こんにちは。
失恋してつらい気持ちを抱えている。
そんなときは、誰かに話を聞いてもらうのもよいですが、ひとりで映画を観るのもいいですよ。
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失恋したときに見たい映画・15選
失恋したとき、恋の終わりを感じたときにオススメしたい、映画を15選をご紹介します。よろしければ映画選びのご参考にしてください！
それではどうぞ！
COMET コメット (2014）
［アメリカ・91分］
恋の終わる瞬間
彗星を見にた夜、恋に落ちた男女の６年間が幻想的に描かれる。
駆け引き、すれ違い、繋がった心がまた離れてと別れと出会いを繰り返す二人。
やがて彗星の力なのか、男は彼女と過ごした記憶と時間が、パラレルワールドのように分解されて繰り返される。
別れを意識した恋人との時間とても貴重に思える。そんなところに深く共感した作品です。
マイ・ブルーベリー・ナイツ（2007）
［香港、中国、フランス・95分］
新しい恋を始める前にしたいこと
恋人にフラれてやり切れない気持ちの女。
彼女は近所のカフェで、残り物のブルーベリーパイとカフェ店主の男と共に、悲しみの時を過ごしている。
やがて女は街を出てひとり遠い街へ。店主の男の元には彼女からのハガキが届く。
失恋をすると「どこか遠いところへ行きたい」と思うことがありますが、現実的には難しい。この話はそんなふとした願いを叶えてくれる映画です。
風と共に去りぬ（1939）
［アメリカ・231分］
恋愛には素直さも必要
舞台は19世紀のアメリカ。ジョージア州の大地主の娘スカーレットは気性も荒いが、若くて美しく全てが手に入ると思っている。だが心に決めた男性は別の女性と結婚。納得のいかないスカーレットは、求められるままに結婚を繰り返す。
スカーレットを見守りながら時に手を貸す男、レット・バトラーはスカーレットが心を開ける唯一の相手。彼からのプロポーズを受けるスカーレットだが…。
南北戦争による価値観の逆転から力強く立ち直る様子など、スカーレットの半生は現代にも見習える点は多い。でも恋愛には素直さも必要という教訓も学べるお話。
超大作です。
ブルーバレンタイン（2010）
［アメリカ・112分］
恋愛の終わっていく過程に共感できる
ある夫婦の出会いと別れを描いた作品。
妻はまだ幼い子供を育てながら、看護師として日々忙しく働く。自由人の夫は仕事もよく変えるし酒好き。そんな夫婦の間にできた亀裂がどんどん大きくなてしまう。でもそんな二人にもお互いを必要としていた時期があった。
すごくリアルな夫婦の日常の風景が続くのですが、そこには二人なりの覚悟や夢があった。出会いも運命だとしたら、別れも運命。そんなことを考えさせられる映画です。
モダン・ラブ（2018）
［115 分・日本］
恋の終わりと再生の究極の姿！
最愛の恋人を失った女は、空っぽになった心を埋めるため、行きずりの男と関係を持ちながら心の中で恋人と会話を続ける。
新惑星が近づき異常気象が続くある日、女の前に別の時間にいるはずの二人の自分が現れる。最初は困惑する女だが、自分たちと接するうち、まだ恋人に何かできることがあるのではと考えるように。
絶対的な別れである死と、残された者がいかにして立ち直るかが描かれる。「あのときこうしていたら」「もっと何かできたのでは」答えの出ないその葛藤について、この映画は深く掘り下げられていきます。
▼映画レビューもどうぞ
シェルタリング・スカイ（1990）
［イギリス・137分］
誰かと生きる苦しさ
1940年代後半、ニューヨークに住む、裕福な芸術家夫婦は、見失った愛を取り戻すため旅に出る。旅先は北アフリカ。
社会から離れることで、夫婦の距離を縮めることができると思っていたが、二人の心はどんどんすれ違う。
愛情の退廃のどうしようもなさ。一人より二人。だけど一人でいる方が楽なこともある。誰かと生きること。その苦しみとどうしようもなさと、雄大なサハラ砂漠との対比が切なさを際立たせます。
胸騒ぎの恋人（2014）
［カナダ・102分］
好きになった方が負け…
男女の仲良しコンビが同じ男子にロックイン。張り合い、様子を窺いながら、気まぐれなイケメン男子の恋心に奮闘する健気な姿が描かれる。
社交的で友人も多いけれど気まぐれな彼は、たぶん二人のどちらにもその気はない。面白がられて弄ばれてることに薄々気づきながらも振り回されてしまう。
恋愛は惚れた方が負け、そんな切ないストーリーです。
ベニスに死す（1971）
［イタリア・130分］
