こんにちは。 のじれいか(@noji_rei)です。
映画『劇場版 ファイナルファンタジーⅩⅣ 光のお父さん』
仕事人間で不器用なお父さんが、ゲーム(ファイナルファンタジーⅩⅣ)に目覚め、ゲームを通じて息子と交流していくお話です。
シンプルでとてもよかった。頭をカラにして楽しめます!
ゲーマーじゃなくても大丈夫。
パパ役を吉田鋼太郎、息子役を坂口健太郎が演じています。
作品の面白いところをネタバレありで、サクッとご紹介しますね!よろしければお付き合いください!
劇場版 ファイナルファンタジーⅩⅣ 光のお父さん(2019)
作品情報
115分
監督:野口照夫、山本清史
出演:坂口健太郎、吉田鋼太郎、財前直見、山本舞香、佐藤隆太
予告
ストーリー
4人家族の岩本家は、父(吉田鋼太郎)は単身赴任をしている。
母の由紀子(財前直見)、息子で広告代理店勤務のアキオ(坂口健太郎)、妹の美樹(山本舞香)で平和に暮らしている。
父が役員昇進しそうだと母は密かに喜ぶが、それも束の間、なぜか父は会社を辞めて家に戻ってきてしまう。
アキオは子供の頃、父と少しだけ遊んだことのある、オンラインゲームの「ファイナルファンタジーⅩⅣ 」をプレゼント。
居間のテレビでゲームを始める父。そんな父を、アキオは自室のモニターから自分とは名乗らずフレンドのプレイヤーとして一緒に冒険を続ける。
アキオと父は、顔を合わせて言葉を交わすこと、特に本音を語り合うことはないのですが、ゲームのアバターとしてなら気軽に言葉を交わすことができる。
一緒に冒険の旅に出る「光のお父さん計画」は進めらていくのだった。
ゲームで交流する父と息子(好きなところ)
アキオとお父さんは、仲が悪いわけではないんですよね。
ただ面と向かって話がしづらいだけ。
代理店勤務のアキオは、顧客を失うかもしれない難しいプレゼンを抱えていますが、その悩みをアバターのお父さんに打ち明けると、お父さんはメーカー勤務の経験を話してくれる。
父の何気ないアドバイスがアキオの仕事に活かされます。
父もアキオのアドバイスでゲームのクリアができる。また娘の彼氏がお笑い芸人志望で悩んでる父には、アバターのアキオが一度あっただけではわからないとアドバイス。
こういう関係もいいんじゃないかと素直に思えました。
坂口健太郎は、自宅住みの独身青年役を上手に演じていました。さらっとしていなが本当は愛情深い青年役が似合っていました。
ゲーム場面が楽しそう(好きなところ)
ファイナルファンタジーのステージ場面がリアルで美しい。
遊んだ人はきっと既視感のある場面が登場するのでしょうけれど、未経験の人には新鮮。(ちなみに私は未経験)
アキオの会社の同僚、里美(佐久間由依)は、ファイナルファンタジーⅩⅣで遊んでいることがきっかけで親しくなり、帰宅後も頻繁にログインしてデートを楽しんでいる。
オンラインゲームに興味があるけれど遊んだ経験がない人には、かなり背中を押される話でした。
家族の雰囲気がいい(好きなところ)
ゲームの場面が頻出するので、ゲームをする環境として、岩本家の家庭内の場面が必然、多くなります。
お父さんは無口だけど、頭の硬い親父だったりモラハラ親父みたいな人ではないので、財前直見演じるお母さんから、ゲームのやり過ぎを叱られ、ログイン時間を決められてしまったりします。
財前直見のお母さんがよかった。安定感があって優しい存在感が好きでした。
お父さんが仕事をやめたわけ(ネタバレあり)
お父さんは会社を辞めて家に戻ってきます。
家族は父のことを詮索する人たちではなく、父の退職はごく自然に受け入れられる。そしてお父さんはファイナルファンタジーにハマっていきます。
で、フレンドになったお父さんとアキオたちは、一緒に「ツインタニア」という強いモンスターとの戦いに挑むことになるのですが、その当日、お父さんが倒れてしまう。
実はお父さんは病気が見つかっていて、それで会社を辞めていました。
入院手術が必要でしたが、どうしても挑戦したいお父さんは病院を抜け出して、ネットカフェから参戦。
お父さんを探していたアキオも、ログインして一緒に戦います。
ツインタニアをクリアしたお父さんは入院するため当分ログインできないことを仲間たちに打ち明け、アキオも息子であることを伝えます。
アキオは海外に赴任。父は手術が成功して自宅からログイン。同僚の里美ともゲームでデートを重ねているのだった。
▼坂口健太郎はこちらにもあります!
それではまた。 のじれいか でした。