こんにちは
今回は、他人をどう呼ぶかについてです。
人を呼ぶときどう呼びますか？
のじさーん
それが普通ですが、相手との関係によって呼び方は違いますよね。
名前を知らない人を呼ぶとき、名前を知っている人を呼ぶとき、どう呼べばいいのでしょうか。
今回はそのことについて記事を書きました。
名前を知らない他人を呼ぶとき
たとえば通りすがりの他人を呼ぶとき、その人をどう呼びますか？
「すみません、そこの方」という呼び方をするでしょうか。
あえて個人の特徴を特定するような呼び方はしない人が多いと思いますが、
その一方で「お母さん」「お父さん」などと呼ぶ人もいます。
「街で知らない男性から『お母さん』と呼ばれて、すごく不愉快でした。私には子供もいないし結婚もしていない。それにもし子供がいたとしても、その男性から『お母さん』呼ばわりされる筋合いはありません！」
「 子供を連れていると『お母さん』と呼ばれます。平気な人もいると思いますが、私は見ず知らずの人から『お母さん』と呼ばれるのは不愉快です」
最初の女性は、結婚していない、子供もいないのに、お母さんと呼ばれた。見た目でおよその年代を判断され、自分のペルソナを推測されたことが嫌だったでしょう。
見た目40代後半に見える ▶︎ 結婚しているだろう ▶︎ 子供もいるに違いない ▶︎「お母さん」
そうね、確かにちょっとイヤだ
また子供と一緒にいて「お母さん」と呼ばれる場合、子供から見ればその女性は確かに「お母さん」ですが、名前も知らない他人の「お母さん」ではない。
それに子供と一緒だからといって、本当にお母さんかはわかりません。
なかには自分は間違いなく「お母さん」なので、「お母さん」と呼ばれても抵抗はないという人もいます。
ただ1人でいるときに「お母さん」と呼ばれたとしたら、同じ気持ちでいられるのでしょうか。
では名前を知らない他人をなんと呼べば？
「知らない人からいきなり『お母さん』呼ばわりされて腹が立った」
そういう話をよく聞きます。
テレビでインタビューアーが、名前を知らない一般の方を「お父さん」「お母さん」と呼ぶのを目にすることがあります。
こういう呼び方を一般的に浸透させているのは、メディアの責任もあるのかも。
海外に目を向けると「マダム」や「ミス」など、女性を総称する呼び方がありますが、日本語はそれに該当する呼び方が見当たらない。繊細さで定評のある日本語なのに、大人の女性を区別する呼び方がないのは悲しい気が。
「おばさん」「おじさん」では悪意丸出し。
「おじいさん」「おばあさん」も失礼です。
たまに年配の男性が、同年代の女性を「おねえさん」と呼ぶのを見かけます。
逆に年配の女性が同じように「おにいさん」と呼んでいることも。
聞いていて粋な気がします。
この呼び方だと、目下から目上に、同性同士、異性間でも案外いける気がしますが、いかがでしょうか。
知っている人をどう呼ぶか？
名前を知らない人をどう呼ぶか。
知らない人から「お母さん」「お父さん」と呼ばれる場合について書いてきました。
では次は、名前を知っている人をどう呼ぶかについて。
のじさーん
そうなのですが、そう呼ばない人もいるようです。
知り合いを「お姉さん」「お母さん」と呼ぶ人たち
通りすがりの人から、「お母さん」と呼ばれることについて書きましたが、今度はちょっと違う話。
顔見知りや知人、友人など、知っている人をどう呼ぶかについてです。
自分より年齢が上とわかったら「お姉さん」
相談にのったり親切にしてくれた他人を「お母さん」と呼ぶ人がいます。
呼ばれる側は色々感じているみたいです。
「職場の後輩の女性から「ねえさん」と呼ばれます。
親しみを込めて呼んでいるのかもですが、正直ウザいです。
その後輩はよく行く飲み屋のママを「おかあさん」マスターを「おとうさん」と呼びますが、それと同じ意味合いなので、とにかく甘えたいのだと思うのですが、私を入れないでーって本音では思う。
ちょっと親しいだけの相手を、無理やり家族みたいに呼ぼうとするのが嫌なんです」
「それほど年の変わらない女性から「お母さん」と事あるごとに言わます。
正直、違和感しかないし「頼りにしてます」アピールをされているみたい。あまり関わりたくないのに」
特に女性が女性を呼ぶときに、年齢や立場がわかる呼び方をされると、不快に感じる人がいます。
さっきの話で「おねえさん」はいいのに？ となるかもですが、相手の名前がわかっているのに「ねえさん」と呼ぶことで「自分の方が若い」とディスられていると思われてしまうこともある。
また無意識であっても、その人の立場を押し上げて、依存しようとする下心があるように受け取られることがありそうです。
親しみから出た呼び方だとしても、家族のように呼ぶのは控えた方がよさげ
ただこれが、男性から呼ばれるときは少し違う受け取り方があるみたいです。
３歳年下の好きな男性から「ねえさん」と呼ばれるのですが、女性としては見られていないのか心配です。
なるほど。
好きな相手から「ねえさん」と呼ばれて、異性として見てくれていないのではと、心配になっている女性。
これについては、男性が親しみを込めて呼んでいたり、より身近に感じるからそう呼ぶこともあるらしいです。
そこはケースバイケースでみたいですけど。
好きな人から呼ばれて、それが好意を示すものだとしたら、当然ですが悪い気はしない。そういう場合もあります。
でも一般的に男性から呼ばれる「ねえさん」も、好きでも何でもない男性から呼ばれたら、やはりただの違和感でしかないでしょうね。
相手への親しみを込めた呼び方であっても、呼ばれた側の受け止め方は、呼ぶ側と同じとは限りません。
ですのでやはりここは普通に、相手の名前を呼ぶ方がよいと思います。
あまり親しくない間柄だったら、相手の役職で呼べば間違いはないですよね。
「先生」「課長」「チーフ」などと呼ばれて気分を害する人はいないはずです。
まとめ
名前を知らない人、知っている人をどう呼んでいるか。
初対面の相手から「お母さん」と呼ばれる違和感、見た目で判断されている嫌な気分は、わりと多くの人が感じていること。
名前を知らない人を呼ぶ場合は、軽率な判断をしない方がスマートです。
なのでどうしても呼ぶときは「おねえさん」と呼んでしまえばすっきりする気がします。それも相手によっては不快に感じるかもしれませんけど。
また、知り合いから「ねえさん」「お母さん」と呼ばれて違和感を覚えている人は多い。
親しみを感じる相手であっても、自分も相手も認める親しい関係にでもならない限り、呼び方は名前にした方が無難です。
役職で呼ぶのはもちろん問題ないでしょうね。
いろいろと大変なことが続く毎日、ストレスも溜まりがち。
余計な摩擦は避けて、できる限り気持ちよく過ごしていきたいものです。
それではまた。
のじれいか でした。
