映画『パリのランデブー』(Les Rendez-Vouz de Paris)
まとめ映画あります!
作品情報
製作年度 |
1994年 |
上映時間 |
100分 |
監督 |
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キャスト |
クララ・ベラール、アントワーヌ・バズラー、セルジュ・レンコ、オーロール・ローシェル、ミカエル・クラフト、ベネディクト・ロワイアン |
エリック・ロメールといえば男女の恋愛をテーマにした映画で有名な映画監督
パリでデートする恋人(?)たちの
オムニバスストーリー
タイトルそのままで、パリを舞台にしたデートの風景を描いた作品です。
3つの話が入っていますが、どれも寸劇っぽくて軽く見れます。
パリを旅したら普通に出会いそうなカップルたちの風景といった感じでしょうか。
1話目は、浮気性で口ばっかりの彼氏と、そんな彼氏が大好きな大学生カップルの皮肉めいた話。その話が一番興味深かったのですが、私だったらと違うラストを想像しました。きっと他にも違う終わり方があると思う。ラストに振り幅がある話って面白いと思いませんか?
2話目は、同棲している恋人のいる女と、その女に振り回される男の話。女はすごくわがままで身勝手、同棲相手と別れるといいながら、別れる気配なし。男は女が別れるのを期待して、パリのあらゆる公園でデートを重ねます。フランスの男性って(この人だけだと思う)忍耐強いのねと感心させられました。
3話目は、プライドが高い画家と、新婚旅行でパリを訪れた女との出会い。
男は欲望に正直すぎる困ったちゃんで、色々上から目線でもあってイタイ男。一目惚れした女と口説こうとわちゃわちゃします。
話自体はそれほど深過ぎず、いやきっと本人たちは大真面目なのでしょうが、観客からはくすっと笑えたり、それでいいのか?と思ったり、カフェで隣の席の話を盗み聞きするような可笑しみがあります。
劇中で登場するピカソ美術館。行ったつもりになって見たい!
でもフランス人にとって「愛」がすごく日常的なことが伝わってきます。
愛あってこその人生なんですね。
見所・パリの街並みがいい!
観光地としてのパリではなく、生活するパリの風景が登場するところがいい。
朝市や、公園、美術館など、パリ好きにはたまらない光景であることは確実です。
見所・フランス人の恋愛観が垣間見れる
さりげない日常の風景なので、派手はさはありませんが、街中に点在する男女のやりとりを切り取った感じがよく出ていると思いました。
あと3組とも、ドロドロに深刻ではないところもいい。
恋愛は大好きなのだし、愛に生きているのだけれども、自分を見失ってはいない。
最後は自分。
6人の登場人物が全員自分を捨てないところがよかったですね。
『パリのランデブー』を観るには?
私は今回この『パリのランデブー』を洋画専門チャンネル ザ・シネマで放送されたものを、JCOMオンデマンドで見ました。(*放送される映画は順次入れ替わります)
パリ好きの方には超絶おすすめの作品なのですが、調べたところレンタルや動画で見れないようです。残念。
▼「洋画専門チャンネル ザ・シネマ」の加入はこちらからできます。
パソコンやタブレットからも視聴可能。
ちなみに「ザ・シネマ」はJCOMに加入すると無料で見れるチャンネルです。
JCOMは、インターネットとチャンネルで月額2,500円からプランがあります。
「スカパー」でも見れるのですが、その際の「ザ・シネマ」の視聴は別途費用が必要です。
いちおうお話しておくと「ザ・シネマ」のおすすめな点は、
王道・激レアで構成されていて、なかなか見る機会のない映画を気軽に楽しめるところ。
簡単には見れない映画が放送されるので、映画好きには嬉しいチャンネルだと思います!
もし現在、ネット契約やチャンネル契約を検討されている方は、候補にされてはいかがでしょうか。
しかしフランス人て、自己主張がスゴイなあ。
それではまた。
のじれいかでした。