U-NEXT presents ドラマ『あと3回きみに会える』山本美月の夫は?【ネタバレ・感想】
ドラマ『あと3回きみに会える』は、相手と会える残りの回数が、その人の背中に浮かび上がってしまうというお話し。
出会いの切なさ『大切な人と過ごす時間の大切さ』について考えさせられるドラマでした。
脚本は『凪のお宿』『おカネの切れ目が恋のはじまり』『忘却のサチコ』などの大島里美。
ストーリーについて、また疑問点などについてネタバレありで書きます。
作品情報
演出:萩原健太郎
脚本:大島美里
キャスト
・玉木楓(山本美月)TV製作会社勤務。映像ディレクター。
・道林征史郎(眞栄田郷敦)最後に会える回数がわかってしまう、特殊な体質を持って生まれた。
・澤村洸二(工藤阿須加)人気キッチンカー・シェフ。我流で料理を覚えた不機嫌シェフとネットで人気だが、実は緊張で人見知り。
・河合花(古川琴音)楓の職場の後輩
ストーリー(ネタバレ含む)
映像制作会社のディレクター、玉木楓(山本美月)は、自分の撮りたい映像があったはずなのに、日々の仕事に忙殺されてこれでいいのかと思い悩んでいる。30歳近くになり結婚を意識して婚活するも、率直な性格が災いして彼氏ができない。
ケーブルテレビの取材で、有名キッチンカーシェフの澤村洸二(工藤阿須加)を訪ねた楓は、そこで短期バイトの道林征史郎(眞栄田郷敦)と出会う。
フリーターの征史郎はいろいろな場所を転々としているが、その理由は相手と会える残りの回数が相手の背中に浮かぶのが見えるから。
ふとしたとき楓は征史郎の手に触れ、征史郎と同じように、接する相手と会えるのが残り3回になると背中に数字が見えるように。楓の力は一時的なものだからやがて消えると言いますが、それでも楓は驚いてしまう。
そのうち楓は、職場の後輩の河合花(古川琴音)との別れ、離れて暮らす父(光石研)や祖母(吉行和子)と過ごす時間の大切さについて考えるように。
また征史郎と話すうち、征史郎の気持ちを理解できるようになり、征史郎への淡い恋心へと繋がっていく。
でも実は、征史郎の見え方は楓の見え方よりずっとハード。
出会う人すべてとあと何回会えるか、数字が見えている。
征史郎は楓とあと何回会えるかわかっているので、恋愛に発展させることはしない。
なんとも切ない話です。
会えそうで会わない現実をデフォルメしたストーリー
征史郎と楓の会話がこのドラマの見どころ。
簡単に会えるとわかっていても、現実にはなかなか会わないもの。
連絡を取ろうと思えば簡単だから、別れてもすぐ会えそうなものだけど、ほとんどの場合、別れればそれきり。そんなことを話します。
征史郎の感情は、運命に従順すぎ。
会おうと思って実際は会わないのとは少し話が違う。
会える回数がわかっていたとして、それを振り切れないの?と考えてしまいました。
少なくとも自分だったら、取り敢えず運命には逆らうでしょうね。
ラストの相手は誰? 楓の夫は誰?
楓は祖母から経営するお弁当屋を継いでほしいと言われていたけれど、まだその気になれない。しかし祖母が倒れた報せを受けて、征史郎と一緒に実家に戻る。
そこで地元の祭りの手伝いをするのが、結果的に二人で過ごす最後の時間となり、征史郎は後から駆けつけた洸二を残して去ってしまう。
本当は征史郎と楓はあと一回会える。最後の一回を残して別れることで、どこかでもう一度会える可能性を残していることになる。
そして5年後、楓と征史郎は、最後にもう一度会うことができますが、ここが最高に切ない!
5年後、後部座席に子供と夫を乗せた楓。『世界に革命を起こした料理人』というショートフイルムの監督を手がけたようですが、監督名は玉木楓と変わっていません。
楓が誰と結婚しているのか?可能性としてあるのはキッチンカーシェフの澤村洸二。洸二は無口で無愛想でしたが、実は極度の人見知りなのだと、楓を食事に誘った夜に打ち明けています。なので楓は征史郎に淡い気持ちを抱きながら、縁があったのは澤村洸二なのかもと想像はさせてくれる。もちろん5年経っているので、別の出会いがあったこと可能性も大ですが。
しかし、眞栄田郷敦はいいですねえ。悲しみを背負っているのに暗くなり過ぎずチャーミングな魅力がある。そこが一層、切なくさせられます。
この『あと3回、君に会える』はヒロインの視線でストーリーが進みますが、征史郎側として撮られた『君と会えた10+3』も配信されています。
コック帽を被った眞栄田郷敦が見れるのがいいっす!こちらもオススメ。
山本美月の夫は?
とタイトルに書きましたが、山本美月の夫はみなさんご存知の瀬戸康史。
それではまた。
のじれいか でした。