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【映画】『青くて痛くて脆い』繊細男子の吉沢亮が切ない【ネタバレあり・感想】

大学一年の授業で知り合う二人。

人と距離を保ちたい、必要以上に近づかず無難に過ごしたいと考える男子。世界を変えたい、みんなが今より幸せになれたらと言いながら、友達つくりに熱心な空気の読めない女子。

二人が大学で立ち上げたサークルは、最初は楽しかったものの、やがて違うものに変化する。

大学生を演じるのは吉沢亮、杉咲花。

青春の覚束なさとエゴ。自分の心を見つめることは時に難しく、下手すれば深傷を負うことになる。でも傷つくことでしか得られる成長もある。そんなことが描かれるストーリーです。

見ていてつらい場面もありますが、主人公の心の葛藤と成長が描かれる映画でした。

映画『青くて痛くて脆い』の見どころとオススメポイントを、ネタバレありでご紹介します。 

 

 

 

青くて痛くて脆い

 

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作品情報

 

◆青くて痛くて脆い◆ 2020年 119分

監督:狩山俊輔
原作:住野よる

キャスト
田端楓(吉沢亮)・秋好寿乃(杉咲花)・前川薫介(岡山天音)・本田朝美(松本穂香)・天野巧(清水尋也)・西山瑞希(森七菜)・川原理沙(茅島みずき)・大橋(光石研)、脇坂(柄本佑)

 

予告

 

www.youtube.com

 

理想家女子&目立ちたくない男子が出会って

 

他人と深く関わらず、他人を否定しないというモットーで生きる田端楓(吉沢亮)は、大学の授業で「暴力は何も解決しません!みんなが望めば戦争は終わると思います!」と真顔で教師に質問する秋好寿乃(杉咲花)を遠巻きに眺めている。

楓は寿乃に興味を抱いたが、自分から近づくつもりはない。

しかし寿乃からぐいぐい距離を縮められ、突き放すのも本意ではない楓は、寿乃の距離感や言動の本気さに戸惑いながら、友人付き合いが始まる。

寿乃はサークルを選んでいたが、キャラ的に馴染める場所がない。というか、どこでも歓迎されず孤独だった。

楓は「自分でつくれば?」とうっかり口にしてしまい、寿乃と楓は「なりたい自分になり、世界を変える」ことを目的にしたサークル<モアイ>を立ち上げることになった。

 

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3年後。

<モアイ>は、就職支援サークルに成り下がっていた。

……楓は、今はいない、かつての秋好寿乃のため、現在のモアイの連中をやっつけようと考える。

同じ大学の同級生、意識高い系が大嫌いで、現在のモアイに批判的な、前川薫介(岡山天音)を仲間に引き込んだ楓は、モアイを潰そうと行動にうつすのだった。

そんな風に楓は、同じ考えの前川と一緒に、モアイの幽霊部員の朝美(松本穂香)を利用して、モアイに潜入することを企てます。

 

なりたい自分になること、世界を変えること

 

大学の4年間を目立たずにやり過ごすつもりの楓は、目的と主張がはっきりしすぎて、あまりにも理想論を並べ立てる寿乃を最初はヤバい奴と感じて敬遠していました。

でも寿乃から近寄られてしまい、断りきれずサークルを一緒に運営する仲間になっていく。

「私に何かあったら、モアイをよろしくね」寿乃は楓にそう頼む。それほど二人は心を許し合っていた……。でも。


物語はすべて楓の視線で描かれます。

 

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なので<モアイ>が短期間で成長して、就職支援を目的としたミーハーサークルに成り下がった理由。その経緯を楓の回想を入れながら、時系列を前後させて語られます。

世界を変えたい、戦争をなくしたい、なりたい自分になりたい、と主張する寿乃。

寿乃の主張に感じた違和感は「世界を変える」ことと「なりたい自分になる」その二つの主張が存在するところ。「自分」と「世界」には距離がありすぎて、一緒にするのは困難なはず。

「自分」と同じ気持ちに全員がなれたら諍いはなくなると、寿乃は本気で考えていますが、それは自分の見える範囲の世界だけしか見ていないことを意味して、自分の中の理想論を訴えているだけ。変えたい世界は結局は個人の世界でしかない。

逆に、楓の生き方には多くの人が共感できると思います。けれど楓の生き方も無理をしていると言えるので、息苦しさを伴う。だから楓は寿乃と行動を共にすることで、風通しのよさを感じられたのかもしれません。
 

どういう自分になりたいの?(ネタバレあり)


