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【映画】『砕け散るところを見せてあげる』中川大志の正義の味方と北村匠海の出番は?【ネタバレ・キャラ紹介】

こんにちは。 のじれいか(@noji_rei)です。 

映画『砕け散るところを見せてあげる』は、竹宮ゆゆこの小説を、監督のSABUが映画化かした作品です。

中川大志・石井杏奈が主演、過酷に生きる少女とそんな彼女に恋をした少年との、切なく温かい恋愛映画でした。

ストーリーとキャラクターの紹介、作品で気になったところをネタバレありでご紹介します。

よろしければお付き合いください!

 


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砕け散るところを見せてあげる(2021)

 

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※本記事の情報は2021年8月時点のものです。 最新の配信状況はサイトにてご確認ください。

   

作品情報


127分
監督:SABU
出演:中川大志、石井杏奈、井之脇海、清原果那、松井愛莉、北村匠海、原田知世

 

予告 

www.youtube.com



ストーリー

舞台はとある地方都市。

濱田清澄(中川大志)は高校三年生です。

ある朝、全体朝礼で、同級生たちから壮絶なイジメを受ける蔵本玻璃はり(石井杏奈)の存在に気づき、清澄はイジメを止める。

玻璃が学校一の嫌われ者だと知らされた清澄だが、清澄は波璃のことが気になって仕方ありません。

その後、寒い日の夕方、公園のトイレに閉じ込められた玻璃を救出したのをきっかけに、清澄と玻璃の距離は急激に縮まっていくのですが…。


キャラクター解説(ネタバレも)

このストーリーは2つの時代が交錯します。

1つは、中川大志のいる時代
2つめは、北村匠海のいる時代

1→2で時は流れます。
 

<1つめの時代>

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濱田清澄(中川大志):普通の高校3年生。正義感が強く、友人たちとも仲良くし、それなりに充実した日々を過ごす。

 

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蔵本玻璃はり(石井杏奈):清澄の高校に通う一年生。学校一の嫌われ者と称され、激しいイジメに遭っている。本当はお喋りで明るい普通の女の子で甘いものが好き。

 

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田丸玄悟(井之脇 海):清澄の同級生で親友。大人びていて温厚な性格の男子。

 

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尾崎の姉(松井愛莉):清澄の同級生。一見クールに見えるが、実は案外、人情的なところがある。一年に妹(清原果耶)がいる。

 

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尾崎の妹(清原果耶):玻璃と同じクラス。最初は玻璃へのいじめを傍観し、一緒になっていじめていたが、その後、改心する。姉の尾崎は清澄の同級生。

 

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清澄の母(矢田亜希子):清澄の母。明るくてよく喋る。看護師として働いている。

 

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おばちゃん(木野 花):近所のクリーニング店のおばちゃん。玻璃を不憫に思いやさしくする。

 

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玻璃の父(堤真一):帰宅時間に厳しい。以前、妻と義母、玻璃の4人で暮らしていたが母が家を出てしまい、現在は3人で暮らしているらしい?

 

<2つめの時代>

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真っ赤な嵐(北村匠海):受験勉強中。なりたい自分をイメージしてヒーローになろうとしている。自分が生まれる寸前に父を亡くしている。

 

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真っ赤な嵐の母(原田知世): 出産寸前に夫を亡くし、息子と二人で暮らしている。

 

SABU監督のファンタジー色の強いドラマ


学校ではイジメられ、謎の多い玻璃という少女の闇が次第に見えてきます。

玻璃は根深い恨みを抱えているかといえば、そうではない。

時折パニくることはあっても、それは壮絶な出来事が起きて脳内処理がおいつかないから。

ハードな展開でありながら、ファンタジーさが失われていないのは、監督のSABUの独特な世界観があるからでなのしょう。

生命を超える永遠の愛が、描かれていました。

 ▼SABU監督の映画はこちらにもあります!

noji-rei.hatenablog.com

 

UFOが意味するもの


玻璃はトイレに閉じ込められ、清澄から救出されたとき、最初は上手に話すことができませんでした。

奇声をあげてたのも、感情の表現方法がわからなかったから。

やがて二人は打ち解け、玻璃は、清澄を<ヒーロー>だと言い、自分も強くなり<UFO>を撃ち落としたいと話します。

この<UFO>っていうのがすごく唐突に思えました。なぜUFOが出てくるのかといえば、玻璃は母親が家を出たのを、父から<UFO>が連れ去ったと説明されていたためです。

<UFO=悪>と玻璃が認識するようになったきっかけでした。

その会話から、二人にとって<UFO>退治が、共通テーマになります。またヒーローの清澄は玻璃を守りたいと思うようになります。

でも、実は、玻璃にとって悪の象徴であるUFOは、学校の同級生でもなければ、宇宙人でもない、玻璃の父でした。

玻璃の父が、玻璃の母を殺め、拉致した祖母を遺棄していた。

真実を知った玻璃と清春を、父は、同じ目に遭わせようとします。

玻璃は父から愛する清澄を守りましたが、そのことが原因で二人は離れることになりました。

 

北村匠海は出番は?主人公との関係は?(ネタバレあり)


北村匠海の役名は、真っ赤な嵐と不思議な役名がついていますが、立場としては清澄の息子にあたります。

清澄は息子が生まれるため病院に向かう途中、近所の川が氾濫したのを助けに入って流されて命を失っていました。

つまり北村匠海が登場するのは、父が亡くなってから後の話ということです。

具体的な場面としては前半と後半です。中盤には登場しません。

原田知世の出番と関係は?主人公との関係は?(ネタバレあり)


原田知世は北村匠海の母親です。この人は一体誰なのかといえば、名前は変わっていますが、その後の玻璃本人です。

堤真一演じる父親が起こした事件によって、名前を変えて別の人生を生きる必要に迫られた玻璃は、清澄と離れます。

再会することはない二人でしたが、3年後に偶然再会。そして二人は結婚します。


UFOは消えない(ネタバレあり)


玻璃は名前も変え、DVで危険な父親もいない。もう何も案じることはなく幸せになれそうですし、実際幸せだったのでしょう。

ですが、清澄はUFO(父親)から玻璃を守れなかったことが、心の中に残り続けていました。

玻璃を守れず、玻璃という存在が消えたことへの後悔が心に残ったままの清澄は、やがて別のUFOの存在を意識するようになります。

名前を変えても消しきれない過去を持つ玻璃もまた、父とは違う(父を殺めた?ことへの自己嫌悪)UFOを浮かべながら生きていたのでした。

二人は家族になり、子供が生まれることになります。

病院に向かう清澄は、川の氾濫で溺れた人を、助けきれなかった玻璃と同じに感じて助けようとします。

そして自分の命は粒子になり、玻璃の周囲に存在し、永遠の愛と等しくなることを実感するのでした。

 

それではまた。 のじれいか でした。