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【映画】『去年の冬、きみと別れ』岩田剛典の狂気に触れる【ネタバレ・解説】

撮影現場で火災が発生して目の見えないモデルが亡くなり、人気写真家が容疑者として逮捕されるが執行猶予に。

写真家を疑うフリーライターの男が、事件を追いつめるサスペンス。

えっ?? えっ?? と驚きの連続なのですが、振り返ってみれば、納得できる伏線が張られており、なかなか凝ったストーリーでした。

二度見て納得。

大どんでん返しの作品が好きな人には、おすすめしたい映画ですね!


主演は岩田剛典。斎藤工、山本美月が脇を固めています。

ここでは、本作品のストーリーを自分自身の健忘もかねて解説します。

思い切りネタバレありです。

よろしければ最後まで、お付き合いください。

 

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去年の冬、きみと別れ

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※本記事の情報は2021年5月時点のものです。 最新の配信状況はサイトにてご確認ください。

作品情報

日本 2018年 119分
監督:滝本智行

キャスト
耶雲恭介(岩田剛典)/フリーライター
木原坂雄大(斎藤工)/写真家
小林良樹(北村一樹)/出版社デスク
松田百合子(山本美月)/耶雲の婚約者
吉岡亜希子(土村芳)/火災で亡くなった目の見えない女性
木原朱里(浅見れいな)/雄大の姉、投資家
 

予告

www.youtube.com

ストーリー(冒頭)


撮影現場で火災が発生して目の見えないモデル吉岡亜希子(土村芳)が亡くなる。その場にいた人気写真家の木原坂雄大(斎藤工)が逮捕されるが、結局のところ事件は執行猶予処分に。

その後フリーライターの耶雲恭介(岩田剛典)は、週刊文詠の編集部に『盲目の美女、焼死事件』 という書籍の企画を持ち込む。

編集者の小林良樹(北村一樹)は、当時マスコミを騒がした事件ではあるが、すでに終わった事件なので消極的。

ただ今でも、木原坂雄大の異常な性格はネットを騒がせていて、火災事故のとき燃えている女性を助けずに撮影を続け、その写真が手元にあるといった噂も流れていた。

耶雲には松田百合子(山本美月)という婚約者がいる。結婚を控えて、自分の本を出版したいと意気込む耶雲に、小林ら編集部はひとまず取材を任せてみることに。

耶雲は木原坂雄大に取材を申し込み、退屈しのぎに木原坂雄大は取材を快諾、部屋の鍵も渡すなど耶雲を気に入るのだった。

木原坂雄大と姉をめぐる・過去の事件(ネタバレあり)


耶雲は木原坂に話を聞き、木原坂と関わりがあった人物たちも取材をする。

木原坂には姉、朱里がいて、異常なほどに仲が良い。また二人が子供の頃、父親が強盗により殺害されていたことがわかる。

犯人は捕まっていないが、姉弟は父からDVを受けていたと噂され、第三者が介入した親ごろしも疑われたが、当時10歳の子供だったため深く捜査されることはなかった。

どれも木原坂の異常性を示す話ばかりなのだが、モデルの焼死事件について木原坂が犯人であることへの決め手には欠けている。

やがて取材にのめり込む耶雲は、結婚の時期を遅らせたいと言い出して、百合子は不安を募らせるように。

耶雲は木原坂の姉、朱里(浅見れいな)からも、話を聞こうとをするが……。

なぜ?始まりは二章から(ネタバレあり)


火災が発生して事件が終わると、『去年の冬、きみと別れ』の作品のタイトルが流れるのですが、その後、なぜか「第一章」ではなく「第二章」という表題が。

耶雲が小林と面談して、企画書を提出するところが第二章です。

第一章はどこ?となるのですが、それは後半でわかります。

最初から、出来事を整理します。

冒頭


・目の見えない女性が、点字の手紙を書き、泣きながら封をする
・火災が起きて、目の見えない女性、炎に巻かれる
・火のなかで女性を助けず、シャッターを切る木原坂雄大
・警察に逮捕される雄大、朱里が弁護士の通りに話せと雄大に指示

 

第二章


・耶雲恭介が小林に書籍の企画を持ち込む
・耶雲が木原坂雄大の知人を取材、異常性が露呈
・木原坂雄大の父親のDVがわかる(姉の朱里は性的虐待)
・耶雲恭介は小林に、雄大の姉、朱里に取材する予定と話す
・小林、耶雲恭介の素性を調べさせるが不明
小林と朱里が旧知の仲で、父親殺害に手をか貸していた
・耶雲恭介を危険と感じた小林は、朱里に雄大の取材を止めるように諭す、朱里は弟のピンチと耶雲の部屋に乗り込む
・恭介と百合子が一緒のところに木原坂雄大が現れ、後日、木原坂雄大が百合子に写真のモデルを依頼
・百合子は木原坂の家でモデルを引き受け、耶雲が警察沙汰にするが百合子は戻らない
・木原坂の家で火災が発生。百合子が焼死体で発見され、木原坂は逮捕される
・耶雲恭介の原稿が書きあがり出版決定
・小林、耶雲恭介の本名が「中園恭介」と知る

 

第一章


吉岡亜希子が亡くなってからすぐ耶雲は事件を調べていた。第二章で小林らに報告していた取材メモはそのときのもの。

事件を調べる耶雲は、去年の冬、朱里と接近。薬を飲まされて朱里と関係を持つのだが、その後、亜希子を拉致して、亜希子のいる部屋に火を放ち、亜希子を死に追い込んだのは朱里だと聞かされる。加えてその時から、小林は自分の言いなりで、亜希子の事件にも手を貸したことを聞かされていた。

また、松田百合子は耶雲の仕込み。恋人ではなかった。百合子は事件に巻き込まれ亡くなったと考えるのが普通。

でも亡くなったのは百合子ではくて朱里。

二章のとき、訪ねてきた朱里を監禁していた。

 

第三章

 

朱里を車をひっそり処分した百合子は、木原坂雄大の家でモデルになっていた。

木原坂雄大が外出した隙に朱里をスタジオに運び、百合子と入れ替えると火を放った。

小林は黒焦げになった遺体が朱里とは知らず、ライターの婚約者の百合子だと信じてただ見守っていた。

朱里を愛していた小林は慟哭する。

 

そして出版された書籍には

「ふたりのYKへ そしてAYに捧ぐ」という献辞。

復讐の化け物と化した耶雲恭介が、小林良樹と木原坂雄大

そして亡くなった吉岡亜希子に捧げた本。

 

百合子は無事だけれど、死んだことになっているので、耶雲は約束した金と新しい身分証明書を百合子に手渡す。

 

亜希子は亡くなる前、耶雲(中園)が自分を愛しすぎて、破滅的になっていることが苦しくなり、別れの手紙を書いていた。

亜希子の願いは、耶雲に作りたい本を出してほしいということ。


手紙を受け取ってからも耶雲はずっと亜希子と別れた気持ちではいなかったが、木原坂朱里から亜希子の死の真実を聞かされ、復讐のために生きることを決めたとき、自分を棄てた。

かつて愛する人の恋人が、復讐の化け物であってはいけないと、

去年の冬、君と別れて、化け物になろうと誓ったのだった。

 

さいごに


パズルのように複雑さもある。また非現実的な事件ではあるけれど、だからこそ物語として楽しめるのかも。

自分にとっては特別な相手ではなくても、それは誰かの愛する人。想像力がなくてエゴが優先してしまうことで起こりそうなサスペンスでした。

 

▼サスペンス映画はこちらにもあります!

noji-rei.hatenablog.com

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それではまた。 

のじれいか でした。