こんにちは。
派遣社員として働くオフィスワーカーの皆さんが抱える悩みは色々あると思いますが、その中でも悩ましいのは『人間関係』ではないでしょうか。
私も正社員勤務を経て、派遣社員として長年働いた経験があります。
その際やはり『人間関係』で頭を悩ませていました。
ただ当時を振り返ると、無駄な感情だったなと思ったり、働いている途中で気づき楽になれた考え方もあったので、ここに書いておこうと思います。
現在派遣で就業中の方、これから派遣で働くことを検討している方のご参考になればと思います。よろしければお付き合いください。
派遣社員の人間関係の悩み
社員との人間関係
これが当然一番多い悩みですよね。
上司や配属先の社員たちとどのように接していけばよいか、悩むことはしょっちゅうだと思います。
ただ、結論から先に言ってしまうと、ここであまり悩む必要はありません。
人間関係に重きを置く必要はないんです。
何故なら社員にとって派遣社員は単なる即戦力だからです。
人間なのはわかっていますが人工に過ぎません。
もちろん社員さんだって色々な性格の人がいます。
いい人もいれば悪い人もいる。派遣社員に対する感情も微妙に違います。
ただ日本企業の終身雇用制度は崩壊したといいますが、それでも欧米より「我が家」的感覚で自分の会社を捉えている人は多い。だから派遣社員に対しては余所者意識があるのは普通です。
オフィスワークで働く派遣社員の職種は色々ですが、それでも会社からすれば補いたい場所に配置する即戦力、それだけのこと。
こちらから先にそう割り切ってしまった方が断然気持ちは楽になれます。
具体的な対処法としては、声をかけやすい雰囲気づくりだけ気を遣っておけば、あとはあまり気にしないで大丈夫です。
声をかけやすい雰囲気をつくっておくのは、仕事の次くらいに大切なことだといえるでしょう。
実際に頻繁に話さなくてもOKですし、やたらと気を遣って無駄に話しかける必要もありません。
具体的には、社員に話かけられたら一生懸命話を聞く。それとても大切です。
仕事のことではもちろん、雑談も聞きましょう。ただ、それに対する答えは訊かれなければ答えなくて大丈夫です。
とにかく聞きに徹して相手を理解することです。
あとは、報告、連絡、相談は徹底してください。(ホウレンソウってやつです)
自分で責任を取ることができない立場にあるので、これを徹底しておくことで身を守れます。
派遣社員同士の人間関係
大勢の派遣社員が働いている職場では、派遣社員同士の人間関係も発生します。
古株に対して必要以上の気遣いが必要だったり、自分はあなたたちとは違うといった、別世界の住民になっている人など、メンドクサイ人が派遣社員の中にはいます。
実際、性格的に問題があって派遣社員で働いている人も多いのが現実です。
ですが、同じ職場ではやはり仲間。
たとえ嫌いな相手でも、同じ職場で同じ派遣として働くうちは、仲間であることに違いはありません。
具体的な対策としては、無理に親しくしなくていいし、ランチも気が進まないのなら一緒に食べる必要はありません。
ただ挨拶はする。社員に対するのと同じように、挨拶は徹底しましょう。
気持ちのよい挨拶ができると尚良いと思います。
それは相手の派遣社員が挨拶をしなくても関係ありません。自分だけは挨拶をするようにしましょう。
派遣同士の情報交換も必要なことがあるかもしれないので、自分から否定的な態度を取らない方が後々自分のためだからです。
アウェイ感は当たり前、
むしろそれで成長する
オフィスという特定多数が集まる場所で、正規雇用の社員たちと働いていると扱いの差を実感することはしばしばあるでしょう。
自分が場違いではないのかという気持ち「アウェイ感」に襲われることもあると思います。
派遣のアウェイ感はあって当たり前です。ないと逆に困ります。
もしアウェイ感に襲われたら、何故自分はここで働いているのかを考えてください。
目的は様々なのでしょうね。
自分の話を少しすると、派遣で働き始めた最初のきっかけはキャリアチェンジでした。
正社員を退職して別の職種への転職を希望していたこと、期間限定で地方に暮らしていたこと、その二つの理由で派遣社員の道を選びました。
そこで私は働きながらスキルを身に着けることができました。
いろいろありましたが今となっては経験してよかったと思います。
同じ派遣社員という繋がりで知り合った人の多くは、何かしら将来の目標を持っていました。
そちらを本業にできる状況になり、派遣を辞めていった人を何人も知っています。
本当は何か目的意識があった方がよいのでしょうが、目的を持たない場合でも趣味や楽しみを持っているのなら、そこに意識を向けると気持ちが楽になれると思います。
とにかく、どんなに居心地のいい職場でも、派遣社員がアウェイ感に襲われるのはごく当たり前のことです。
そうなったらいつか絶対に笑顔でここを去ってやるんだと、考えるようにしてください。
自分の中にあるネガティブな感情を受け止める勇気を持つことは、大きな成長に繋がるはずです。
仕事に集中しよう
なので挨拶と話を聞いて理解することを満たしていれば、人間関係の悩みについてはあまり考える必要はありません。
そうはいっても毎日同じ時間を過ごしていれば、どうしても摩擦は生じます。
派遣社員は基本時給ですから、働くことだけでしか評価されません。
ですから仕事以外のことを考えても何らメリットはなく、逆効果になってしまがちです。
私は気持ちが揺らいで限界を感じたときは、適宜休みを取るようにして乗り切りました。
とにかく業務時間は仕事に集中して、あとは極力職場のことは考えないのが理想です。
営業担当者に相談して解決するケースも
「指揮命令に問題がある」など具体的な問題で仕事に支障をきたしている場合は、派遣の営業担当に話すことで、案外簡単に解決することがあります。
派遣会社は本来、仕事を紹介して、サポートする立場にあるので、営業担当が派遣社員の話を聞くのは義務、というかそれが仕事です。
ただそうはいっても営業担当者は社外の人、就業先で起こっている問題をすべて理解して公正な目で見てくれるとは限りません。あと個人差もありますからね。
ただ言わないでいることで問題が表面化するのも後々厄介なので、面談の機会などに話すのは必至です。退職するときの理由としても使えます。
まとめ
いかがでしたか。オフィスワークで働く派遣社員が人間関係に悩んだとき、楽になれる方法についてお話してきました。
要約すると以下のようになります。
派遣社員が人間関係に悩んだとき(まとめ)
・社員の話をよく聞く、聞きに徹して相手を理解する。
・報告、連絡、相談だけは徹底。
・派遣社員同士の人間関係仲間と思う。嫌いな相手でも挨拶は忘れずに。(もちろん社員にも。相手の反応は無関係)
・仕事のことで問題が生じたら、派遣会社の営業担当に相談。
頭ではわかっていても感情が追いつかなくなることもあるときは、オフィスを電車の車内と考えると気持ちが楽になります。
たまたま乗り合わせただけの相手です。乗り合わせている時間は決して長くはないでしょう。
その中で気持ちのいい出会いもあれば、不愉快な相手もいる。
そんな風に思うことで、随分楽になれるのではないでしょうか。
それでは、今回はこのくらいで。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。