こんにちは。 のじれいか(@noji_rei)です。
映画『ライアー×ライアー』は、地味な姉とモテモテ遊び人な弟との、ハートフルラブコメディ。
親同士の再婚で、兄弟になった姉と弟の物語
ちょっとした嘘で引っ込みがつかなくなって……
これ面白かったですよ。リラックスしたいときに見るとよいかも。
ストーリーをネタバレありでご紹介します!
【映画】『ライアー×ライアー』
作品情報
監督:関和亮
2021年 117分
<キャスト>
・高槻透(北村北斗)
・高槻湊・みな(森七菜)
・烏丸真士(小関裕太)
・野口真樹(堀田真由)
・桂孝昭(七五三掛龍也)
・七瀬小夜(室井滋)
・高槻紀行(竹井亮介)
・高槻いとみ(相田翔子)
ストーリー
彼氏いない暦イコール年齢の高槻湊は、子どもの頃に親が再婚して、同級生の透と義姉弟になった。そして大学生になった現在も同居している。
弟の透は、無愛想だけど女子からはやたらとモテる遊び人。湊は弟のとばっちりを食うことばかりで災難が絶えない。子供の頃は仲良しだったが二人だが、成長するに従い、険悪な関係になっていた。
あるとき、湊は友人の野口真樹に頼まれギャルメイクをしたところ、偶然居合わせた透と遭遇。ギャルメイクの自分を姉と気づかない透に、いたずら心と日頃の鬱憤から、名前を「野口みな」と偽り、付き合うことになる……。
好きなところ
キャラクターの設定がいい(ネタバレあり)
大学生の高槻湊は地味で彼氏がいたことのない、日本史歴史研究会に所属するお城が好きの歴女です。しかも潔癖症だから掃除大好きな一風変わった人でもあります。
そんな湊は、同じ大学に通う透が、片っ端から女子と付き合うので、姉の湊も災難に遭遇してきました。また昔、透が女の子を連れ込んだのを知り、潔癖症になっしまった気の毒な過去もある。飲み屋でせっせとテーブルを拭く姿と、ギャルに変身した姿のギャップに萌えました。
一方の高槻透はイケメンだけど無愛想で女たらし。誰に対しても本気ではないので、湊を余計にイラつかせます。
そんな二人は、渋谷で偶然言葉を交わしますが、そのとき湊はギャル姿。湊を姉と気づかない透は、湊をデートに誘う。湊は弟を懲らしめようと軽い気持ちで透と会いますが、想像したより透は誠実で、だんだんと罪悪感が芽生える。やがて胸がキュンキュンしてしまうので厄介な展開です。
ライバルが登場するいつもの流れ(ネタバレあり)
ラブコメに欠かせないのはライバルですが、ここではモテモテ透ではなく、これまでモテなかった湊を思う相手が登場します。
湊に恋するのは、歴史関係の懇親会で一緒になった烏丸真士。烏丸くんは湊が小学生のとき同じ塾に通っていた昔の知り合いです。湊もかつて烏丸くんに憧れていたので、再会は嬉しいのですが、そのときすでに湊は、野口みなと名乗り透と付き合っていたので、状況は複雑です。
承認欲求の高まりと、透の本心はどこに⁉
湊は「ギャルのみな」として透と付き合っているとき、烏丸くんから告白されます。悩んだ挙句、やはり透と会い続けても未来はないと、遠方の国に親が越すことを理由に透に別れを告げます。そして烏丸くんと付き合うのですが、湊は透への気持ちを自覚するようになっていました。
だから湊は烏丸くんにも別れを告げて、日本に戻ったという理由で再び透の前に現れます。いっときは幸せだった二人。けれど透と真樹はやはり偽りの関係でしかない。湊も透が自分ではなくギャルの真樹を好きなことに苦しむようになります。
そして透もある日突然、みなに別れを告げる。実は透にはすごく好きな人がいて、その人がみなによく似ているから、みなを好きになった。つまりみなを利用してしまったと打ち明けます。
つまり、もしや透は以前から湊のことを? と想像できますが、透は好きな人のことをすでに亡くなったと話しているので、湊は自分を思っているとは気づかないのが歯痒い。
悪人になる烏丸くんが切ない(ネタバレあり)
烏丸くんは爽やか男子で、数年ぶりの再会で、湊に恋をしてしまいます。でも湊は微妙な状況にいるらしく、自分に気持ちが向かないことも気付いている。
だから東京から愛知県の犬山城へと連れ出して泊まりの関係を迫りますが、それも自分が悪者になることで、湊の本心を探りだそうとしたこと。
残念ですが一度に二人の人間を愛することは不可能なんですよねー。
残念なところ
同一人物はさすがに気づくと思う(ネタバレあり)
ギャルのみなと、歴女の湊は、正反対のキャラですが、何年も一緒に暮らしてきたのだし、さすがに気づくんじゃあと軽くツッコミを入れたくなりました。
話の核はそこではないのはわかりますが、さすがにわかるだろうって感じデス。
それではまた。のじれいか でした。