最初は楓と寿乃の二人でモアイを運営していましたが、寿乃の活動に目をつけた大学院生の脇坂(柄本佑)が介入してきます。

 

世界を本気で変えるつもりなら、今のままでは駄目だと、脇坂はモアイに部員を増員させて、寿乃と付き合いだしてしまう。二人が、恋人になったことを知った楓はショック。

楓は自分が邪魔になったとサークルを去り、寿乃との交流も絶ってしまう。楓にとってモアイの脱退は寿乃の死を意味していました


3年後の楓は、モアイの外にいる前川とモアイにダメージを与えようと画策します。具体的には、スキャンダルを炙り出し、SNSで拡散、解散に追い込むことが狙い。

やがてモアイの部員が、学生の個人情報を企業に流していたことがわかり、楓はSNSで拡散してモアイは追い詰められていきます。

 

変化を嫌う気持ちと恋愛感情

 

楓がモアイにいた当時、脇坂が加わったことでモアイは大きく変わりました。この先もっと変化することが予想できるほどに。

寿乃は、楓に、違和感があるなら言ってほしいと腹を割って話したい姿勢を見せますが、楓は言葉を濁してしまった。

人に自分の気持ちを伝えてこなかった楓は、寿乃の変化に気付きながら、自分から不満や感情を訴えることができない。

伝えられない感情を抱えたままの楓は、言葉をどす黒く成長させてしまい、モアイを潰すという憂さ晴らしのような復習に至ります。

楓はモアイを大きく成長させたくなかった。世界平和なんてどうでもいい、自分と寿乃の二人で世界でいられたらそれで。だから脇坂なんか入れなくない……それが本根。でもそう伝えたところで、楓の望むカタチでモアイを運営し続けることは不可能だったでしょう。

楓は、寿乃への恋愛感情を押し殺す代わりに、モアイが掲げ、楓が求めた理想を、寿乃によって歪められたと、悪の存在として寿乃を恨むように。

可愛さ余って憎さ百倍。少し違いますが、近い感じの心情です。

 

好きなところ・青い痛さが繊細に描かれる

 

恋愛感情を歪めてしまう気持ちは理解できる、誰でも持っている感情。

何年ぶりかに言葉を交わした楓と寿乃。楓はそこでようやく自分がモアイを去るときに寿乃が留意せず、恋愛を取ったことを訴えます。楓の言葉はかなりイタくて、寿乃はドン引きです。

さらに楓は、自分は寿乃にとって替えの効く存在で、誰でもいい奴、間に合わせだったのだと怒りをぶつける。


その後、話を聞いた脇坂が楓にかける言葉が響きました。

「人は、そのときそのときで、誰かを間に合わせに使って生きている」

人生の出会いなんてほとんどが偶然。そして出会いがあれば別れがある。寿乃にとって楓はすれ違っても仕方ない相手だった。でも楓にとっての寿乃はそうじゃなかった、実はそれだけのこと。

人はすれ違うのを喰い止めようと、恋愛関係になったり、夫婦になったり、何かしらの印をつけようとする。

脇坂は続けます。

友人や恋人だって間に合わせかもしれない。間に合わせだとしても、その時、誰かに必要とされたのなら、よかったと思いたいと。その場面が一番好きでしたね。

人生はひとりで生きるもの。だからすれ違っていくとわかりながら、誰かを求めるもの。人と人の繋がりの危うさはどのような関係でも生じること。それが生きることなのだと言われている気がしました。

感情を出しまくる吉沢亮が魅力的!

 

吉沢亮はあのルックスだからか、感情的な役柄より、冷静で寡黙な役柄が多めです。

この作品で吉沢亮が演じた田端楓は、傷つくことを恐れて人と関わらない大学生。そんな彼が自分の心に気付き、感情丸出しで葛藤した後、自分の心を認めて開放させようとする、恥ずかしくもかわいい男です。


楓の4年間の葛藤はすごい。傷つくことを恐れて恋愛感情から逃げてきた鈍感を装った繊細男子が、泣きながら自分の感情に目覚めるところは見どころです。

杉咲花も楓との3年後の再会では別人のように大人びた女性への変貌が求められる、難しい役柄を演じています。

楓の友人役、前川薫介役を演じる岡山天音は、モアイに悪意を感じる捻くれた性格と、一方で素直で単純な男子学生の二面を上手に演じていました。

 

さいごに

 

映画『青くて痛くて脆い』をご紹介しました。

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▼吉沢亮のおすすめ映画はこちらにもあります

 

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それではまた。
のじれいか でした。