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【映画】『あの頃、君を追いかけた』山田裕貴による青春プレイバックに萌える【ネタバレ・感想】

地方都市に暮らす高校生たちの何気ない日々が、懐かしく切ない『あの頃、君を追いかけた』は、二度と戻らない青春の日々を思い起こさせてくれる。

青春時代を思い出したくなったとき、おすすめしたい映画ですキレイ過ぎるラブラブ女子映画とは少し違って、リアルな高校生男子の姿が眩しい。 

主人公の男子高校生役を演じた山田裕貴が大変よき、ヒロイン役の女子高生は齋藤飛鳥が演じています。

ストーリーと人物紹介、映画の好きだったところ、残念に感じたところをご紹介します。
  

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あの頃、君を追いかけた(2018)

 

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※本記事の情報は2021年6月時点のものです。 最新の配信状況はサイトにてご確認ください。 

作品情報

 

114分

監督:長谷川康夫

キャスト:山田裕貴、齋藤飛鳥、松本穂香、佐久本宝、國島直希、中田圭祐

予告

 

www.youtube.com

 

主な登場人物

 

物語の中心は浩介の心理と成長で、仲間の登場はそれほど多くはないのですが、高校生のぐだぐだした感じや、青春の雰囲気がよく出ていました。

 

浩介と仲間・7人のまとめ

●水島浩介(山田裕貴):おっとりして呑気な性格。三代続いた豆腐屋の息子だが、店は底辺間近?優等生の早瀬の前の席い座ったことで成績がアップする。天然パーマで格中国武術に興じる。二面性も?

●早瀬真愛(齋藤飛鳥):町医者の娘で成績優秀、憧れている男子は多いが真面目な性格で男子を寄せ付けない。浩介の後ろの席に座ったことで勉強を教えだす。東京の医大に進学する。

●小松原詩子(松本穂香):猫と絵が好き。浩介とは幼馴染、実は昔から浩介が好きだった。東京の美大に進学して真愛とルームメイトになる。

●大野陽平(佐久本宝):ラーメン屋の息子、台湾人と日本人のハーフ。成績優秀で東大に合格して東京へ進学。真愛が好き。

●町田健人(國島直希):何をやってもこなせる、運動の天才。バスケット名門大学に合格する。真愛が好き。

●秋山寿音(田中圭祐):温泉旅館の次男坊。実家を継ぐため、名古屋の大学でホテルの勉強をする。真愛が好き。

●杉村一樹(遊佐亮介):社交の達人、コミュ力の高い男子だが、どうやら男性が好き? 嘘を吐くと鼻血がでる。IT企業を立ち上げて成功する。        

  

驚きの裸族などキャラ立ち・好きなところ

 

2000年、舞台は温泉宿もあったりする、のどかな地方都市。その街の高校に通う仲間たちの物語です。

成長して大人になった水島浩介(山田裕貴)礼服姿で、過去を振り返るかたちで物語は動き始めます。


礼服姿、かっこいいなと思う反面、何かが始まることを予感させるのですが、それは何かも期待感が膨らむ構成です。

浩介の回想として、時間は遡り、高校生時代へと…。

浩介たちの通う学校は厳しく、「天然パーマ」の証明書を出さずにいたため、浩介は後ろ向きに座らせれていたのですが、ある教師が学年いちの優等生・早瀬真愛(齋藤飛鳥)の前の席に座るように言い、ついでに勉強も見てあげなさいと真愛に言ったことで、二人は接近します。

浩介は脱力系男子で几帳面さには欠けますが、面白くて素直、周囲を明るくする力を持つ人です。

浩介の仲間は仲がよくて素朴。それが女子で優等生の真愛には幼稚に見えてしまう。男子の多くは真愛に恋心を抱いていますが、男子の幼稚さもあって簡単に恋に発展しないのが逆に好感が持てます

純粋に青春を楽しむ姿が眩しい。一度しかない青春はこれでいいんじゃないかって気がしました。

男の成長と女の成長の違い・好きなところ

 

浩介は真愛から勉強を教わりながら成績を上げていきます。数学が大嫌いだった浩介でしたが「努力をしない人がいやだし、努力をせずに努力する人をばかにする人が嫌」と言われてしまい、コツコツ勉強をするように。

学校でも二人で勉強しますが、浩介はこんなことをしたって仕方ないと思っている。真愛は何が役に立つかわからないからいいのだと話す。もっともな話です。

二人は試験結果がどちらが上かを賭けたりしながら勉強を続けていく。

学校では早朝に現金が盗まれる事件が発生し、生徒が疑われたりと嫌なこともありますが、浩介たち仲間は絆を深め、そして彼らは高校を卒業、それぞれの道へと旅立っていきます。

浩介は地元の公立大、真愛は東京の医大へと進学、離れ離れになります。

東京へ発つ真愛に浩介は「You are the Apple of My life 」(かけがえのないもの)と書いたTシャツを贈る。愛の告白ですね。いいね、とてもかわいい。

でも浩介は将来の目標がまだ持てず、大学で何に打ち込んでいいかわからなかった。それで格闘を始めることになるのですが、真愛からすれば浩介が何を持って格闘をしているのかわかず、彼女は暴力と捉えてしまう。加えて真愛は、自分が浩介に思われるに値する人間ではないかも、そこまでの人間ではないのではと不安だった。そんな思いが重なって、二人は口論の末、すれ違ってしまいます。

こういう別れ方って実際にあるので、わかりみが深い。

 

高校が厳しすぎる・残念に感じたところ

 

この作品は台湾映画のリメイクなので、原作へのリスペクトからなのでしょうか、ヴィジュアルや設定に台湾映画らしさが多分に感じられます。それはいいのですが、展開に疑問なところも。

気になったのは、浩介が通う高校が大変厳しいのはまだしも、教師が嫌な奴過ぎてストーリーに必要なのかが微妙な場面がありました。学校で金庫の現金が盗まれる事件が起こり、ほかに出入りした形跡がないからと、生徒を疑うのは信じ難い。またその後のオチがまるでないので、仲間の絆が強まっただけでは納得しかねる展開に思えました。

タイミングを逃せば掴めなくなるのが恋・ネタバレあり

 

浩介と真愛が別れたことを一番に知った東大の陽平アプローチして、真愛と付き合い始めますがすぐに別れてしまい、その後月日は流れます。

2年以上連絡を取らずにいた浩平でしたが、ある日、大きな地震が起こる。大学の寮にいた浩介が咄嗟に連絡をしたのが真愛でした。二人は久しぶりに言葉を交わす。

「彼氏はできたか?」と尋ねられ「浩介ほど好きになってくれる人はいないかも」と答える真愛。「胸を打たれるね」その浩介の答え方がよかった。


でもその時点で真愛には恋人らしき男性がいて、浩介も今の自分には自信がないと感じているらしく復縁を持ちかけることはない。パラレルワールドの話をして別の世界では恋人でいたいと話します。

悲しいなあ。でも仕方ないのだと思う。

人生は一度逃してしまったら、あとはすれ違うだけの関係もある。だからといって手放さないでいるのが正解とも限らない。何もかも手にすることはできず、潔い選択もきっと必要だし、自分のものにできなくても相手の幸せを願う愛もあっていい。

浩介は彼女を送り出すことになるのですが、それによって活路を見出していくことになります。本気の恋愛を経験することは結果がどうであっても得ることがある。

そんなラストでした。

▼こちらはちょっと屈折した青春ストーリー 

noji-rei.hatenablog.com

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それではまた。
のじれいか でした。