愛はすべてを超えていくもの
1900年の前半、老年の音楽家は一人旅でベニスを訪れる。音楽家は宿泊先のホテルで、家族と滞在する少年に目を留める。
その少年の目の覚めるような美しさに見惚れていた音楽家だが、やがてその感情が愛だと気づくようになる。
だがその頃、ベニスでは疫病が流行していて、その場を離れたい気持ちと少年を見つめ続けたい気持ちとで音楽家の心は揺れる。
愛には年齢も性別も関係ない。それぞれの心の中で育てるもの。音楽と映像と少年役のビョルン・アンドレセンの美しさが際立つ名作です。
エターナル・サンシャイン（2004）
［アメリカ・107分］
つらい別れを記憶から消せるとしたら？
つらい別れを忘れることができたら。そんなことを考える人は多いはず。
つらい過去の思い出を消し去ることができる、記憶除去ができたとしたら。
出会いから甘い日々、恋の終わりを迎えたカップルがそれを使ったらどうなるだろう。コメディタッチで笑いもありながら、恋の終わりの切ない心情に訴えかけてきます。
500日のサマー（2009）
［アメリカ・96分］
失恋から逃げずに立ち向かう
地味で冴えない男が、同僚の女性に恋。彼女は彼が誘えば会ってくれる。だけど彼女は彼ほど彼を思っていない。
片想いから始まる恋は、あるとき突然に幕を閉じてしまい、恋の終わりを認め切れずに苦しむ男。
彼は「どうして？」と思うものの、突然と思ったのは彼の方だけ。彼女には彼女の気持ちの変化があった。
一緒に過ごした日々が彼の脳裏で蘇る。苦しみの先には、きっと明るい未来の自分が待っている。そんな失恋のつらい日々が切々と描かれます。
いとはん物語 (1957）
［日本・83分］
恋の残酷さ
大正時代の大阪の西長堀。老舗扇屋のお嬢さんは、優しくて気立てがよいが器量に問題が…。
お嬢さんはチンピラに揶揄われていたのを助けてくれた店の番頭に恋をする。
娘の気持ちを察した母親は、娘と番頭に縁談を持ちかけるのだが。
失恋の理由は色々ある。付き合って別れることもあれば、叶わない恋もある。相手を知った上での別れは深い痛手ですが、叶わなかった恋もまた切ない。
君の名前で僕を呼んで（2017）
［イタリア、フランス、ブラジル、アメリカ・132分］
思い出にするための恋
1980年代、イタリアで夏休みを過ごしている少年と、その少年の家を訪れた青年との一夏の恋物語。
終わりが見えている関係だけれど、気持ちは簡単に整理できるものではなく、切ないけれど今この時間に溺れる恋もある。
少年は気持ちを抑えながらも段々と青年に溺れていく。その過程が繊細に描かれています。ラストは本当悲しかったです。
華麗なるギャッビー (2012）
［アメリカ・142分］
孤独と隣り合わせの恋心
第一次世界対戦後のアメリカ。豪邸暮らしの謎めいた男、ジェイ・ギャツビーはパーティ三昧の日々を過ごしていた。ギャッビーの屋敷の隣に暮らす作家のニックに生い立ちを語るのだが、何かを隠しているとニックは悟る。
もし今の姿が、ただ愛する女性、一人のためだけに設えたものだとしたら？
華やかさの裏に隠れた孤独、愛に生きたギャツビーの一方的で健気な恋心が切ない。
バタフライ・エフェクト（2004）
［アメリカ・114分］
どうにもならないこともある
愛する人と結ばれたい。その気持ちだけで、彼女との時間をやり直す男の話。
タイムリープを何度繰り返しても叶わない恋だってある。
環境や設定、あのときああしていれば、こうしていたらを繰り返しても、相入れない関係だってある。人生にはままならない。そんな話です。
現実にはタイムリープはできなくても「であれば」で考えてみることは多いはず。縁がある、縁がないとよく言いますが、本当にそうだなと考えさせられる切ないお話です。
春の雪（2005）
［日本・150分］
恋は幻かもしれない
侯爵家の子息と幼馴染の伯爵家の令嬢のままらなない恋が描かれる。 感受性が強く自分の心を読まれるのを嫌う子息は、その幼さから彼女を遠ざけてしまう。しかし令嬢にはやがて縁談が。それは絶対に断ることが許されない家柄の人だった。
失いそうになって手を伸ばしたら、相手ごと壊してしまうこともある。
恋の危うさを描いた作品。三島由紀夫の『豊饒の海』の第一部の映像化です。
主演は竹内結子。
▼レビューもあります。
さいごに
失恋や恋の終わりに見たい映画をご紹介しました。ご参考になればさいわいです。
泣くだけ泣いたら立ち直って、身も心も美しくなりたいものですよね！
こちらにも映画まとめ記事があります。
それではまた。
のじれいか でした。
