美容整形外科。自宅も経営するクリニックもスタイリッシュで洗練されたセンスの持ち主なことが窺えます。

パパとママ(ミラ・ソルヴィノ)は内にこもるマリアを心配していますが、本音でぶつかろうとはしません。そして内心では娘を出来損ないの残念な奴だと思っている。

またパパとママは表向きは円満そうですが、パパには外に女性がいるなど秘密があり、ママはパパが離れるのが怖いので言いなりで、精神的に不安定です。

マリアの誕生日にパパからのプレゼントは?(ネタバレあり)


マリアは誕生日のプレゼントはリリーが乗るアシッドグリーン(若草色っぽい色合い)のポルシェ911ターボみたいに車を贈ってくれるのではと薄らとだが期待している。

ところがパパからのプレゼントはマリアの顔の整形。パパが美容整形をしてかわいくしてあげますよという提案だった。

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社会的に成功したパパにとってマリアはやはり恥ずかしい存在で、自信をつけさせて少しでも前向きにさせようと考えている。

顔を変えなければ、自分は受け入れられないのかとマリアはショック。

アイラムはそんな両親のおかしさを指摘。ママはパパに従うことが愛だと信じて本音で話そうとはせず、ママが不安定になればパパは薬を飲ませて落ち着かせる。そんな夫婦を見てマリアは実はウンザリしている。 

 

プロムに参加するマリア


最初はプロムへの参加を最初は嫌がっていたマリアでしたが、アイラムの影響でプロムへの参加を決める。

パートナーのいないし、スケートを滑れないマリア。(舞台はカナダなのでスケートは必修なのかも)リリーがマリアにスケートを教えてくれることになりますが、リリーのボーイフレンドのショーン(ハリソン・ギルバートン)は以前からマリアに気がある様子。リリーはそれが面白くない。

マリアもショーンのことが気になっていて、二人の気持ちに気づいたリリーは誰もいないリンクにマリアを放置。それでもリリーに遠慮していたマリアでしたが、アイラムはリリーなんて友達じゃないと言い放ちます。

プロムでもひどい目に遭ったマリアはアイラムと入れ替わり、アイラムは自分を雑に扱った連中に復習をするため立ち上がるのでした。

 

 <カナダのプロムパーティ>
この映画ではプロムパーティはスケートリンクだけでした。聞いたことろによればですが、カナダのプロムは、アメリカみたいにパーティをした後、リンクでスケートパーティをするらしいです!

 

 入れ替わるマリアとアイラム

 

プロムで散々な思いをしたマリアは傷心のままエイラムに助けを求め、アイラムがマリアとして現実の世界い出てきます。

エイラムは浮気をしている父と母をわざと鉢合わせさせトラブルを起こし、いじめられた同級生をやっつけて、意地悪なリリーを事故死さる。怒りに任せた行動を取りやりたい放題リベンジします。

やがてマリアはアイレムのやりすぎを咎めるが、アイレムは鏡の中に戻る気はありません。

そしてリリーが亡くなって傷心のショーンを誘惑。パパに対しても奔放に振る舞います。パパは浮気がバレて家を出てしまいママは一層不安定になりますが、アイラムは知ったことじゃないと、自宅にショーンを引き込みやりたい放題です。

 

マリアとアイレムは双子(ネタバレあり)


学校をサボって快楽に溺れるマリア(アイラム)とショーンですが、以前からリリーの死をめぐって警察からマークされていたマリアは、警察から呼び出されます。

警察に行くのを嫌がるマリアは、ショーンから真実を問いただされたことでショーンを殺めてしまう。そしてありのままの娘を愛さなかったパパに対しても、怒りの矛先は向けられる……。

パパがありのままの娘を愛さなかった。その意味はふたつあります。

マリアは誕生日にパパから整形を勧められショックを受ける。

でもそれより以前、実はマリアは双子でした。けれど生まれてみると一人は健常でなかった。

医師のパパは、もう一人は助からないと諦めてしまい、積極的に救おうとしなかった。助けられない命だったのでしょうが、健常でない子はいらないと簡単に見捨てる、パパの外見にしか価値を見出さない生き様をアイラムは悲しみ、強く憎んでいました。そしてアイラムは、今度はパパをメスで斬りつける。

マリアとアイラムは一体化し、鏡を覗いても片方の自分が姿を現すことはない。

自宅に戻ったマリアは、眠っている母の隣で、まるで子宮に戻っていくかのように横たわります。片側にはもう一人のマリア、アイラムの姿が。

双子の姉妹は母の腕に抱かれ、ようやく存在を実感することができたのでした。

 

実は一番狂っているのはパパ・感想


鏡の中にもう一人の自分が見えるというストーリー自体は、それほど新しいとは感じないし既視感もある。

ただ実は双子だった主人公のマリアは、自分が双子だと知らずに生きてきた。見た目はすごくかわいいのに、考えていることが何も言えない引っ込み思案な性格に育ってしまった原因は、亡くなっている姉妹の生き霊(ここでは霊としては出てこないけど)やパパの外見至上の偏った価値観が影響しているのは明らか。

ママが不安定な原因も体裁にこだわりすぎるパパが原因なので、いくら優秀な整形外科医でお金持ちだからとはいえ、こんなのと一緒に暮らせないわとさっさと決断してほしかったですね。


母と娘で家を出て、慰謝料と養育費でやり直すことができたら、こんなに悲惨な結果にはならなかったのではとか、考えても仕方ないことを考えさせられてしまいました。


もし自分の父親が美容整形医師で「お前の顔を直してやるぞ」と言われたら、それはそれでありがたい話だと思ってしまいそうですが、インディア・アイズリー相手に整形とはなかなか度胸がありますな、パパといった印象です。

でも美人の娘なのにイメージどおりに育たなかったから、顔を変えてしまえという父親の存在は面白いし、その娘がガチのブサイクな女の子だったらコメディになってしまうので娘はインディア・アイズリーみたいな儚げでかわいい子でよかったのかも。

 

インディア・アイズリーのリアルママは、オリビア・ハッセー。オリビア・ハッセーといえば、なんといっても『ロミオとジュリエット』。

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この横顔は素晴らしい。


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こうして見れば、母娘だなあ。

 

サスペンス映画はこちらにもあります

noji-rei.hatenablog.com

  

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それではまた。
のじれいか でした。