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【映画】『フォルトゥナの瞳』良作だが神木隆之介の真面目さが切ない【ネタバレ・感想】

こんにちは。 のじれいか(@noji_rei)です。 

映画『フォルトゥナの瞳』は、百田尚樹原作の小説の映画化。

少年時代の事故がきっかけで、人の死が見えるようになってしまった青年が主人公の恋愛ファンタジーです。

主人公を神木隆之介、彼が恋する女性を有村架純が演じています。

ストーリーの紹介、作品で気になったところをネタバレありでご紹介します。よろしければお付き合いください!

 

  

フォルトゥナの瞳(2018)

 

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※本記事の情報は2021年8月時点のものです。 最新の配信状況はサイトにてご確認ください。

   

作品情報


111分
監督:三木孝浩
出演:神木隆之介、有村架純、志尊淳、DAIGO、北村有起哉、斉藤由貴、時任三郎

 

予告 

www.youtube.com

ストーリー

 

子供の頃、飛行機事故で生き残った木山慎一郎(神木隆之介)は、その事故で家族を亡くし孤独な世界を生きている。

慎一郎は、事故がきっかけで亡くなる寸前の人が透けて見えるようになったが、誰にも打ち明けられず、ひとり悩んでいた。

ある日、慎一郎は、携帯電話の修理に訪れて、店員の桐生葵(有村架純)と出会う。

親切で感じの良い葵に好感を抱いた慎一郎だが、葵の体が透けているのを見て驚き、強引に葵を呼び出して運命を変え、葵を事故から救う。

葵は慎一郎によって命の危険から免れるが、引き換えに慎一郎は強い動悸を感じ、運命を変えると自分の体で代償を払うことを知るのだった。
 

フォルトゥナの瞳はひとりではない!


死にゆく寸前の人が透けて見えてしまう。どこかであったような気がしないでもありませんが、それでも発想はいいと思いました。

少年時代に飛行機事故を経験し、奇跡的に一命を取り留めた慎一郎は、家族を失い孤独な日々を過ごしている。

 

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そんな慎一郎は、自動車塗装会社で塗装の仕事に励み、コツコツと働いています。慎一郎は勤務する会社の社長・遠藤(時任三郎)と妻・美津子(斉藤由貴)から我が子のように可愛がられていますが、従業員で慎一郎の先輩・金田(志尊淳)から嫉妬されてるといった日常があります。

慎一郎と葵は付き合うようになり、慎一郎は支店の責任者になるなど幸せな時間が過ぎていきますが、心休まるときはそう長くは続きません。

葵を助けたとき心臓発作に襲われた慎一郎は、誰かを救うことは自分の体を犠牲にすることだと知るため、葛藤も伴います。

慎太郎が倒れたときに運ばれた病院の医師・黒川(北村有起哉)は、実は慎一郎と同じで透けているのが見えてしまう人。慎一郎と同じ人はほかにも存在したのです。

黒川は医師ですが、見えることを現実に持ち込まないようにしながら生きている。黒川は慎一郎に、自分たちのようような者のことを、『フォルトナの瞳』を持つというのだと話し、慎一郎に「運命を変えるようなことはするな」と警告します。

『フォルトナの瞳』に見えるのは他人だけ、だから自分のことはわかりません。

自分が頑張って運命を変えたところで、誰が救っくれたのかなんてことは誰も興味がなく気づきもしない。見えるものにいちいち反応していたらキリがないし、身が持たない。それは理解できますし尤もだと思います。


黒川は足を引きずっており、慎一郎と同じく事故が影響して『フォルトナの瞳』になったことがわかる。黒川自身、葛藤があったであろうことは、慎一郎との会話からも伝わってきます。

それでも黒川と異なる判断をする慎一郎の真面目さ、というかある意味自己犠牲的な性格が対比するように表現されていました。

葵の危機に慎一郎はどう対応する(ネタバレあり)

 

慎一郎は葵を危機から救い、恋人同士になった二人でしたが、あるとき慎一郎は再び葵の体が透けているのを見て驚愕します。

しかも同時期、公園で遊ぶ幼児や保育士たちの体が透けているのに気づいた慎一郎は、電車で事故が起こることを予測します。

通勤に電車を利用している葵を旅行に誘い、自分は電車の事故現場に先回りしようと慎一郎は考えました。

多くの命を助けることは、自分の死を意味します。

だから慎一郎は、かつてはいじめられていたけれど打ち解けた、志尊淳演じる金田に仕事を託します。たいへん責任感がある人ですが、そういう男が愛する人を守り、未来ある子供達を救うために自分を犠牲にする展開は、ある意味ベタではありますが、説得力がありました。

 

隠されていた5つの事実(ネタバレあり)


慎一郎が『フォルトゥナの瞳』になったのは飛行機事故が原因で、成人してからも事故のイメージがつきまとい、たびたび夢も見ているのですが、助けを求めた少女を助けられなかったことを深く悔いていました。

少女を助けられなかったことが、慎一郎のトラウマをより強くしています。

なのですが、後になって隠されていた真実がわかってきます。

 

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①女の子は、慎一郎が助けて無事だった。(間違えて記憶している)
②慎一郎が助けた女の子は、葵だった。(飛行機の少女は葵)
③葵も亡くなる人が透けて見える。(葵もフォルトゥナの瞳)
④葵は慎一郎に自分のことを話していない。(葵は普通の人として接している)
⑤葵は運命に逆らわずに生きることを決めている。

女の子をなぜ助けていないと慎一郎が記憶したのかはわかりません。おそらくショックで事実とは異なる記憶を持ってしまったと考えるのが正しい気がします。 

現実では慎一郎は、少女だった葵を助けていました。

そのとき葵は慎一郎と同様、『フォルトゥナの瞳』を持った。
でも葵は、運命に逆らわずに生きると決めている

だから慎一郎から見えることを打ち明けられても、自分も同じであることは告げませんでした。


そのあたりについては、意見がわかれるところですね。

慎一郎が葵に打ち明けたとき、葵も慎一郎に打ち明けていたら、慎一郎は命を落とさずに済んだかもしれない。葵の目には慎一郎が透けて見えていたはず(実際見えていた)なのに、葵は慎一郎から二度も助けられていながら黙っていたのは見殺しに近いといえなくもないからです。

ただ、過酷な体験をしてきた葵の生死感だと言われてしまえば、それもある意味納得できるラストではあります。

大変よい話です。

けれど、葵は、好きな人を守ろうとせず、彼の自己犠牲の行動を止められなかったことへの後悔はないのか。彼を愛していたのなら何かした方がよかった気がする。そんなふうにモヤモヤを感じる人は少なくない気がしました。

個人的には神木隆之介の髪型がすごくよかったのが印象的。

▼神木隆之介の主演映画はこちらにもあります!

 

noji-rei.hatenablog.com

  

 

それではまた。 のじれいか でした。