キレイなトイレ調査研究所

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【映画】『希望の灯り』淡々とした日常が心地よい【ネタバレ・感想】

映画『希望の灯り(IN EDN GANGEN THE AISLES)』は旧東ドイツのスーパーで、在庫管理係として働く青年の話。

静かで落ちついた作品でした。

作品を観て感じたことを、ネタバレありで書いていきます。

 

 

希望の灯り

 

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作品情報

 

製作年度

2018年

上映時間

125分

監督

トーマス・テューバー

キャスト

クリスティアン(フランツ・ロゴフスキ)

マリオン(サンドラ・ヒュラー)

 

ブルーノ(ペーター・クルト)

 

ルディ(アンドレアス・ロイポルト)

 

クラウス(ミヒャエル・シュペヒト)

 

予告

 

www.youtube.com

 

なんだこの落ち着き感は

 

27歳の無口な男、クリスティアン(フランツ・ロゴフスキ)は、ドイツの大型スーパーで試用採用され、飲料部の在庫管理に配属される。

飲料部の担当、ブルーノ(ペーター・クルト)からスーパーのしきたりを学びつつ、クリスティアンは、仲間たちと夜遅くまで淡々と働く。

「派閥があるんだ」とブルーノはクリスティアンに教えるけれど、淡々としていて、激しい戦いがあるわけでもない。

これぞルーティンワーク。

仕事を終えると真夜中で、みんなはここに戻ってくるために帰っていくようだ、と、クリスティアンは思ったりもする。

仕事がとくに楽しいわけでもなく、そうかといって、一人の家に帰ったところで何か楽しいことが待っているわけでもない。仲間も同じようなことを考えているらしく、多くは仕事帰りには一杯ひっかけるのが唯一の楽しみ。

クリスティアンは仕事に慣れ、搬送用のリフトの運転を習得したり、スーパーの生活に馴染んでいく。

 

 

 


またクリスティアンは、ミス菓子担当のマリオン(ザンドラ・ヒュラー)が気になっている。無口なクリスティアンは、少しずつマリオンと親しくなるが、マリオンは夫のいる女性だった。

ストーリーはゆったりとして、のんびり楽しめます。映像と構図がとてもきれい。音楽とも相まって幻想的な世界観が展開されます。

あと舞台はスーパーで、バックヤードも出てきますが、汚くないので観ていて気持ちが荒んでくることはない
です。

 

クリスティアンとマリオン、恋のゆくえ(ネタバレあり)

 

新入りのクリスティアンは、マリオンに惹かれていきますが、従業員たちはマリオンと長い付き合いなので、マリオンには夫がいて、あまり上手くいっていない事情を知っている。

クリスティアンの方も、体中にタトゥが入っていて、悪い仲間とつるんでいた過去があり、以前は工場現場で働いていたものの喧嘩でクビになっている。全員が薄々察していますが、クリスティアンは今は問題がないので誰もそのことには触れません。

 

 

 


マリオンはクリスティアンとクリスマスの夜、肩を並べてロマンチックな時間を過ごしますが、その後のマリオンはそっけなく、やがて店に来なくなってしまう。クリスティアンは心配しますが、店の連中はその理由を知っている様子です。

このままマリオンとクリスティアンは会えないのではと、思わせておきながらマリオンは店に復活。夫との関係を清算したのであろうことが伺い知れる流れです。

 

ブルーノのこと(ネタバレあり)

 

スーパーは以前トラックの運送会社で、当時のメンバーの多くがスーパーで働いていると、同僚のブルーノがクリスティアンに語ります。


トラックの運転手だったブルーノは、本当は外に出ていたい人。だから店の中でずっと過ごすことがストレスというか切なくもあった。それだけではないのでしょうが、ブルーノは突然、命を絶ってしまう。本採用になったクリスティアンは、ブルーノに代わり飲料部のチーフになるのでした。

ストーリーは労働者を描いた話ですが、職種が違っても働く人の多くが、似たような気持ちを心のどこかに抱えている。

自分だけしかできない仕事をする人は一握りで、絶対にこの人でなければ太刀行かないような人など存在しないかもしれない。

生きるために働くのか。働くために生きるのか。
正解はわからないけれど、働くことを考えさせられる映画ではあります。

 

残念に感じたところ

 

ストーリーは大きな変化があるわけではなく、そこが心地よさでもあるのですが、そのため、125分は長く感じられました。

 

さいごに


映画『希望の灯り』について書いてきました。
ストーリー自体は、よくある静か系映画なのですが、映像がとにかく美しいので、一見の価値あり映画だと思いました。

疲れているときに何か観たいと感じたときにオススメです。

 

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それではまた。
のじれいか でした。