ドラマ『GIVER 復讐の贈与者』は、日野草による小説のドラマ化。
2018年にテレビ東京、ドラマ24で放送された、復讐代行業者を描いたミステリーです。
復讐の代行と聞き、最初はあまりフレッシュな印象がしなかったのですが、実は幻想的で独特な個性がある作品です。ナイトドラマのフリーダムさと、主演の吉沢亮のアンニュイな雰囲気が相まった魅力があります。
吉沢亮の魅力あふれる作品の概要と、このドラマの吉沢亮が、なぜそこまで魅力的なのかについて書いていきます。
GIVER 復讐の贈与者
作品情報
製作年度 |
2018年 |
上映時間 |
40分(全12話) |
監督 |
小林勇貴、小路紘史、西村喜廣 |
キャスト |
義波・尾崎冬矢(吉沢亮)
テイカー(森川葵) 町田(水橋研二) 安田(ぼくもとさきこ) 小野田和樹(渡部秀) 野上朝美(小野ゆり子)
志尾(田山涼成) 志尾の部下(夏菜)
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予告
どんな話なのか?
復讐代行組織の『援助者(サポーター)』のメンバー義波(ぎば)が吉沢亮の役どころ。人間の心が欠陥していて、情緒も不足している変なやつです。
義波は『贈与者(ギバー)』として、依頼された復讐対象者と接触し、復讐を実行する役割です。義波も以前は両親の敵討ちをし、その経緯で「サポーター」を率いるボス的存在のテイカー(森川葵)に誘われて仲間入りしています。
サポーターのメンバーは、義波のほかに安田(ぼくもとさきこ)、町田(水橋研二)のほか、途中から仲間になった小野田(渡部秀)、野上(小野ゆり子)がいる。
サポーターのメンバーは決して裏切らないのが鉄則。そうすることで、仲間内うちの裏切りがあるのでは?など余計な心配をしなくて済みます。ただし恋人同士の小野田と野上は成り行きで仲間に入ったので、復讐代行の仕事に懐疑的です。
第6話は小林監督回!
— ドラマ24「GIVER」主演 吉沢亮 (@tx_giver) August 14, 2018
和樹(#渡部秀 )と朝美(#小野ゆり子)はテイカー(#森川葵)から二人だけで仕事をするよう命じられ、依頼人に話を聞きに行くことに…
超高級マンションに渦巻く金と権力!
秘密の一夜を境に“欲望の復讐劇”の幕が開ける! pic.twitter.com/CQweeakWXM
そして 、義波(吉沢亮)、テイカー(森川葵)たちの対抗組織は、悪事銀行の志尾(田山涼成)。義波を自分の仲間に引き入れるため、ティカーらは襲われて危機に晒されていくことになります。
義波くんのキャラクター
お待たせしました!
— ドラマ24「GIVER」主演 吉沢亮 (@tx_giver) September 22, 2018
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その特典映像のメイキングの一部をちょこっとだけ見せちゃいます!
いろんな義波の素顔も盛りだくさん‼︎ pic.twitter.com/HuYhmz6QYN
義波くんはなかなか個性的なキャラなのですが、その変な感じと原因についてまとめます。
- 心に欠陥があって、感情の起伏がない
- 正義感ないが判断は冷静で、自分なりの筋は通っている
- 両親が殺し屋だった?
- 本名は義波ではなく尾崎冬矢(おざき・とうや)
- 亡くなった姉のことで葛藤を抱えている
義波くんが感情を失くしたのには理由がある。そのあたりのことは最初は謎のまま、オムニバス的な復讐劇が続きます。そして核心に近づいていく展開で徐々に明らかに。そのあたりはよくあるといえばあるかも。
吉沢亮が義波を演じるにふさわしい3つの魅力
今週の #GIVER 第9話は小路監督回!
— ドラマ24「GIVER」主演 吉沢亮 (@tx_giver) September 3, 2018
息子が誘拐され、混乱する父親に衝撃の要求…
「17年前にあなたが殺した少女の遺体を掘り起こして下さい」
戦慄の復讐が始まる…。#吉沢亮 #丸山智己 #篠原ゆき子 #夏菜 #田山涼成 pic.twitter.com/eNZioJB151
冷静で感情の起伏のない義波の役は、吉沢亮にとってハマり役です。
すごく簡単にまとめてしまうと、こちらの3つです。
- 美しさが一層映える役どころ
- 台詞に色気がある
- 恋愛要素は無し
吉沢亮の端正なビジュアルがより美しく際立つ役どころです。アクションシーンもまあまあありますし、衣装もモノトーンでシンプルなのがいいですね。
足元は『BOTTEGA VENETA』のスリッポンを履いてたときがありました。
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また義波は復讐相手に淡々と復讐されるべく理由を語りますが、とにかく淡々と語るのがいい。吉沢亮の声が役柄に合っていて、すごく自然なところもいい感じです。
義波くんは、感情の起伏がない人なので、恋愛感情どころではありません。
ただ唯一、亡くなった姉と、姉代わりのテイカーだけは特別なものとして捉えている。でもそれは恋愛感情ではありません。
非道なようで非常識ではなく、道理はわかっている感じもあります。
(回を重ねるうち、だんだん変わってくるのですが)
ラストはどうなるの?
全12話は、最初は仲間が増えて、復讐代行組織は商売繁盛でいい感じに次回へと続いていきます。
しかし、後半から、悪事銀行の志尾(田山涼成)が義波を自分の仲間に引き入れることを目的に、テイカー率いる「援助者(サポーター)」の組織を襲います。
援助者たちは、復讐代行を装ったオトリに次々と襲われてしまいます。
義波という名前は、テイカーがこの仕事を始める前につけた名前で、本名は尾崎冬矢。
冬馬には姉(夏菜)がいたのですが、亡くなっている。見た目は志尾の秘書と同じです。
義波の両親と姉の死は、実はすべて義波が原因している。犯人は幼い頃の義波自身だったことが、志尾の口から明かされます。
本当のことを知った義波(冬矢)は、すごく混乱しながら過去を回想。犯人は自分であったことに気づきます。
義馬の拠り所だった、テイカー(森川葵)も人質に取られてしまい、志尾らと乱闘になるのですが、テイカーは余命のある病を患っており、義波を守るために自ら命を断ちます。
最後は義波一人が残されるのでした。
さいごに
『GIVER 復讐の贈与者』について書いてきました。
この役は、吉沢亮のためにある。そう言い切っても過言でないほどハマり役だと思います。
復讐する側もされる側も一皮剥けば、それほど変わりはないし、善悪は立場が変われば判断基準が変わる。
そんなことが言いたい話なのかもしれません。
GIVER 復讐の贈与者 第11話(09/21)予告編よくわかる30秒版&全バックナンバー配信中📺
— kooss公式 編集室(run) (@jfifdecoder) September 15, 2018
出演 吉沢亮,森川葵,小野ゆり子,渡部秀,水橋研二,ぼくもとさきこ,田山涼成,夏菜 他https://t.co/mCS1rjNoyV pic.twitter.com/VQn1zjjiQ0
▼こちらの吉沢亮も好き。
それではまた。 のじれいか でした。